本日の徹子の部屋ゲストは美勇士(ミュージ)さん

2002年3月14日

黒柳「ようこそいらしてくれました。お名前からするとミュージシャンにならないといけないお名前ですよね。お父様はロック界のプリンス桑名正博さん、お母さんはロック界のプリンセスアン・ルイスさん。」

美勇士≪プリンス、プリンセスっていうほどわかないと思いますけどねえ≫

「アメリカンスクールにいってらしたんで英語もベラベラなんだけど大阪弁もベラベラ。もう20に」

≪今度の5月で21になるんですけど≫

「音楽の道に入ってよかったですか?」

≪名前もそうだし環境に押されて始めたっていうのもあるんだけど自分がやりたいという気持ちが一番だと思うんですけど楽しいていうかそれに目覚めたのが音楽やってる一番の理由だと思うんですけど≫

「見てるとどっかに桑名さんの顔があるしアン・ルイスさんもあるなって思うのね」

≪親子ですから≫

「みんな言うでしょ」

≪そうですね目元はお母さん似とか骨格はお父さん似とかいいますけど≫

「お父さんは桑名正博、お母さんはアン・ルイスってしょっちゅうしょっちゅう言われることについては?」

≪まあ否定する人はいるかもしれないけど親は親なんだし先輩なんだしいまさら否定してもしょうがないしそれはそれでいいと思うんですけど≫

「桑名さんはベストテンに出てらした頃は標準語をしゃべってらっしゃったんですけどその後お会いしたらすごい関西弁でびっくりしたんですけど本来そうなんですって」

≪そうですね元々は関西で逆に関東の言葉をしゃべってたみたいで≫

「あなたのお母さんがアン・ルイスさんがあなたが4歳のときにこちら(徹子の部屋)にいらして話してらっしゃるVTRがあるんで

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黒柳「おむつはしてないにしてもいろいろ大変でしょ?」

アン・ルイス≪いや寝るときはパンパースしてますよ≫

「寝るときパンパースするの」

≪寝るとき言うんですよ「美勇士お兄ちゃんになったからパンパースしないの」って言うんですよ。でしいしい行く時になったら夜中にマミー起こすって言ってじゃあ1回トライしてみましょうってしたけどダメでしたね。あとミルク、ジュースを飲ませるときはまだ哺乳瓶で飲んでるんですよね。お兄ちゃんだっていうんだけど都合が悪くなるとおにいちゃんじゃないって≫

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≪アン・ルイス態度悪いですねえ~≫

「どうして、どうして。ロッカーでどんどんしゃべる人いるの?」

*:美勇士君がよくしゃべることについて

≪あまりいないと思います。お笑いロッカーですね≫

「それと同じ頃にお父様の桑名正博さんがあなたのことについて話してらっしゃるVTRもあるんです

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黒柳「なんかあなたがお風呂に入ったときに聞かしてあげるお話があるとか」

桑名≪ああ、なんかちっちゃい時って長くお風呂に入らないわけですよ。それでどうしようかなと思ってこんなちっちゃいゴムの人形があったんでそれで勝手に話しつくってねえこれはいい人悪い人なんて≫

「本気でやらないと子供はダメでしょう」

≪それが(記憶に)残ってるんですね。やっぱりその人形があるんですよ風呂場にそれで遊んでますよ。のぼせちゃって≫

「そ~う。しつけは厳しいんですってねえあなた」

≪自分が作ったり誰かが作ってくれたりするわけですよねご飯を嫌いなものって言うか気分が乗らないから食べなかったんですよそれで怒りましたね≫

「でもかわいかったんですって、1回」

≪言っても食べなかったんですね彼もいこじなところがあってどんなにいっても食べないからお尻をたたいて僕はお手洗いに入ってたんですね。そしたらコンコンとドアを叩いて全部食べたお皿を持ってきて「全部食べたよ」って≫

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≪うーん、なんて素晴らしいお話を≫

「なんてあなたは愛されて」

≪本当にね≫

「でもあなたも一頃なんで離婚したんだよって思ったことがあったんですって」

*:美勇士君の親である桑名正博さんとアン・ルイスさんは離婚されている

≪ありましたけどそれは大人の世界なんで深くは考えないで≫

「割と陽気な方なの」

≪そうですね≫

「お父様もお母様も陽気な方ね。名前もミュージっていうミュージシャンになるべくしてなった名前なんだけど自分でもなりたいと思いました?」

≪やはり自分で目覚めてからは気持ちがいいもんだなとそのお客さんとのコミュニケーションっていうかライブでがんと決まった時に感じたんでねこの職業を一生やっていこうと思いました≫

「お父様はあなたを小さいときから連れてらっしゃたんですって?」

≪そうですねアン・ルイスさんの方は連れて行ってくれないんですけど桑名さんの方は連れて行ってくれましたね≫

「姿を見てこうやるんだなとか思った?」

*:桑名さんの仕事姿を見て

≪そうですね思いましたね。厳しい世界だなと思いましたけど≫

「でもあなたは小さいときはお母様とすごしてアメリカンスクールにいらしてその後お父様と大阪で過ごして大阪弁で。英語も大阪弁も両方ベラベラ?」

≪そうですねどっちかというと2ヶ国語。関西弁と東京弁≫

「お父様はあなたに友達から飲みに行こうと誘われた時明日コンンサートだから飲みにいけないとかは言うなと」

≪僕らもみんなそうなんですけど次の日いくら朝が早いといっても俺は俺で最後までいるよというタイプなんで楽屋とかも最後の最後までいるタイプなんですよテレビ局で消灯されちゃったりして。どっちかというと寂しがりや何で≫

「お父様が偉いのは付き合いが大事だというけどコンサート行ったら声を出せって」

≪飲みに行っても帰ってから練習するなりしてビシッと決めろみたいな≫

「芝居のお仕事もやってらっしゃるんですけど人の後ろにいるともっと前に出ろと人の後ろにいるんじゃないと」

≪僕も性格上後ろにいる人がかぶってないかなとか見えてないんじゃないかなとか思うんですよ。気にしたりするんですけど逆に役者の世界は気にするなと「かぶってなんぼのもんや」と≫

「お父様がね」

≪どう自分が目立つかがこの世界で成功する秘訣だと≫

「生まれつきの性格だから気にしちゃうんでしょ」

≪そうですね≫

「でもお父様と歩いていると親子というより友達同士みたい?」

≪そうですね親友って感じで。≫

「お母様と歩いていると恋人同士みたいですって」

≪そうですね。見かけもそうなんですけど精神的にはお父さんは親友でお母さんは恋人って感じで。≫

「そうなんですって友達でお父さんと上手くいってないって聞くとそういう風に思っちゃえよって」

≪うっとしいとかいってる奴がいるとそう思えとそうすりゃそういうこともなくなるんじゃないかと≫

「でも君のお母さんはアン・ルイスだからとか言うでしょ」

≪そんなことないすっよ≫

黒柳「お2人と作ったCDが」

*:美勇士さんとアン・ルイスさん2人で作ったCD

美勇士≪5年前に97年に作ったんですけど≫

*:その曲が再生される

「うれしかったお母様とCD出せて?」

≪いっしょに歌うってことが無かったんですけどこうしてCDになってすごく感動しましたね。あのアン・ルイスさんとデュエットさしていただけるなんてって≫

「でもビックリしたのはあなたは歌の練習とかはしたこと無いんでしょ」

≪そうですね今までは無かったですね≫

「歌ったらああいう声が出たんですか?」

≪あの感性というか自分の感性にまかせて自分が歌ったときのままでやろうという≫

「あのアニメのテーマソングとか歌ってるでしょ」

≪最近一番新しいシングルで”X”という。アニメ自体は今月ぐらいで終わっちゃうんだけど。やっぱり声はアン・ルイスさんに似てるって言われますね。しぐさは親父って言われますけど≫

「今度ミュージカルに出ることになって何も勉強して無かったって自分で分かったって」

*:「HONK(ホンク)」というミュージカルに出演する

≪そうなんですよ。ダンスとかもありますし歌い方1つにしても全然違うんでレッスンとかもさしていただいて自分が最低でもやらなければいけないことがこんなにあったのかと≫

「今の声を聞いてると声というのは天性だと言われてますけどお父様はしゃがれ声ではないけど”セクシャル・バイオレンス”の方だからああいう声じゃない、アン・ルイスさんは小さい声で歌うとしゃがれ声だけど張るといい声じゃないだからいいあんばいの声帯もらったのかしらね」

≪そうですかね≫

「みなさんお思いでしょ20の青年て若くていいなって」

≪ハハハ(笑)関係ないじゃないですか声とは。若いからいいっていう風で≫

「いやあでも若々しいじゃないの。あんたにこにこしてるから楽しいことがあるのかなって思うじゃないの」

≪いやあ分からないですよ苦しいことばっかしで明るくしようと思ってるかもしれないですから(笑)≫

「でも本当に苦労したというのは本当かもしれないね」

≪明るく生きないと損じゃないですか(笑顔で)≫

黒柳「今あなたはミュージカルに出てらっしゃる」

*:ミュージカル「HONK」で鳳蘭さん、川崎真世さん、深沢敦さんと共演

美勇士≪僕も初舞台で鳳蘭さんと共演させていただいてるので恐縮なんですけど≫

「”醜いアヒルの子”なんだって」

≪そうですね醜いアヒルの子がメインのストーリーで≫

「あなたが醜いアヒルの子なの?」

≪そうです≫

「HONK(ホンク)って白鳥が鳴くときの声なんですって」

≪そうですね”ほーんく”って≫

「そうなのアヒルの子は違う声でなくんだけど白鳥の子だけが”ほーんく”と鳴くの」

≪そうですねそれがテーマということでアヒルの子は”クワック、クワック”と鳴く中で”ほーんく”と鳴く子供がいていじめられるという≫

「これは子供にも見て欲しいんですって」

≪そうですね醜いアヒルの子というんで子供が見に行くと思われがちなんですけど大人も楽しめるんで大人にも見て欲しいですね。言ってみれば大人が童心に戻ってみるミュージカルみたいな。万人向けのミュージカルです≫

「今20でこのミュージカルをやっている間に21歳に」

≪そうですねこのミュージカルは5月2日に終わるんですけど5月8日に21になるんで、20歳最後の思いで含め経験含めということでこのミュージカルをやり遂げたいと思いますね≫

「でもあなたも苦労したと思いますけどさっき明るくしようとしてると言ったのは冗談にしてもお父さんの桑名正博、お母さんのアン・ルイスという名前のプレッシャーというのはどうなんです」

≪それは多少ありますけどそれは今に始まったことではないんでもう宿命だと思ってるんでそれは乗り越えましたけどねえ≫

「でも将来あれは美勇士くんのお父さんとお母さんだよという風になればいいと思ってるんですって」

≪そうですね今はアン・ルイスの息子ていう風に言われるんですけど今にあれは美勇士くんのお母さんらしいよという風に活躍できるようになればと思いますけど≫

「でもお父様は自分のコンサートにお連れになったんで飛び入りで出演したり」

≪ありますね。これからもライブとかで活躍したいと思いますけど≫

「お父さんとお母さんによろしく」

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