2002年3月8日
黒柳「新しくお作りになったデュエットを歌いになってるんですけどどの服を着ていくって打ち合わせなかったんですって」
奥村≪そうなんですよ歌のイメージにあわせて。で2人とも約束したのが着たい洋服着て歌おうねって≫
「デュエットをお出しになったんですけど純粋にトーク2人でおでになったのは初めてなんですよね」
欧陽『はい初めてです』
※:ゲストお2人のスタイルがすごくきれいなので
「お2人とも体のことをものすごく気にしてらっしゃる。そこは共通してるんでしょ」
≪健康が第一。私は健康じゃないと心身ともにハッピーになれないからこういう風になってきたっていう感じかな≫
『わたしはこう生まれてこう体質?』
「お母さんに似てるの?」
『お父さんに似てるかな。お父さんはやせてて骨が小さい感じで』
「あんまり大食いとかしないようには気をつけてらっしゃる」
※:ちょく(×4)=ちょくちょくちょくちょく
≪私食が細いからちょく(×4)食べてるんです≫
『私は山ほど食べる(爆笑)』
≪言うほど食べてないですよ。去年の夏にレコーディングしたんですけどねえ「ちょっとお腹すいた」って言うんですよ≫
『レコーディングは力いるから』
≪レコーディングの合間に私は食べられないんですよ。歌ってる間に出ちゃいそうで。でも「ちょっとお腹すいた」って言ってバッグからこんな大きなバナナ出して食べてお水をグブグブって飲んで「はい、もうOKよ」って≫
『食べないとお腹すいてるから力でないよ』
黒柳「普通お腹に息を吸いますから空にしておいた方がいいっていうのはありますよね。お2人ともデビューの時にキャラクターじゃないものを歌ってた。あなた(奥村チヨさん)は”恋の奴隷”で自分のキャラクターとは違った」
奥村≪こんなの歌えないってベソかいて大変だったんですよね。今みたいにトークの場が無いから説明できなかったんですよね≫
「小悪魔とかねえ」
≪そう絶えず男性週刊誌に水着水着でねえすごく嫌だったんですよセクシーのセもないんです≫
「欧陽菲菲さんもそうだったんですよね」
欧陽『台湾にいたときは猿って呼ばれたんですけど日本にきたらセクシーになっちゃった(爆笑)日本に来て”雨の御堂筋”でセクシーになっちゃった(爆笑)』
「2人ともセクシーだけど若いときにそうなんだそうなんだって言われちゃうと嫌だったんだ」
≪なんでこんなにさばさばした性格なのにセクシーと言われるのかと≫
『今はセクシーと言われるとサンキューって感じ』
「でもしばらくしゃべってると欧陽菲菲さんのしゃべりになるんですって」
≪しゃべってると彼女から言われるんですよ”チヨちゃんちょっとおかしいよ”って≫
「ご主人同士が仲良いんですって?」
≪はい≫
「今度歌う曲も浜圭介さんと言って奥村チヨさんの旦那さんがおつくりになって」
≪主人が私と菲菲はすごく似てるし声質が似てるから女性同士のデュエット曲ってないからやりなさいと言われてて≫
「欧陽菲菲さんははじめて見た日本のテレビが奥村チヨさんなんだって?」
『あのそうじゃなくて同じ事務所の社長ね』
≪同じ事務所の社長なんです≫
『うちのタレントさんはこういう人ですってはじめてもらったアルバムがチヨちゃんだったんです』
「このお2人がテレビで言いたいことは日本の芸能界はすぐに歳のことをいう」
≪そう。≫
『この間グラミー賞みてねU2もみんな年齢なんか出してないんですよ』
「調べるの大変なそうですよ」
『エンターテイメントに対して歳を書く必要はない』
「このCDを出すときも二人合わせて何歳ってでたんですって?」
≪二人の歳を足していくつだっていうの。足さなくても良いじゃない≫
欧陽『台湾とか香港とか東南アジアは歳は関係ない。A型とかB型とか血液型を書いてあとは何月何日生まれたか書くだけ。毎年みんな25歳』
奥村≪黒柳さん今日から20にしましょうよ≫
黒柳「何歳でこんなことできるわけじゃないんですから。”夕鶴(舞台で)”をやってらしたヤマモトヤスエさんのところに清川虹子さんがね感動して最後下駄はいて片足でピーンと鶴の格好するところがあるんです。で楽屋言って「お年はいくつですか」って聞いたら歳のことを言ってはいけませんって言われて何歳の人が片足で立って片足でやったら見ている人があの歳で出来るんだって思うんじゃないんですからって。しばらくして亡くなられたんですけど90いくつで亡くなったんですよだからその舞台のときは80いくつで80いくつとは思わないからいずれにしてもすごいんだけど歳だからすごいんじゃないと言うことをヤマモトさんは言いたかったと思うのね」
※:片足でピーンと立つことがすごいんでその年齢で出来るのがすごいんじゃないとヤマモトさんは言いたかった
『外国行くと男に対しても女に対しても絶対年齢は聞かないね』
「3サイズはいくつって聞くって?」
『最初着たとき聞くから歌手なのに。洋服作ってくれるのかなって思った』
「菲菲さんは買い物にも行くんだけどチヨちゃんは出不精?伊勢丹かにいったらチヨちゃんは一回しかいったことないんだって」
≪いや私若い子が行く渋谷109とかいろいろ行きますよ。一杯歩きますよ初めてこの間代官山にショッピングに行きました≫
『私は一人でちょくちょ買い物に行きますよく』
「あなたはその格好で行くとああ欧陽菲菲だとか言われません」
『大丈夫ですよ。サングラスかけて。全然平気』
「デパ地下とかに行くの」
『デパ地下?』
「デパートの地下食料品売り場」
『行かない。ああでも言ったとき電球の球1個買うつもりがワゴンにこれもあれもって電球の球1個買うつもりがこんなに買ってしまった』
≪それはいえる≫
「でもねこんなに長く日本にいるのにもっと発音がうまくなったらどうだっていうのに欧陽菲菲さんは許せる(欧陽菲菲さん大爆笑)」
≪そう≫
『昔に比べると今上手でしょ』
≪どこが≫
黒柳「私ねすばらしいパーソナリティだと思うのね。すばらしいキャラクターだから」
奥村≪そうですよね≫
欧陽『すみませんでした。申し訳ございません(欧陽菲菲さん大爆笑)』
≪レコーディングの時もそうですけど”都会はきまぐれ♪”のきまぐれってひとつの単語ですよね。でも”都会はきま ぐれ♪”っていくのね。”きま ぐれ”はないよね≫※:「きま」と「ぐれ」を分けて歌う
『意味がわからないの』
≪そこがいいところですよね≫
「意味がわかってないようで実は分かっている(欧陽菲菲さん大爆笑)。そういいたかったんでしょ。菲菲さんは皆さんに分かって分かってもらうようにもっと丁寧に静かに話をしようと思ってるんですよね」
※:かしこまって
『はいそうです(欧陽菲菲さん大爆笑)』
「今まで人に何か言われると”理由ちょうだい理由ちょうだい”ってすごいんですよね」
『要するに「見る見る聞く聞く」で日本に来たのよ。後「何時、いくら、これ」は覚えたのよ。いまでも正式なところで勉強してないから癖になっちゃった』
「だから人に理由を聞くときに「どういうわけ」って聞けばいいのに「理由ちょうだい理由ちょうだい」って」
『だから朝早いでしょなんでこんなに朝早く行かなきゃ行かないときに「理由ちょうだい」って』
「これからはもっと丁寧にしようと」
『はいこれからはもっと言葉を大切にして』
≪じゃあこれから電話するとき「もしもし菲菲さんですか」ってかけるわよ≫
『それは無理だよ(笑)』
「でも音楽的にはすぐれてるんでうまくいくといいですね」