本日の徹子の部屋ゲストは中村俊介さん

2002年7月3日

黒柳「中村俊介さんです。本当に良くいらしてくださいました。3年前に出ていただいた時はご活躍ではあったんですがまだドラマの主役をやるというほどでは無かったですね」

中村≪なかったですね(笑)≫

「まあ”時をかける少女”というのにおでになったって、あと時代物とかにでてらっしゃって主役バンバンという感じで」

≪いえいえ≫

「でもこの前ほら高校卒業してタンス屋さんにつとめたって」

≪ハハハ(笑)家具屋さん。≫

「配達していてタンス担げるんですかって聞いたらそのころ担げましたっておっしゃいましたね。そういう風には見えないのでねえ」

≪そうですか≫

「この方の顔を見てタンスを担いでるようには見えないですよねえ(会場笑)。考えたらさああなたにタンスを担いで入ってもらったお客さんがいるわけでしょう。」

≪そうですねえ≫

「アルバイトみたいな感じに見えたかしらね。店員さん」

≪家具を作っているメーカーの方だったんで修理とかには行きましたけども≫

「配達する時には行かないの?」

≪いかないですね≫

「でも担げるとか言ってたじゃない。でも家具屋さんにいらしたそうですけどもその時にはお気付きじゃなかったでしょうねえ」

≪そりゃそうですよねえ。群馬が実家なんで群馬で働いてましたからねえ≫

「草津温泉。あなたのお父さんはとても素敵な方であなたは1人息子というか長男であるのにもかかわらず好きなことやれって。」

≪そうですねえ。男1人だったんでいろいろ言われるのかなあって思ったんですけども俺のやること全て応援するって。≫

「いいお父様ねえ。できる事なら日光江戸村へ行って忍者になれって。面白い方ねえ」

≪そうですねえ多分自分がやりたかったんですよ。≫

「あなたはこの局で「千葉周作が行く」。あれなんかをおやりになった時はお父様お喜びだったでしょう?」

※千葉周作=北辰一刀流の創始者。坂本竜馬も習った、同門。

≪京都まで見に来ました≫

「京都で撮影。それで撮ってるところをご覧になっていいなって。ちょっと小さい役でいいから何か無いかなっておっしゃったりしたんですって」

≪俺には言うんですよ。ちょっと(ドラマに)出してくんないかなって。けれどちょっと頼んでみようかっていうと「やっぱりいいやって」。すごい緊張しちゃうんですよ≫

「ああいう格好がすきなのね。日光江戸村でも毎日忍者の格好をして出てくるじゃないですか」

≪そういうことをやらせたかったんでしょうね≫

「自由にさせてくださったのはありがたいですねえ。あなたは中学を出て高校に行き始めたら1人住まいで」

≪1人住まいというか下宿というか≫

「普通はいいじゃないか近くの(高校)に行けばっておっしゃりそうじゃありません、普通のお父さんって。そこを考えてみると珍しいお父様ですねえ」

≪15で1人でやり始めたから。反対したい気持ちもあったと思いますけどね≫

「お母様は何もおっしゃらないの?」

≪はいそうですね≫

「普通は大変ですよ。15で1人住まいして何でそうしたいのって聞くわよね。そんな事も無く」

≪俺の住んでるところの人って結構そういう人って多かったんですよ。ちょっと離れて住むっていう≫

「でもこういうことって男の人に面と向かって言うのもなんですけどもま~あ可愛い顔だわね。女の子がキャーって言うのも分かるような気がしますね」

≪そうですか(笑)≫

「あなたがいろんなスタジオにいらっしゃってそこにファンの女の子が一杯いてその子達の方があなたのスケジュールをよく知ってるんですって?次にどこへ行くって」

≪これ本当にビックリしました。俺も知らないのになんでここにいるのかなって≫

「でもこのお顔を拝見すればまあ可愛いわねって思うと思うんですけども。この前も”うるるん”でどういうところに行きましたとか伺いましたけどもブータンにいかれたお話をされましたね」

≪はいこないだ行きました≫

「いつ?」

≪去年12月ですね。年をまたいで。≫

「ブータンの人って日本の着物みたいなのを着てるでしょ?」

≪着てますね。ゴとかキラって言ったかな≫

「親しい感じになりません?」

≪なりますね。こういうの着るとすごく近くにいるように仲良くなったような気になりますね≫

「ブータンって今はどんな風にいくんですか?」

≪ええと・・・どこまでいったけなあ≫

「結構乗り換えたりしていくんですよね。まあでも覚えてないくらい乗り換えていったんだと思いますねえ。いかがでしたそおブータンご覧になって?」

≪良かったですよ。ブータンに何しに言ったって子供とふれあいに行ったんですよ≫

「それは番組で」

≪番組で。子供が大好きなんで、じゃあやりたいということで≫

「かわいいでしょブータンの子って?」

≪かわいいですね。子供はどこでも可愛いですけどね≫

「でも(ブータン)の小学校とかに行くと日本でなにもかもあるところからこういう風にして勉強してる子もいるんだなってわかるでしょ?」

≪そうですね。現地の言葉以外にも英語とかも教えていました。≫

「でも一生懸命勉強しようとするのはすごいですよねえ」

≪子供でもお母さんの感覚がすごいあるんですよ。8,9歳の子でも自分の弟だったり妹だったりの面倒を見たり家の手伝いもちゃんとやるし感心しましたね≫

「それで学校へ行けない子もいるぐらいですから来られる子は幸せなんだけども。あなたにすぐなつく?」

≪最初はみんな照れてましたね。こう近くにいって構おうとするんだけども”やだやだ”見たいな感じで。でもすぐになれましたね≫

「やっぱり不思議なもので男の人には警戒するんですよね。女の人にはあまり警戒しないんですよね。お母さんといつも一緒にいるから。こういう子達の生きようとする力にビックリなすったんですって?」

≪生きることに前向きというか力強く生きてるっていう感じがこんなちっちゃな子から教わりましたね。日本だったら考えられないくらいの、俺たちは恵まれているというか環境にいるんですよね≫

「物が一杯ある中のね。」

≪こんな小さい子から学んだっていいましたけども勉強になりましたね≫

「目を輝かせて生きていこうという姿勢が子供たちから見られるのね。それをご覧になったのがお若いときで良かったでしょうね」

≪うるるんにしてもそういう機会が増えたんでね≫

「日本のこの現状が当然だって思いがちじゃない。私もユニセフの親善大使になってなかったら本当に知らない事ばっかしだったんでね。テレビやなんかで見ても実際自分の目で見るのとは違うでしょうからね。あなたのような人が体験してくださってそれを見た若い人がそうなのかっていう事が大事ですよね。ちょっと話が変わるんですけどもこの方は不思議なペットを・・・あれは何ていうんでしたっけ?」

≪くわがたですか≫

「くわがたで名前も付けてるんですって。10何匹買ってるんですって?(※くわがたの写真登場)この子は?」

≪”がたお”君ですね。≫

「それから大きいのありましたよね。あんなのって恐くないんですかね?」

≪可愛いんですけども≫

「これ!セレベスヒラタクワガタっていうんですか。なんでヒラタっていうんですかねえ」

≪どういう意味ですかねえ?意味はわかんないですけども多分ヒラタさんが捕まえたんでしょうね≫

「そうですこのタイプはヒラタさん以外に前に見つけた人がいなかったから、この方(ヒラタさん)はタイプに詳しくてじゃあこれはヒラタクワがたって(会場笑)。でもそうなんですよカミキリムシみたいに日本人の名前が付いた虫がいるんですから。そういう人いるんですよパッと捕まえてこれは何々カミキリムシって言う人いるんですよ。である日ですね俳優さんなんですけどもパッと捕まえて「ん!!」って言ったんですって。なんで「ん!!」て言ったかというと名前が付いてなかったんですよ。このかた稲垣さんて人なんですけどもイナガキってこれに付いたの。だけど名前が付いてないってわかるのもすごいですけども。でもあれすごい大きいわね何センチぐらいあるの?」

≪あれで10センチ弱ですね。≫

「名前は何ていうんですって」

≪あれはジャンボリー君ですね。≫

「くわがたっていうのは角があるほうが頭なの?」

≪頭です≫

「これが可愛いんですかねえ。だってペットにしてるぐらいだから」

≪(笑)かわいいんですよ。俺は小っちゃいときに好きだったものがずーと好きなんですよ。虫取りにいったりするのが好きだったんですよ≫

「ああいうのは呼ぶと来るの?」

≪こないです。逆に近くに行くと逃げますね≫

「こんなに一緒に暮らしているのに(会場笑)。鳴くの?」

≪なかないですねえ≫

「夜中になると寝るの?」

≪夜中は・・・多分夜行性なんでね。夜中になるとガサガサ動いて≫

「それは気にならない」

≪はい。生きてるなって。心配じゃないですか寿命とかもバラバラじゃないですか。1年生きるのもあればすぐに死んじゃうのもあるし。≫

「夫婦ものとかいるんですか?」

≪はい、ほとんどカップルで飼ってるんで≫

「楽しみ?」

≪楽しみです≫

黒柳「小さい頃から草津の野原を駆けずりまわっていてすごく運動神経がいいのに克復できないものがある?」

中村≪はい。≫

「高いところ」

≪高いところは目が回りますね≫

「デパートの屋上でもダメなんですって?」

≪下を見るとゾクゾクしますね≫

「走ったりなさると思うんですけどもじゃああまり高いところでやる奴もダメなの」

≪だめですねえ。乗り物とかもダメですねえ≫

「観覧車とかは」

≪ダメですねえ。逆にジェットコースターとかのほうがいいですねえ≫

「何でですか?あれこわいじゃないですかあ。」

≪スリルがあって楽しいじゃないですか≫

「だって恐くないの?」

≪恐さもありますけどね。怖いというよりスリルがあって楽しいじゃないですか≫

「だって観覧車の方がブランブランにならない限り静かですもの。」

≪それがだめですねえ。ジェットコースターはすぐじゃないですか≫

「私速いのダメなの。運転習いに行った時に早口さん遅足さんて言われたぐらいですから。スピード嫌いなの。でもあそこたしかにねこないだ大阪へいった時に(観覧車に)乗ったんですよ。ビルの屋上とか見えるんですよね。「ここからおっこったら痛いですよね」って言ったら、黒柳さん痛いじゃすみませんって言われましたけども痛い感じはありましたね。でもあなたバンジージャンプをおやりになったんですってね?」

≪やりました≫

「どこで?」

≪それも群馬ですねえ。まだ東京に出てくる前ですね≫

「何十メートルって飛ぶんでしょ?」

≪それでも20メートルぐらいでしたね。≫

「大丈夫だったの?行ってみようって感じ」

≪上に上ってる、階段を上ってる時点でダメでしたね。下見ちゃうと。後退したい感じでしたね。上についたら跳ぶのは自分の意思で行かないとダメなんですよ。下見て降りるまでにかなり時間かかりましたね。降りました≫

「この間大変でしたんですよ(バンジーをやった)女の人が脚が抜けて落ちたんですよ。(※足をとめているゴムが抜けた。)3メートルのとこで抜けたんですって。でも顔を打ったそうですけども。あの上で抜けたらねえ何十メートルって。だから抜けない事はないんですよね。抜けるんじゃないかなって思ってたんですよね(中村笑)。良かったですね」

≪良かったです。無事で≫

「暗くて小さいとこも嫌なんですって?」

≪暗くて狭いとこだめですね≫

「平らで明るくてドアなんかもなくて広々としたところだったらいい?」

≪いいですねえ≫

「誰だっていいと思うわ(笑)」

≪そらそうだな≫

黒柳「あなたはいろんなドラマにおでになって”天国への階段”とか”本家の嫁”それから”別れさせ屋”ずいぶんいろんなところでがんばってらっしゃるんですけども今この局で通信マンというのをアンパンマンじゃないんですよ」

中村≪通販マンですね(笑)≫

「これはあの通販生活とかいうあの通販ですよね」

≪まさにそうです≫

「それはどういう人なんですか?」

≪通販マンというのは・・・どういう人なんでしょうね≫

※VTRが流れる

「毎週金曜日の夜に放送になる。」

≪はい≫

「楽しみでしょ?」

≪そうですね。(VTRが流れて)うれしかったですよ。≫

「”ツーハンマン”って言うのね。飛んだりはしないの?変身したりとか」

≪普通の人間っていう設定なんで。マスク被っただけなんで≫

黒柳「その楽しいツーハンマンはこのテレビ朝日系列で放送になります。毎週金曜日の夜ですよね」

中村≪はい。≫

「通販に興味があって夜なんかにテレビを見てるといいなって思うんですってね」

≪見ちゃうんですね≫

「買いたいと思うものがあるんだけども中村俊介って書くのは恥ずかしい。」

≪中村俊介こんなの買ってるよって言われるのが嫌なんでまだ買ったことないんですけども≫

「私なんか事務所の人の名前で買ってもらうのよ。黒柳徹子って書いてなんか変なもの頼んだりしたら恥ずかしいじゃないですか。だから事務所の人の名前で買う」

≪今度からそうしようかな≫

「ずいぶんいろんなもの買いましたよ。裾なんかがくっつくね」

≪タッチボンドですね(笑)≫

「手にはくっつかないで取れるとかね。あと運動用具とかあるじゃない。夜毎日見てるのいいなって思って」

≪飽きないんですよ。ツーハンマンでも色々な商品を紹介していくんで≫

「自分の好きなことが紹介できる番組でよかったですね。だから今度買うときは事務所の人の名前で注文してもらうのよ」

≪そうします≫

「私は”算数ができる人になる本”を買いましたよ」

≪ハハハ(笑・会場笑)≫

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