本日の徹子の部屋ゲストはオダギリ・ジョーさん

2002年7月4日

黒柳「オダギリジョーさんです。よくいらしてくださいました。アメリカのカリフォルニア州立大学で演劇を勉強してらっしゃった方でもいらっしゃいます。今しきりに「ホーホー」っておっしゃってましたけども」

ジョー≪いやこれが徹子の部屋なんだなって思うと。≫

「それであなたは仮面ライダークーガというのでデビューなさいまして大変な人気でお子さんもそうですけどもお子さんをお持ちのお母様方にも人気があったと聞いておりますが」

≪大人の方にも支持をいただいて子供番組とは思えない支持の受け方でうれしかったですね≫

「クーガって変身するんだけども変身が難しくて初めできなかったんですって?」

≪ええ、見得を切るというのかカッコよくするというのが性に合わなくてそれでだいぶ悩みましたね。これをすらっとやるにはどうすればいいかって≫

「さっきもいいましたがアメリカのカリフォルニア州立大学で演劇を勉強されて、さあやるぞっていう時に変身って」

≪やっぱりリアルじゃないですからね≫

「アメリカではリアルな芝居というか自然な芝居を要求される中でね。でも段々上手くいくようになって?」

≪そうですね自分でリアルに感じれるようになったんでそれでどうにか誤魔化せたかなと≫

「そのあと色々なトレンディードラマに出てらっしゃるんですけども、あなたはデビューなさって何年?」

≪クウガの時は2年前になるんですかね・・・・やってる時は1年前になるんですかね≫

「オダギリジョーさんはデビューなさって2年ということで若々しい方ですがホームページに”オダジョーの部屋”というのを作ってらっしゃるそうですが本当ですか?」

≪ゲストを呼びまして徹子さんに成り代わりまして≫

「そうなんですってねえ”ルルル、ルルル・・・”って」

≪字でルルルルルルルルルルって書いてあるだけなんですけどね≫

「字で書いてあるだけなんですか。架空のお客様を呼んであなたと対談しているのをずっと字で書いてある」

≪そうです。字で起こして≫

「今まででも何人も呼んでいる?」

≪いえそんなにはやってないですけども。定期的にやってるものなので≫

「時々やっている」

≪やりたい時にやっている≫

「定期的じゃないですね」

≪定期的じゃなかったですね。言葉を選び間違えました(笑)≫

「私が前にセーラムーンをやったのを写真をご覧になって」

≪ええ、20周年記念とで≫

「徹子の部屋20周年記念で小沢昭一さんと扮装シリーズで。それで小沢さんは”くれよんしんちゃん”を。小沢さんが先に決めるんですね。それによって私が決めるんです。あのかたが茶髪の原宿の少年をやりたいというと私はガングロの子をやったりするんですけども。」

≪なんでセーラムーンだったんですか?≫

「その時一番セーラームーンが有名だったしかわいかったから」

≪徹子さんご自身もセーラムーンがお好きなんですか?≫

「いやとくにその時に一番可愛いのがセーラムーンだったから。その時小沢さんがですね目の周りを黒くして煙草なんか吸って出てきたんでね浅草の方の喜劇の方がいらしたんですけども、その方みたいでしたけども。」

~VTR再生~

≪ものすごい似合ってるじゃないですか≫

「あの時にね衣装さんが作ってくるものはペラペラでビロンンビロンの物が多いですからね自分で作りました。あなたはオダジョーの部屋で架空の対談をやってらっしゃるということでもし私をお呼びになったらどういう風になるか」

≪今日はですね番組的には徹子の部屋ですけどもオダジョーの部屋にしたいと思ってやってきたんです。何個か質問を考えてきたんです≫

「ちょっと飲ませていただいていいですか(トマトジュースを飲む)」

≪トマトジュース大丈夫ですか?≫

「私トマトジュース好き。あなたが注文なすったんですってね?。徹子の部屋の場合は打ち合わせの段階でその方に何を飲みたいかを聞いて出すんです。ビールがいいとおっしゃればビールを出すんです。」

≪徹子さんが1番好きな飲み物はなんなんですか?あまりお酒は飲まないと聞きましたが≫

「お酒も飲まないし水分をあまり取らないんです。水も飲まなかったんですよ。お薬を飲む時に水を飲みますよねその時ぐらいであとお水ってほとんど飲んだことがなかったんです」

≪のどは渇かないんですか?≫

「ほとんど乾かないですね。どういうわけだか判りませんけども。後は何かご質問?」

≪食べ物とかは?≫

「食べ物はなんだって好きですよ。嫌いなものはないですから。」

≪僕も嫌いなものがないんです≫

「ああそう。お料理がお上手ですって」

≪自分で作るのにはまってたんです。炒飯とか≫

「アメリカで1人でいると自分で作るしかないですからね。チャーハンはどうやって作るんですか?」

≪僕はただあるものを入れるだけですけども麺つゆを入れるとおいしいんです。≫

「麺つゆっておそうめんのつゆですよね。あれをチャーハンの中に入れる。」

≪そうです。風味があって≫

「ソフトクリームの中に穴を開けてお醤油を入れるとおいしいってご存知ですか?」

≪信じられないですよ≫

「信じられないけども本に書いてあったので地方に行った時にソフトクリームが売ってたんですよ。それがいい按配にお寿司屋さんに売ってたんですよ。入れて食べたらキャラメル風味でクリームキャラメルで。それは結構おいしかったですよ。私は結構お料理はお上手です」

≪自分で1番上手いのはなんなんですか?≫

「この頃は作らないですが一番上手いのはお正月の黒豆ですね。」

≪ちょっとマイナーですね。カレーとか≫

「カレーも上手ですけどね。東京はしわしわの硬い黒豆を食べますけども関西ではふっくらとした黒豆を食べるじゃありませんか。昔は硬いのを食べてたんですよ。でも京都に行った時に大きなしわ一つないのを食べたときにこれの作り方を教えてほしいと思って何回も通いつめて京都のあるお料理屋さんで教えていただいたんです。あれは上手ですね。今でも上手ですね。この頃は瓶詰めでも売ってる時代ですけどもあの昔の京都の黒豆はあるものじゃない。ただ驚いたのは・・・」

≪この辺でCMです≫

「」

ジョー≪さあ今日のゲストは徹子さんです≫

黒柳「今わかったのは黒豆をマイナーだとおっしゃたのはこの方は岡山のご出身で大きく膨らんだ黒豆を召し上がるんですって」

≪そうです≫

「だから驚かない。私は前の日にですね灰をどっかから見つけてきて」

≪灰を入れるんですか≫

「そうなんですって。お水を入れて灰をいれて置いておいて次の日に見たら黒豆がこんなに膨らんでんの。絶対に中に動物が入っちゃったのかと思ったんです」

≪思わないですよ。≫

「でも恐いから遠くの方から棒でこうやって見たんですよ。でも何も入ってなくて。黒豆がこんなに膨らむって判ったんですね。それから煮るんですけども。私はカレーも上手ですよ。ひき肉と・・・ひき肉だけですね」

≪ひき肉だけのカレー≫

「それからたまねぎととんがらしとにんにくも入れたりして。それをパラパラとご飯と1口づつまぜてレタスにまぜてたべる」

≪ちょっとセレブな≫

「セレブていうか(笑)。」

≪若い頃から料理は好きだったんですか?≫

「好きでした。ほとんど物のない時代に育ったんですからやっぱり美味しいものはいいなって」

≪それで若い頃料理が好きで恋愛の中でもお好きな男性に作ってあげるのかなって思うじゃないですか。僕が気になるのは徹子さんがどういう初恋をしたのか。初恋の相手みたいなのをね聞けたらねえみなさん≫

「小っちゃい時の分?小学校の時もありますよ」

≪本気がいいですね≫

「そうですね初恋あります。ありました」

≪ありますよね≫

「でも私思うんですけどね親でも兄弟でもない方にね私の初恋の話をするでもないなって」

≪そらそうですね(笑・会場笑)≫

「大事な話ですからね大事にとっておきたいなって思っておりますね」

≪あっさりおわりましたね≫

「でもできることなら結婚して家に帰ってくるご主人をおいしいお食事を作って待ってるていうのが私の望みでしたので。わたしはずーとそう思ってまいりましたのに世の中っていうのはそう上手くいかないんですね。そのまま未婚で」

≪まだ結婚されてないんですか?≫

「ああ、ご存知なかったですか?あああなたはアメリカ行ってらしてお若いから。私ねえ未婚なんですよ。」

≪じゃあ結婚観について≫

「結婚観なんて今更何でございますけどねしたいしたと思いながらも今日まできたというのが事実ですね。お見合いは4,5回しましたけどね」

≪男側からいって徹子さんが出てきたらビックリしましたけどね。≫

「でもい21か2のときですからこんなのじゃないですよ。もっと違う感じですよ。」

≪今結婚とかは?≫

「したいと思ってますよ。ちょうどいい方がいらっしゃたらね。茶飲み友達とおっしゃいますけどもね、もうちょっといいのがいいですよね。ただ私ねえ若い人よりも年上の人がいいなとずっと思ってたんですけども私よりも年上の方になるとすぐに介護の方に入んなきゃいけなくなるんでね。気をつけたほうがいいですよて若い人がいいですよってみんながいうの」

≪あのここでCMを≫

「もうですか」

≪あの恋愛感はまた後で≫

黒柳「」

ジョー≪いやいいですねとっても答えてくれて≫

「いえ私もすっかりオダジョーの部屋という事で私の話はみなさん聞きたくはないですから。あなたの恋愛感はどうなんです?」

≪僕の恋愛感は・・・≫

「あなたがアメリカの大学で勉強されている時に好きな女の子が」

≪まあ国は違ったんですけども付き合ってまして彼女は芸術肌だったんですよ。彼女は映画監督になりたいということで僕も芸術に興味がありましてちょっといろいろ教えてもらったり≫

「その後どうなったんですか?」

≪悲しいかな(別れた)みたいな≫

「その後映画監督になったみたいな風はないですか?」

≪ないですね≫

「あなたは演劇学校で演劇の勉強をなすったんですけども元々は映画監督になりたいと思ってアメリカの大学にいかれたんですってね」

≪そうですね。なんか学部を間違えましてね役者の方に行ったんですけどもね≫

「シアターアーツというのにお入りになったらね舞台俳優を養成するという」

≪そうです≫

「それにしてもあなたの1番のファンはお母様といってもいい」

≪そうですね。世界一ファンですね。大好きだと思います≫

「あらいいわねえ。」

≪僕のプロマイドとか配っちゃってますからね。実家へ帰るといろんな所に僕の写真が貼ってありますからね。≫

「サインなんかなさると配ったりするのかなって思うとお母様が集めたりしてるんですって?」

≪僕が出てる本なんかを買ってるんですよ。それは親だからわかるなって思うんですけども。それにサインしてくれって言われてサインするとそれを誰かに上げると思うじゃないですか。自分でとっておくんですよ。自分のためだけのサイン≫

「でもお母様はあなたの事をお1人で育ててくださって、お母さんはお仕事があるのであなたを映画館に連れていってお母様は仕事に行ってあなたはずーと何回も何回も同じ映画ばかりを見て」

≪まあひどい育て方といえばひどいですよ≫

「でも4回ぐらい映画を見てるとああって段々判ってくるんですって」

≪そうですね小さいですから字幕とかもわかんないですけども判ってくるものですね。朝一から夜の最後までいますからね≫

「でも人が入らない映画館なのか舞台の上に上がって「アチョー」なんてやてったりしてたんですって?」

≪ええもうジャッキーチェンに成り代わってやってましたね≫

「でもお母さんは仕事が終ると迎えにきてくれて」

≪幼稚園代わりですね映画館が≫

「好きだったんですね。だからお母様はあんしんして表へいっちゃたりしないで」

≪ええそうですね≫

「ほとんど淀川長治さんといっしょですね。赤ちゃんの時からいってたそうです。ご家族が映画が大好きでお腹の中に入ってる時から映画館にいってたって。産気づいたときも映画館だったって。あなたもそんな感じで」

≪ずっと見てましたね。気付いたら映画館だったみたいな≫

「将来そういう世界に入ってもいいなと思うぐらいの」

≪もうそれしかないと思ってましたね≫

黒柳「アメリカの大学でお勉強絵をなさる前にですよこの方は四国の国立高知大学の理工学部ですよ。そこにお入りになってお母様と入学金を払いに問の所まで行ったときにあなたが「お母さん実は僕はアメリカに行って勉強したい」」

ジョー≪まあそうですね≫

「そしたらお母様はわかってくださって」

≪まあ自由な人ですからね≫

「でもそこまで行ってですよ岡山から高知まで行ってですよ。それでああそうあなたの好きなようにしたらってねえ。すごいですねえ」

≪まあ自由な人なんでね≫

「お幸せでしたね。それでアルバイトなんかをしてアメリカの大学にお入りになったんですけども。それであれなんですて変わってる役をおやりになるのね」

≪ああ。今日の夜から始まるんですけどもサトラレっていう。自分の考えてる事が周りの人に悟られてしまうんです。そういう変な特異体質というか≫

「私の考えてる事もわかるのね」

≪いまは徹子さんの髪の毛はカツラなのか地毛なのかって思ってるのが伝わっちゃうんです≫

「本当の毛なんです。それよりもサトラレが。この子のこと好きだなって思うと悟られちゃう」

≪そうですね面白いですね≫

「周りの人は気付かないふりをしてくれたりするわけ」

≪だから周りの人のキャラクターがすごく面白くてサトラレのキャラクターを見るというよりも周りの人の話を見てもらいたいなって思います≫

「面白いですね原作があるんですか?」

≪原作は漫画なんですね≫

「そうですかサトラレ。はやりそうですね」

≪がんばります≫

「今晩からだそうです。夜9時から」

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