2002年9月6日
黒柳「どうもしばらくでございました。いろいろなことをうかがいたいんですけどもお嬢様のご結婚おめでとうございました。それからずっとハワイアンをやってらしてすごいですねハワイアンブームで」
高木≪そうですね。おかげさまで≫
「ハワイアンダンスの教室なんて大入り満員ですってね。あれはハワイアンノダンスってダイエットによかったんですって」
≪はじめはお年寄りの方がたんなるそれという意味だけだったんですか今は若い方、小さなお子さんもいますからね。≫
「ですから前からハワイアンをやってらっしゃるんですけどもお嬢さんの結婚式もハワイでって言うこともあったんですけどもなんといってもカメハメハ大王の」
≪末裔の方が≫
「末裔の方がお名前を。どういうことからミドルネームをくださったんですか?」
≪99年の9月に僕のところに手紙がきましてまあ多少少しずつ私がハワイアンをやってるということがハワイの方でも聞いていたと思うんですけどね手が磨き毎s手ねミドルネームを差し上げたいと。ちょうど母方のほうの末裔の方であの旦那方のほうはみんな殺されたんだけども。≫
「何ていう方なんですか?」
≪ジョンソンさんというかたで。それで手紙がきましてね僕は11月に行きましてその方にお会いしましてあの僕は英語が堪能じゃないんですけども音楽って良いですねウクレレ持っていって2人で歌を歌う≫
「この硬そうなんですか?」
≪ええ≫
「へええ~」
≪でハワイ大学の教授なんですけども。それでホアコクアという名前をいただきまして≫
「どうい意味なんですか?」
≪いやあ僕は本名が高木友之助っていうんですけども。それでホアというのは友達という意味でコクアというのは神聖なるとか助けるとか友情という名前で友之助の中から選んでくれて。≫
「ああそうじゃあ高木ホアコクア友之助になった。それでカメハメハ大王って大きな銅像がある方でその直系のご子孫の方があのやっぱりハワイアンをずっとやってらっしゃるということとドリフターズで有名だということでしょうけどもこういうものをもらいになって。それでハワイとは非常に近い関係であると。でも珍しいですね」
≪女性のフラダンスの先生は向うに習いにいって名前をいただいてくるんですけども男がそういう事は無いんですよね。たまたま私のことが分かったみたいで僕で初めてじゃないかな≫
「男の方ではね。それでハワイアンをずっとやってらっしゃったということも向こうの方が評価してくださったというのもありがたい。さてお嬢様の結婚ですけども1人娘、まあ目の中に入れても痛くないほどの可愛いお嬢様。でも結婚するに当たって一緒に住んでくれる旦那さんじゃないとダメって」
≪はい。若い頃でしたけども僕がお断りしたのは何でかっていうと一緒に住む事が出来ないということが分かった時点でバカヤロウってね。≫
「お父様の結婚をお父様がお断りになったんですか。」
≪そうなんです。ですからねもうギリギリなもんですからね≫
「どっかに転勤何ていう人も全然ダメって。」
≪そういうことなんですよ≫
「今度の方は一緒に住んでくださる事にあき足らずご飯まで作ってくださる」
≪はいはい≫
「言い方を見つけになったんですねえ。高木ブーさん奥様をお亡くしになったのね。」
≪そうすね8年前に脳腫瘍で≫
「この前そうなのここに出てくださった後で奥様を亡くされたと聞いて本当にビックリしたんですけども。今のお写真はですね、またご主人は大きな方ですよね」
≪そうですね≫
「力強そうでいいですね。目の中に入れても痛くないほどのお嬢さんです。お名前はなんと言うんですか?」
≪カオルといいます。≫
「カオルさんもうれしかったんですね。笑ってらっしゃる。1番高木さんがうれしかったのかしら?」
≪そうですね。ええなにしろ少しでも家族が増えていただかないとずっと二人っきりだったんでね。ですからそういう意味では向うには妹さんが2人いますからこれから親戚づきあいも。≫
「いいですね。妹さんが2人いる。分かり合えた女の人の声が聞こえて良いですねえ。でも奥様はとても素晴らしい方で亡くなって残念だったんですけどもドリフターズに入るときも音楽をやってらしてドリフターズに入るのを決めかねている時も薦めてくだすった」
≪僕は優柔不断な人間なんですけどもいろいろ決めかねている時にいろいろ意味はありましたけどもいいんじゃないということで≫
「それから例の”8時だよ全員集合”が始まっちゃってもう本当にね16年続いたそうですけども全員集合も人気があるて16年も続いた。だからお嬢さんは1歳から16歳までほとんど」
≪そうですね。ちょうど育ち盛りというか僕が娘の学校の行事がありますね。ほとんど出た事が無かった。高校の卒業式に初めて学校にいったのかな。それまですれ違いでしょ僕は夜遅いし子供は朝早い、僕が遅く帰ってくれば子供は寝てるしということでね本当にずっとすれ違いで≫
「でもそういうことをなんにもなさらなくても奥様が全部やってくださって本当に手のかからなくなったときに奥さまが亡くなっちゃたんでね」
≪そうですね。≫
「残念でしたね。奥様に見せたかったと思ったでしょ式のときとか」
≪一緒にいてくれたらなあと思いましたけどもね≫
「でもいまや奥様みたいなもんじゃありませんお嬢様が」
≪ああおかしなもんですね。親子って言うものは。僕が遅く帰ってくると「パパもう遅いんだから」って、それが今は娘が変わりにいってるようで「パパもう年取ってるんだから早めに帰ってこなきゃダメよ」なんてまるで口調が同じなんですね不思議なもんですね≫
「うんと小さくても6歳ぐらいでも同じそうですよ。「早く帰ってらっしゃいね」とか「気をつけていってらっしゃいね」とか本当に妻と同じようにいうんですって。今はご主人とお幸せそうでずいぶん素敵なご主人でよかったですね」
≪ええもう≫
「そのハワイのカメハメハ大王の子孫からミドルネームをおもらいになったハワイでですから、全部上手くいきましたね」
≪結婚式のその場で歌を歌わせていただきまして普通教会では許されないんですけどねなんとか私に歌わせろということでハワイの結婚式の歌があるんですけどもそれを2人の前で歌いたいということでなんとかお願いして≫
「結婚式のうただからお嬢様もうれしかったでしょうね。結婚式のためのおんがくってあるんですか。せっかくウクレレを持ってきてくださってるんでねなんかうたっていただこうとおもったんですけども結婚式の歌をいますぐに歌っていただくわけにはいかないんですか?」
≪はいそうですね(会場笑)≫
「フフフ」
≪さいきんウクレレブームなんですよね。何でかっていうと値段が1番安い楽器だ何ていうんで≫
「この人差し指のところに付けてらっしゃるのは?」
≪これは本当はこんな事はしないんですけども僕の場合職業病ですねえ爪が削れちゃうんですよ年中弾いてますんで、それで女性の方の爪を買ってきまして本当はもっと長いんですけども短くしまして≫
「そこに張り付けてらっしゃるんですか。」
≪弾く時だけね≫
「せっかくですのでCDなんかも出してらっしゃいますね。そうそうそうモーニング娘と一緒にCDを出したりしてますよね」
≪本当にまいりました。≫
黒柳「そうそうモーニング娘と共演なさって」
高木≪そうなんですよ。≫
「しかも音楽はハワイアン」
≪モーニング娘の歌をハワイアン風にしたというそれで僕が選ばれたという≫
「どういうわけは若いお嬢さんがおでになるVTRもございますのでこんな風になったんですよちょっとVTRをご覧ください~VTR~ハハハドリフターズのほかの人が口惜しがるようなあれですよね」
≪そうですね(笑)≫
「女の子たちの方が一生懸命なのに高木さんのほうがそっけなかったりして。」
≪でも大変でしたよ。隣に座った子に「あんたいくつ?」ていうと「13」って(笑)。平成生まれですよ≫
「平成生まれ。平成生まれの人が一緒に出る。生まれたばっかりな人と一緒にやる。平成生まれ。これは私達にすれば笑えちゃいますね平成生まれと一緒にでたっていうのはね。それはおめでとうございます。今日はアロハ着てらっしゃるんですけども日本の方が」
≪そうなんですよ京都の方なんですよね。日系2世の方が向うで浴衣を着てたのが浴衣じゃ長いからということで切ってこういう形にしたのが最初なんですよ。浴衣が原点なもんですから気が付いたんでしょうね。こういうのをハワイにいってきますとこうやって見られます。≫
「日本の模様で鶴の模様ですからおめでたい。ではちょとウクレレを持ってきてくださってるので1曲いいですか。なにがいいですか?」
≪僕が作って娘が作詞したものが1つありますので”ブルーメモリー”という。それをちょっと≫
「おねがいいたします」
~ハワイアンソング~
「あらあありがとうございます感じでてますねえ。昔からあるハワイの曲っていってもそうかなって思いますね。高木さんがお作りになってお嬢さんが作詞中々良いですねえ。ハワイアンというのはなんか気持ちが落ち着くっていうか」
≪そうでしょ最近ロックもけして悪くないんですけども癒し系ということでハワイアンも悪くないんじゃないかなっと思ってますけどもね。≫
「私知らないんですけども歌詞の内容とかもとっても良いんですってね。アロハオエとかいろいろなものがおおいですよね」
≪ラブソング何かも多いんですよね≫
「じゃあ本当にもう結婚式はいつだったんですか?」
≪6月15日で≫
「本当にこないだって言うか数ヶ月前の事ですのでまだまだお嬢様は新婚で」
≪早く乳母車を押したいなとおもてるんですけどもね≫
「ハハハ遠まわしですねえ。乳母車を押したい。中に野菜を入れたりじゃなくてですね」
≪ハハハ(笑)。≫
「赤ちゃんを入れて乳母車を押したい。お嬢様そうだそうですよ。そこに赤ちゃん増えたらにぎやかで良いですよね。」
≪ええまあ大変ですけどねえ≫
「本当に寂しい時期があったと思うんでね本当によかったなあとつくづく思います。」
≪≫
黒柳「このハワイアンと高木ブーさんが一緒になったのはNHKでウクレレ教室」
高木≪そうなんですよ。それでたまたまその番組がきっかけでウクレレブームが起きてタイミングがよかったんですね。世間では僕が広めたような事をいってますけども実際には昔からあった楽器ですからね≫
「でもブームみたいなのがあって私なんかも若い頃に芸能人の女の人ばっかしのウクレレバンド作ろうということになって時たまプールになんか行くとみんなでやったことありましたけども。長続きしなかったんですけども」
≪(笑)≫
「それでその時がブームだったんですけどもだんだん途絶えて踊りも盛んになって。でもそのNHKのウクレレ教室があってそのウクレレ教室は海外に放送されてたんですって?」
≪そうですね僕もビックリしてたんですけどもね≫
「こういう格好(雷様の格好)で放送してたんですか。」
≪そうなんです。友達の中国の方におまえ向うでみたぞなんて。国際放送なんですかねBSなんですかね海外で見たっていう方が結構いて≫
「ハワイも」
≪ハワイも≫
「カメハメハ大王直系の子孫もそれを見たから」
≪そうかもしれませんねえ。≫
「それで高木ブーさんのウクレレ教室からだんだん火が付いたっていうそうなんですけども、その他にもこぶ茶バンドっていうのも別にやってらっしゃるんでしょ」
≪やってます≫
「こぶ茶バンドっておかしいんですよね。仲本工事さんと、加藤茶さんと、高木ブーさんなんでこぶ茶バンドなんで仲本工事の”こ”と高木ブーの”ぶ”と加藤茶の”茶”をとってこぶ茶バンドって簡単につけたって加藤茶さんが仰ってましたけども。これはコントも交えて」
≪ええ昔のドリフターズだと思っていただければ≫
「それもやってらっしゃる」
≪ええですから今僕は音楽漬けっていうんですか。本当は昔の話になるんですが僕は役者になるつもりだったんですがなかなか役者になれなくてチョーさんに抱き込まれちゃったんですね。本当は役者になるつもりだったのに音楽の方へはいっちゃって≫
「そうなんですってね。新劇の俳優になりたいと思ってらしたんですってね」
≪***さんに拾われた時は僕はこれから新劇の役者になるんじゃないかなって思ってましたけども期待はしてましたけどもダメでしたね≫
「あのカラミティージェーンという芝居でご一緒させていただいて」
≪あの時楽しかったのは3つ役をいただいたでしょう。1役だとのめりこんじゃうんですけども、毎日役が変わるんでだから楽しかったですよ。≫
「そうですよね楽しかったですよね。カラミティージェーンというのは普通だと疫病神とかいってそして女なのに男みたいにしてとかいわれるけども、これはフランス人が書いた西部劇でアメリカで最初に自立した女の人。男の中に混じって働いて生んでしまった女の子のために一生懸命働いて夜の宅急便みたいに馬に乗って働いて、高木さんからもお仕事をもらって夜中にも走って娘のためにね。本当にあの中で男として働いて大変だったと思いますね。新劇のおつもりだったんですかはじめは。」
≪まあどうで振っていこうかなと思ったらだめになって≫
「それでドリフターズになって。でもまあみんなを楽しませるということではよかったんじゃないですかね」
≪はい≫
「あの全員集合のときの人気といったらね。」
≪そうですね≫
「16年間おやりになったんですねあの大変な事を。」
≪入るときにはコミックをやるなんてこれっぽっちも思ってなかったものですからね。≫
「そのころは最初は音楽は何をやってたんですか?」
≪オールディーズですからね多少ロックンロールみたいなロカビリーみたいな感じでやってましたけどもね≫
「それからああいう風になってそれから屋台崩しみたいに毎回家が壊れるようになっていて、いかりやさんはまいかい最期に大きな声を出す時はほとんと目の前が真っ白で毎回気絶寸前みたいな感じでおやりになってたみたいですからね。声もあんなになっちゃったのはあのせいだって」
≪そうですよ。怒鳴りまくってましたからね。あの人は出はハワイアンなんですね。ちゃんと歌っていたよっていうけどもちょっと想像はつかないんですけどね。あの声でハワイアンなんてうたっていたなんて思えないじゃないですか≫
「まあね。でもいろんな声の人がいますからね。荒井注さんもハワイアンなんですって」
≪そうですね僕と荒井さんとチョーさんはハワイアンだということになってますね。≫
「そうなんですか結構ハワイアンの人っておおいですね。」
≪そうですねそれから他のところにいくという。ジャズとかねえ≫
黒柳「高木ブーさんて絵もお書きになるんですね」
高木≪そうですね≫
「ドリフターズのカレンダーは高木ブーさんがお書きになってすごくバカ殿もいますけどもみなさんすごくおわかりだと思いますけども。それにしても目標はお嬢様に乳母車を押してもらう事ですね。」
≪はい≫
「なかにちゃんと赤ちゃんを入れてですね。いいニュースをお待ちしてますね。でもそうなると良いですね。」
≪ハハハ≫
「今日はありがとうございました楽しいお話をうかがって(拍手)」