本日の徹子の部屋ゲストは久本雅美さん

2002年6月13日

黒柳「良くぞいらしてくださいました。何と言ってもテレビのレギュラー5本。お忙しくていらっしゃる。NHKの今年のですよ好感度第一位ってビックリなさいませんでした?」

久本≪ビックリしましたよ自分が一番。でも周りの方が喜んでくださったというのがうれしいですね。≫

「女性の部で。ちなみに男性の部は誰でしたっけねえ?」

≪さんまさんです。両方とも出っ歯ということで。≫

「今うかがってたんですけどもこの方の場合は歯が出てるわけではなくて物がかじりやすそうなんですけども実はそうではない」

≪こういう①のではなくてこういう②出っ歯なんです≫

上の歯
下の歯

「下に下がってるのね」

≪だから下の歯が見えないていうね≫

「出てるように思うんだけども。かじりいいかっていうとかじりにくい」

≪ギャグではかじりますよって言いますけども≫

「でもあなたのお洋服は可愛らしいと思ったのは全部ハンカチでできてっるんですよ」

≪でた(笑)。そうなんですよちょっと立ち上がっていいですか?(※立ち上がる久本さん)≫

「よく見るとヘリがレースみたいになっていていいアイデアですね」

≪いいアイデアですよ。でもハンカチはハンカチなんだな≫

※久本さん座る

「それを私は目ざとく見つけていいアイデアだなって。でも好感度1位におなりになってでも昔はワーストの方に入っていた」

≪そうなんですよ。どっちかというと”女捨ててる”、”テレビに出るな”、”下品”って。女捨ててるっていうのは今でも若干いわれるんですけども捨てた覚えは無いです。そういうワーストの方が多かったですね。≫

「そういうことを言われてたのにやっぱり本当にいい性格が皆さんにお分かりになったのでしょう」

≪ありがとうございます≫

「今年のNHKの調べで好感度第一位。これは本当にすごいなって思っております。これもあなたの努力の結果だと思ってるんですけどもね。あの結婚なさってないんですよね?(会場笑)」

≪あのオープニングから私の心はグサグサなんですけども。結婚しておりません≫

「いえいえ失礼いたしました。」

≪黒柳さんも結婚されてませんよね?≫

「してないんですよ」

≪ここちょっと聞きたいんですけどもどうなんですかね?やるやらないは個人の≫

「私はチャンスが無かっただけなんですけどもね」

≪じゃあ私も続いております≫

「中尾ミエさんとか色々多いのよ」

≪(笑)。1人のほうが楽ですか?やっぱり≫

「こういう仕事をしている分には楽ですけどね。家族が無い方がどこへでもいけますからね」

≪ですものね≫

「でもどっちともいえませんよ。それは1人ではお寂しいでしょとはよく言われますよ。でも寂しくは無いですよね。2人でいて寂しい方がよほど寂しいだろうなと私は思いますよ。」

≪だったら1人のほうがいい。どっちにしろ寂しいんだ(会場笑)≫

「でもそれはチャンスが無かったというか。結婚しようと何度も思ってたんですよ。」

≪やっぱり思われた時もありました≫

「ずっと今でも思ってますよ。」

≪ああ付いていきますよ黒柳さん。希望は捨ててはいけないですよね。≫

「あなたは大丈夫ですよ好感度1位ですから」

≪なんかいやみに聞こえてきました≫

「でも女捨ててるっていう気持ちは全然ないでしょ」

≪ありません。チャンスがあれば機会があれば全然否定的ではないので≫

「お父様はそこんとこなんとおっしゃってるの?」

≪両親はあなたにはやらなければいけないことがたくさんあるのでそれにとらわれる事はないと≫

「じゃあそれだったら。わたしもそうだったからこうなったんですよ。早く孫の顔がみたいとかね」

≪最初はいわれてたんですけどもだんだん親も考え方が変わってきました≫

「お見合いは何回かしましたけどね。21、2、3の時に」

≪私も20の時にしました≫

「どうなったの」

≪私の母親がその当時は東京にいって訳のわかんないことをするんだったらって。その時は東京ボードビルショーに行っていた若手時代でした。それでどうしてもあきらめさせようと内の母親は2年前に亡くなりましたけども(母親は)幼稚園の保母さんをやっとりましてその時の園長先生の紹介年上の方とお見合いを≫

「どういうところでしたの?」

≪園長先生のお部屋でいい料理が出て≫

「でましたか。私それが好きだったのお見合いって必ずいい食事がでる。あれがなんともいえなかったですね」

≪ドラマと同じですねそろそろ若い人は若い人だけでって言うんですね。でたこれドラマと一緒だって思うんですね≫

「若い人だけになっちゃって」

≪それで大阪の造幣局の桜が綺麗なんですよ。すごく綺麗なところに行って、でも私はサラサラそういう気持ちは無いんですよ、東京にいってお笑いの女優さんになりたいっていうのが夢でしたから。≫

「でもその方良い方でしたか?」

≪いい方でした。でも申し訳ないので私は結婚しませんよという態度を取りましたね。例えば蛇を扱ってる女性がいらして「蛇さわりませんか~」って。普通はお見合いだったら触らないじゃないですか。でもわたしは「ハ~イ」って言って一番前に行って触って「ワー蛇ってこんなにぬるぬるしてるんだ」って≫

「桜見物に行った時のそういうの(蛇)がいたんでか?」

≪いろいろなお店があるんですよ。例えば休憩しましょっていう時に普通女の子だたら日本茶でもとかコーヒーとかジュースを頼むじゃないですか。でも「冷たいビール下さい」って言ってですね。そういう風に嫌われるようにしたんですけどもそれが竹を割ったように気持ちのいい性格の人だといわれてですね(気に入られて)≫

「それはそうでしょ可愛いと思ってねえ」

≪でも私はお母さんの顔を立てただけで悪いけども断っていただきたいという事で。ただ反省しましたね。結婚したいと思ってる方に対してすごい失礼でしたね≫

※お見合いの結果相手の男性は久本さんのことを気に入ったが久本さんは夢を持っていたので断った

「初めからしない気でしたらね。私のほうは初めからする気でしたから。」

≪なんで断っちゃたんですか?≫

「私よりもしゃべる人に1回会った事あるんですね。」

≪いないでしょ世界に。会いたいな≫

「しかもその方歯医者さんでしたからね。それから何回か(お見合いを)したんですけども最後のは決めかかってね。それで母なんかはね結婚してしまったらオーバーなんか買ってくれないかもしれないって。自由が丘でオーバーを3枚も買ってくれたんですよ。ほとんど決めかかってね結納までやりかかったんですけどもね、でも考えてみると恋愛しないで結婚してあとで後悔するのっていやだなっていうのがあったの。で申し訳ないけども止めるって言って。とっても良い方だったんですよ。男の兄弟ばっかで遊びに行くと。私はお兄さんがいなかったから。しなかったら(黒柳さんの)母は私のこと結婚詐欺っていうんですよ。オーバー3枚も買ってもらったから。そのオーバーを着てチャラチャラ出かけようとするとははが「結婚詐欺」って。」

※結納=婚約が成立したしるしに婿嫁両家が互いに金銭・品物を取り交わすこと

≪それからは≫

「それからはテレビに出るようになって見合いして「ああ!こいつ昔見合いして断ってやったよ」って言われると嫌だなって思ったのでそれで止めました」

≪でもそれから恋愛して結婚するチャンスは無かったんですか?≫

「ありましたよ」

≪それは上手くいきませんでしたか≫

「上手くいきませんでしたね。」

≪いろんなことがあったときに相談に乗っていただいてよろしいですか≫

「いいですよその気があるんなら。」

≪右向いても左向いても彼氏が居ないんですよ≫

「でもしょちゅうあって仲良くして悩みを聞いてくれる人はいないの?」

≪いやあ。楽しくご飯食べたりお酒飲んだりするのは若手劇団員とか若手お笑い芸人とか温かく迎えてくれるんですけどもそういう・・・≫

「柴田理恵さんだけですかね」

≪何ででしょうかね。この人いいなって思ってもいろんなこと考えちゃって頭の中だけでくたくたになっちゃうんです。≫

「柴田さんはこの方と一緒にワハハ本舗で看板女優でいらっしゃるんですけどもこの方は結婚してらっしゃるんですってね、ご主人がいい方なんですってね」

≪優しい方ですよ。いい方です≫

「それは他所の旦那さんだからおとなしくていい方だと思うんであってね、自分の旦那さんにおとなしい方が来たらどうする?」

≪やっぱりダメですかね≫

「旦那さん気の毒ってみんな思うかもしれないですよ」

≪それどういうことですか?(会場笑)傷付きましたよ≫

「傷付いた?悪かった」

≪(謝るのが)早いなあ。心無い≫

「でもそういうおとなしい人好きなの?」

≪分からないんです。柴田は明るくて元気でお父さんみたいな人がいいって言うんです。でも私は嫌だなって思うんですけども。年齢を経てくるとああいう社交的でみんなを盛り上げてくれる人がいいって思っちゃいますね≫

「明るい人がいいですよ」

≪そうですよね。暗くておとなしいと何考えてるのか分からなくてイライラしますよね。≫

「そりゃそうですよなるたけなら明るい人がいいと思いますよ。いい影響を与えてくれるようなねえ。そういう方にお会いになることを私は願ってますねえ」

≪そうですか。結婚が決まった時にまたここに出させていただいて結婚を報告させていただくのって最高のレールですね≫

「いいですね。決まったら一番最初に来てね」

≪ああ・・あの長生きしてくださいね(会場笑・黒柳笑)時間がかかるかもしれないので私自身が無くて≫

「私もずいぶんいろんなこと言われましたが長生きしてくださいっていわれたの初めてです(笑)。長生きしてあなたの行く末を見届けないといけないから。」

≪お願いしますよ≫

「生きてますからご報告をお待ちしてます。でもなるたけ早くしてくださいね。でもあなたのお父様は面白い方でこの前も面白い話をたくさん聞きましたけども今でもメッセージに「近くに中国料理屋ができたぞ」とか。」

≪そうなんですよ近くにお気に入りの中華料理屋ができておいしいんですよ。私達も行って本当においしいんですよ。そこに行くのが大好きみたいですね。そこで自分の好きなものを食べてそのままカラオケに行くっていうのが。老人会の人といって一緒に歌って帰ってくるというのが日課みたいですね。≫

「そういうのがメッセージの中に入ってるんですってね。「いったぞ」とか」

≪「いったぞ」とか。本当に元気です。あとプールに行ったらおまえの話をしてたぞとか「お父さんうれしかったぞ」とか。≫

「あらいいわね」

≪駅前のビルに行ったらこことこことここにはサインがあるけどもここの店にはサインがないからやっつけるからなあとかねえ。全部埋めてやるとか言って≫

「あなたがねテレビでちょっとでも下品な事を言うとお母さまは「どうして下品なの。おやめなさい」という方なのに、お父様は「お前、突っ込みが足りない」ってねえ」

≪そうなんです。よく覚えてらっしゃいますね≫

「前そうおっしゃってましたね。そういうお父様」

≪そうです。≫

「元気でパワフルで」

≪元気です≫

「そういう風な方はどうなんですか相手に?」

≪そういう方と付き合ったことがないんですね。そういう方がいいのかもしれませんねえ。男性みる目ないと思うんです。だから信頼できる友達、柴田さんとかに見てもらってこの人ダメだねって言われれば話をちゃんと聞こうという風に。そういう態勢は万全なんですけどねえどこみても誰もいないんですよ。≫

「でもお父様みたいにそういう方がいるとなかなか男の人を見つけるのは大変かもしれませんね。比べてるわけじゃないけどもどこかで比べてるんだと思います。あると思うんですよそういう力強いお父様がいらっしゃるとね。」

≪うーーん、がんばります≫

「フフフ(笑)がんばってもねえ別に」

≪きついなあもう(笑)≫

「でもそうでしょ、あなたががんばってもそういう人がすっと来てくれるとは限らないし。」

≪たしかに正論です。でももうすこしフォローしてください。ズバズバ切って≫

「ああ!あなたをね。でも道でばったり会うかもしれないし。あなたにそういう気があれば」

≪今度違う番組で私と(一般人の男性が)デートをする企画があるんですって。違う番組でなんですけどね”久本雅美を本気で好きな人募集”ってそういう企画があって、私全然知らなかったんです。私の友達が「あなた大変よ~あなたの事を好きな人募集ってテレビに流れてたわよ」って。ええマジでって私のほうがビックリしたんですけども。行ってきます≫

「それは今まであったことのない世界の男の人に会うんじゃないかな。」

≪番組の企画なんですけども真剣に選んでくださったみたいで。≫

「でも番組の人もあなたのことを心配してるんじゃないの?(笑)」

≪申し訳ないですよねえ。みなさん自分の人生で精一杯なのに申し訳ありません。≫

「こういうかたが今日のゲストです。どうぞお楽しみにではコマーシャル」

≪長いふり~~≫

黒柳「久本雅美さんは大阪でお住まいになってたんですけども金蘭短期大学に通っていてとてもお嬢様学校だそうで」

久本≪そうなんです。≫

「ずいぶん桂三枝さんの奥様とか、掛布さんの奥様とか」

≪が出られたみたいで、ものすごいお嬢様学校ですよ。≫

「綺麗な方ばっかしで」

≪そうなんですよ。でも私は市営住宅の娘なんですよ。行ったときビックリしました≫

「お嬢様ばっかしで」

≪それもあったんですけども、私はずっと庶民の中で育ってましたからお嬢様を見たというのもそうだったんですが、女の子ばっかしの女子校とか女子大というのは初めてだったので小中高と共学だったのでよくもまあこんなに女が一杯居るなと思いましたよ。≫

「男の子が1人も居ないでね」

≪ビックリしました。それで女子高から上がってらっしゃる方もいらっしゃったので・・・≫

※久本さんの女子大時代の写真が登場

「これあなた?ずいぶんきれいじゃないあなた(会場笑)。」

≪黒柳さーん。もしもし≫

「髪の毛長くしてたの。サーファだったのこの頃ですよね」

≪そうです。私は海へいって見るだけなんです。だからシティーサーファーなんです≫

「全然イメージちがいますね」

≪女子大生ですね。もてましたよ。結構ナンパされました≫

「そりゃそうでしょ。この女の子だったらすごいわ。しゃべってないんでしょ?性格は同じで(会場笑)」

≪もう帰っていいですか。性格は同じです。しゃべってない時はもてるんです。待ち歩いてるとナンパされるんです。「本当に」っていうと歯と歯ぐきがビーと出てくるでしょ。全員がイメージ違うって言って違う女の子のところに行くんです≫

「だけど学校の先生が君に歌舞伎の話を・・・あれはなんですか?」

≪国文科ですからいろんな授業があってたしか国語の授業だと思うんです。先生が歌舞伎の話をされていてたまたま友達としゃべってたんですね。いきなりチョークが飛んできて「毎回毎回ベラベラしゃべってお前なんかに歌舞伎の話をするのは豚に真珠だ!!出て行け」って言われてしょうがないから「ブヒ」って言って出て行ったんです≫

「だけどもあなたは後に学校の総合カタログというのがあって金蘭女子短期大学の。その中に学長先生が、この方はチョークを投げた方じゃないんですね?」

≪全然違うんです≫

「その方と対談してらしゃるんです。やっぱりこの学校を出た、活躍してる女の子ということで。」

※カタログ登場

≪ボーとしてますよね。やっとこさテレビに出た感じで。なんかお役に立てれば言いなって出させていただきました≫

「あの方が出てるんなら行ってみようかなって。子供が減ってるから学校も大変じゃないんですか。あなたのクラスって考えられないんですけども顔に緑色のパックをして出てきてる人もいたんですって?」

≪面白い人が一杯いて、クロロフィルっていうのがあるじゃないですか。肌にいいって。ちょうどで始めたところなんです。緑色の液体を肌に塗ってパックすれば肌が綺麗になっていくっていう。結構高いんですけどお嬢様だから買えるんですよね≫

「でもお嬢様がそれを肌につけたままでクラスに居るっていうこと事体が変だわね」

≪(学校に)はいってきた時は「カッパ!!」って思いましたもの。カッパが校門に入ってきたと思いました。「これいいのよ。肌にいいのよ」って。あれはこそっと家でするものなのに堂々としてくるところがいいですね≫

「それと頭にカーラーをつけてくる子も一杯いたんですってね?」

≪いました。そのころはおしゃれに興味があるじゃないですか。まずそれに驚きました、ワー凄いな女子大生ってこういうことできるんだって。≫

「先生は何もおっしゃらないの?」

≪おっしゃらなかったですね。呆れてたというか≫

「制服は無いの?」

≪みんな私服でした。おしゃれ大好きですからみんな浮かれてますから≫

「今は携帯なんかかけてさあ凄いんですってね。授業中に」

≪マスカラとか授業中にやってましたもんみんな。信じられないと思ったけども1ヵ月後には自分もやってましたもの。順応するタイプなもので。どこの環境にもなれちゃうもので≫

「でもチョークが飛んできたのは凄いですよね。その後も友達と話したの?」

≪ええ凄い面白かったですよ。例えば試験を受けてると友達が入ってきて私が一生懸命やってる横で「久本やってもムダ、ムダ。書けない。」ってずーと言うんですよテスト中に。「単位落としちゃうよ」っていうと「大丈夫、全部間違ってるから。」ってずーといい続けるんですよ≫

「ハハハ(笑)」

≪そうすると「そーう」って。早く遊びに行こうよって言われてそのまま授業抜けていったりするんですよ。でも明るくて元気のいいやつばっかしですよ。先生には怒られてましたけども。≫

「楽しかったの?」

≪楽しかったです≫

黒柳「でもちょっと本当に悲しい事だと思いますけどもお母さまが亡くなったって」

久本≪ああ、そうですねえ。2年前に≫

「この前ここにおでになってすぐの時かしら?」

≪ああそうですか。そうですね≫

「悲しかったでしょ?」

≪ああ、でもまあ闘病がありましたので・・・(涙ぐむ久本さん)すいません≫

「悲しいんだってね今でもお母さまの事を話すと。でも弟さんが側に居てずっと側に居てくださって」

≪はい≫

「あなたと妹さんは東京に出てらっしゃるのでね。」

≪弟のお嫁さんがいい人で。素晴らしい人なんです≫

「ごめんなさいね涙が一杯出ちゃってね。悲しいんだと思うん出すね。でもお母さまは女の子はいつも謙虚であれと、有名になっても頭を下げるようにとおっしゃってくださったの?」

≪はい。言われました≫

「そういうものがあなたの中にいつもあるんだと思うのね。芸能界に入る時もお母さまがコタツのところでひれ伏して「やめて」って。行かないでって」

≪はい言われましたね。でも後半はすごく応援してくれてました。「実るほど頭をたれる稲穂かな」って100万回くらい言われました≫

「好感度1位になったのお母さんに知らせたいでしょ?」

≪そうですね≫

「でも笑わせなくてはいけない方はお辛いと思いますよ。何があってもねえ。その間だってずっと仕事してらしたわけでしょ?」

≪はいそうですね。(涙が流れて)本当にすみません。かっこ悪くてすみません≫

「いやお母さまのことをね(涙をふくように紙を渡す黒柳さん)悲しいですけども。コマーシャル行きます」

≪いいところにティッシュありますね(笑)≫

黒柳「まあいつも楽しくしているあなたを泣かしちゃって悪いんだけども」

久本≪いいえ≫

「元保母さんだったお母さまは本当に優しいお母さまだったそうですけどもお母さまの葬儀の時に学校の時のお友達がたくさんきてくれて」

≪そうなんですよ。短大の時の友達やその顔を緑にしてきた子もきてくれて。小中高大学の友達とも今でも仲良くさせていただいてるのでみんな駆けつけてくれて。大阪で母の葬儀はやったんですけども東京からも駆けつけてくれて。もちろんテレビ局のかたも来てくださってすごい感動しましたね≫

「まだ2年前の事なのでね。お父様が寂しがってるかと思ったら」

≪しばらくはへこんでましたけども、でも元気一杯やってまして弟一家と一緒に住んでますし孫も2人居ますし母が亡くなっても環境は変わってないので≫

「あのお年を召した方にとても親切で。あの話しおかしかったですよね」

≪まだ母が生きているときにね(父の)帰りが遅くて浮気してると思って何やってるんだと思ったらいつも身寄りの無いおばあちゃまのところに話し相手に行ってたっていう。珍しいぐらいのお父さんの唯一の美談ですけどね≫

「そういうお父様なんで何とか切り抜けてくださると思いでしょうし、それとあなたのテレビでの活躍をお父様は喜んで見てくださる」

≪そうです。私いつも人に恵まれてるなっていうことは感謝します≫

「じゃあ後は結婚ですね」

≪来たー≫

「結婚じゃなくても誰かいい人をね」

≪彼氏だけでもね。≫

「その番組って明日撮るんですって」

≪はいそうです。デートのロケに行ってまいりますのでいい結果を報告させてもらいますよ≫

「ぜひお願いしますよ。待ってますよ」

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