本日の徹子の部屋ゲストは三遊亭金馬さん

2002年1月15日

黒柳「四代目三遊亭金馬さんです」

金馬≪そう改まって言われるとね≫

「あのお笑い三人組をやってっらした初めのころは独身だったでしょ」

≪嫁さんもらってましたよ≫

「そうなんですか」

≪昭和29年に結婚してますから≫

「お声が特徴あったんですけどあのまんまですね」

≪そうですね≫

「腹話術やってらしたって本当?」

≪本当。裏声使って無理な発声してたんでポリープできちゃってでもほったらかしといたら生態が熱くなっちゃったのかねえ。でその何年かあとにポリープ取ったんですけど取ったら家の家内も子供もどんないい声が出るかって楽しみにしていたら全然変わんないんで”何だちっとも変わんない”って言われて≫

「前とおんなじだって」

≪変わってないって≫

「落語家の方が腹話術をすると色んな声が出るんでお上手だったんですって」

≪ええそうですね。人形でもってはっつさんととしさんとってやってるだけだからおんなじなんですよ≫

「すごいですよいまでも寄席に10日から20日出てらっしゃる」

≪寄席の公演って言うのは10日交代なんですよ。≫

「お子さんの1人が真打になって落語家で」

≪金時と申します≫

「そう金時さん。可愛いお名前で」

≪前座の時の名前なんですけど真打になる時にこのままでいいと金時って言う名が気に入ってるからと≫

「金時さんは次男なんですがご長男は航空会社にお勤めとか」

≪そうです。長男のほうは近所の人にお父さんの跡をついで落語家になるのって聞かれると”いやならない”っていうんですけど次男のほうは”なってもいいよ”っていうんです≫

「それでお嬢様は2人いらして2人とも主婦」

≪そうです。≫

「でも奥さんが4人の子供を良く育ててくださったんですね」

≪あれは大変今考えるとね。今考えてうれしいのは”お父さんが働いてくれてるから今みんなご飯を食べられるんだよ”っていつでも言って僕を立ててくれてたんですよ≫

「尊敬してくれてたんでしょ」

≪そうですね小さいころはね。今はしょうがねえ親父だなって≫

「今お見受けしてると血色もいいしでも3年前に」

≪心筋梗塞を。で10年前に胆のうに石がたまっちゃって肺血しょうに≫

「気がつかなかったんですか」

≪前にすごい痛みがあって胆石だから切りなさいって言われてたんですけど痛みが止まるとさあ。でお薬をもらってうまくすると溶けるからって言われてたんですけど溶けなかったんですね。その後女房が首を持って”あなたまだ死ぬんじゃないよ。まだ借金が残ってるんだから”って≫

「ははははは。家建てたから」

≪女房に脅かされたからかその気になったのか先生も頑張ってくれてよく助かったって言われました。女房がいないと何もできないんですよ≫

「そうなんですって」

タイトルとURLをコピーしました