本日の徹子の部屋ゲストは山崎一さん

2002年9月17日

黒柳「きょうのお客様は山崎はじめさんです。ああとお思いになるかもしれませんが英会話NOVAと言ってませんでした。そうですねぇいまはテレビのコマーシャルではスペイン語やフランス語やいろんなものをやっていますが英会話のNOVA。あのコマーシャル6年前」

山崎≪ええ≫

「コマーシャルが手に入りましたのでお見せしますが。あの役は鈴木さんという役で課長の役」

≪そうです≫

「課長代理」

≪課長代理の役だったですねぇ≫

「ですからいまは山崎さんなんですけども街を歩いているとよく鈴木さんていわれる」

≪そのころもホントにしょっちゅう言われてましたね≫

「いまはすごい発音のいい人がコマーシャルに出てますけどもあのころは日本人らしい」

≪そうですねぇ習いたてという設定だったんですね≫

「あのきっとこれをご覧になった方は覚えてるって私もすごく記憶している部分があって懐かしくNOVAでこの方が一躍有名になったCMをご覧ください~VTR~フフフホントに笑えますねぇ、you drop the ハンカチってあそこがすごくおかしくって見ているときに。このCMを作った人は目指といい人なんだなって。それでa girl is cryingって女の子が泣いていたんですね。本当に面白かったんでそれまでは舞台の俳優さんだったでが出ていらっしゃったんですけども一躍鈴木さんって呼ばれるようになって。なんてコマーシャルというものはすごいって」

≪すごい影響力と思いましたねぇ。まぁその前にも何本かCMの仕事はしてたんですけども。≫

「そうなんですか」

≪あれは特にやっぱりCMの力ってすごいなあと思いましたね≫

「街歩いていてみんなから鈴木さんって呼ばれる。それからあのころからアポイントメントというのは日本語みたいになってますから。でもなんといってもきょうのお客様は鈴木さんではなく山崎はじめさんという役者さんなんですけども学校が東海大学工学部応用物理学科のご卒業ということで、だから何をなさる方と思ってそこにお入りになったのか」

≪あの高校の時に物理の先生が上手だったですねいい先生だったですね。特にその先生に習ったことで物理を好きになってそのまま選んじゃったんですけど。あまり役に立っていなかったですねぇ(笑)≫

「先生がよかったから物理を選んだということですかね。その前に学芸会小さいときに、学芸会のでになってそこで大拍手」

≪ああ、幼稚園の時に、幼稚園の卒園式の時に謝恩会がありまして一休さんをやったんですね。たかだか5分ぐらいのものだったんですけどもレコードがそういうレコードがありまして≫

「あなたは何の役?一休さんの役」

≪あの小坊主1の役立ったですけども。でそのころ芝居が好きなわけでもなんでもなくてただ子供ですから先生に言われたままに振り付けをして踊っただけのことなんですけどもすごいいまでも覚えているのは内容男は全部忘れてるんですけども出た瞬間に客席がはワアーとわいたんですよ≫

「何かおかしかった?」

≪まあ子供のことですから言われた通りにやったことがすごくおかしかったと思うんですけども。ワッとわいたそのことにびっくりしてそれが病み付きになってしまったというかねぇ(笑)≫

「快感になったんですかね。それからは学芸会とお出になる形になって、どういうわけか主役にはならないのね」

≪そうですねぇ、オオカミの役とかハーメルの笛吹きとか町の町長さんの役とかちょっとはずれたところが≫

「神奈川県のご出身。ご存じなくても見たおばさんからよかったね」

≪それがやっぱり子供心にうれしくてねぇ≫

「まあ今と全然お代わりにならないお顔なんですけども鈴木課長代理というのと変わらないんですけども。かわいい顔ですよねこのころが学芸界のヒーロー必ず出て拍手が。それで続けていくかというと次の学校に行くと演劇部とかはなかったんです?」

≪あのそこの中学に演劇部がなくて、その時期は和製フォークが全盛期で吉田拓郎さんとか≫

「和製フォーク?スポーツのなにかと思ってました(笑)」

≪であのまあ友達の影響もあったんですけどもフォークソングがそのころフォークシンガーになりたいと思ってたんですけどで。≫

「陸上もやって短距離がすごく」

≪ああ、まあ小さな学校だったんで校内ではいつも代表に選ばれてたんですけども。≫

「すばしっこい子だったんですね」

≪そうですねぇ。≫

「地区予選にもでになったりして、まあフォークをやりたいと思ってたんですけども高校に行ったら今度はまた演劇部があったんで」

≪公庫は盛んな学校だったんですけども≫

「演劇部が?」

≪はい。でそこの学校の先生が作演出したいとかする学校だったんでまた芝居の方にのめり込んでいったんですけども≫

「でもそこで物理のいい先生にお会いになって大学は物理をやって、大学にお入りになったなんですけども早稲田小劇場におはいりになるようになるんですけどもいろいろアルバイトをおやりになった時期はいつごろなんですか?」

≪ええとアルバイトは学生の時からやってましたけども1番やったのは劇団芝居をやり始めてからですね≫

「大学を卒業して。早稲田小劇場にお入りになって、自分で作ったりして。すごい貧乏だったんですってアルバイトも数え切れないほど親になって1番よかったのは建築現場の防水工。どういうことをするんですか?」

≪と壁の外壁のひび割れがありますよね、そういうもの補修をするんです≫

「ああビビビビとなっているところに詰めていく。」

≪そこから水が入って水漏れがするんでそれを防ぐようだ。≫

「建っちゃった家?立ちかけた家?」

≪立ってる時もあるんですけども防水ウレタンとかもあるんですけどもそれの工事とか≫

「結構収入がいい?」

≪そのころにしてみればそういうアルバイトがお金の率がよかったですね≫

「またそこに働きに来ている人たちが気が合うような人たちで」

≪たまたまなんですけどもそこのアルバイト先は芝居をやっている役者とかにミュージシャンの卵とか絵描きさんだとかの小説家の卵とか≫

「はみんな食べられないからそこでやる。そこは長くやりになりましたか?」

≪そうですねぇ長くお世話になりましたね。≫

「そうですか。それはまあわかるんですが私なかなかわからないのだ救急病院の夜間の受け付けていうのが大変なんですってねぇ?」

≪そうですねぇ(笑)。あの救急病院の受け付け夜間だけね受け付けをするんですけど≫

「そうすると救急車来てくださいとか言われて」

≪いえいえ患者さんがきますよね。そうすると看護婦さんを呼びに行って先生を呼んでカルテの名前だけ僕が書いて渡すという。≫

「あるときなんかお電話があったんです?」

≪あありましたね。外来で誰々がありますかて言うんですよ。ちょっとお待ちくださいと言って病室に行ったらその患者さんはいなかったんですよ。(電話のところまで)戻ってきて「あのちょっといないみたいなんですけども」といったら「え、いないんですか!」と言われて(僕は)とトイレか何かに行ったんじゃないですかねと言ったら「トイレ行けるんですか?」と言われていってたらたまたまその近くにいた男の人か誰々さんのことですか?と聞いたんではいそうですと言ってちょっと変わってくださいと言われて「いま死んだといわれて」≫

「だからベットが空になってたんですか」

≪救急治療室に入っていたみたいなんですね。もう最敬礼ですよ≫

「トイレに行ったんだなぐらいに思ってものね。難しいアルバイトでしたねぇ。まだお話しがたくさんはあるんですけどもちょっとコマーシャルです」

≪≫

黒柳「数えきれないほどなさったアルバイトとまたその中にですね発掘調査というのがあるんですけども(笑)どの程度のところまで発掘調査するんですか?」

山崎≪いやもう、あの発掘して復元するまで≫

「次はみんなハケなんかもあったりしてこういうことやってますけども」

≪最初はほとんど穴掘りなんですよ。それがメインの仕事で≫

「なんか国分寺の方で縄文土器が出るという話でやってたんですか」

≪縄文土器が出ますねそこは。いっぱい出ますね≫

「出たんですか」

≪はい≫

「国分寺。じゃあ随分そこでいろんなかけらとかあるんですか?」

≪あります。≫

「ほっていくうちに出てくるんですか?」

≪いっぱい出てきますね。あの捨て場所みたいのがあったりするんですよ。見つかるときは重なっていっぱい出てきたりします≫

「そうなんですか。いま笑っているのは捨て場所なんだから持っていってもいいかって思ったりする人も中には入りそうなんですけどもね。それで事務系のアルバイト、これはだめだったんですね?」

≪(笑)≫

「でもNOVAのコマーシャルは鈴木さんはそういう事務系がいいように思いますけどね」

≪いや結局だめでしたね。≫

「そのときに一緒にしてた人の話だと朝「おはよう」と言って気がついたら寝ていたって。」

≪そうみたいですね。なんかね座ってやるのがダメだったみたいですね≫

「でもお昼なんか食べに行って戻ってくると寝ていたって。気がつくと回りで寝てるんですって」

≪給料泥棒と言われてました≫

「事務系はダメ」

≪だめでしたね。≫

「いかにも鈴木課長という人はやりそうですけどもね。実際はそうじゃない。そうやって早稲田小劇場にお入りになって、早稲田小劇場て白石加代子さんがいらっしゃったところですよね。でもまぁご自分でおつくりになって俳優としてはやってらしたんですけどもそのうちにご家庭をお持ちになりましてあの奥様は美術のことやってらしたんです?」

≪そうですねぇ。えーとそうです(笑)。≫

「芝居の中の美術のことをやりたいっていうんで」

≪そうですねぇそれで知り合ったんですけども≫

「それで結婚の方になっていった。いまお子さんが1人いらっしゃって」

≪はいいます。≫

「その奥様を実家にお連れになった?」

≪はい、一応紹介しようと思ってカミさんを実家でに連れていったんですよ初めて。でオヤジに合わせたんですけどもおやじが開口1番「うちの息子で本当にですか?」っていったんですけどもこの場でいうなよと思ったんですけどもやっぱりそうなんでしょうね。定職に就いているわけでもないし先がどうなるんわけでもないのによく結婚するなって思ったと思うんですけども。≫

「それで今度は相手のうちに奥様になる方のおうちにあなたをお連れになった」

≪まあねぇよろしくお願いしますといわれて家のカミさんの家族というのは女系家族でだったんですよ、あの四姉妹で三女だったんですけども。あのお父さんもおじいさんもお亡くなりになっていてお母さんとおばあちゃんといらして本当に女系なんですよ。最初におばあさんに言われたことがあの「あんたうちにはいらんか?」といわれて、すごく歓迎されましたねぇ≫

「唯一の男という感じで結婚の話はスムーズにいった。そのおばさま、あなたのおばさまという方がなかなかお元気な方で自慢のおばさまということなんですけども、今何歳?」

≪今度88になります。≫

「このおばあさんのはあなたのことをよく支援してくださったんですけどもあなたにお姉様がいらっしゃってお嫁さんをお連れになったらそのお姉さんがそのお嫁さんをちゃんと何て言うんですか」

≪あのうちの家は≫

「お姉様いないの。あああちらのお姉様があなたをチェックしたの。チェック厳しいいっていうのはあなたがチェックされたの」

≪そうです。≫

「すごい所に入ったんですね(笑)」

≪それはまぁまぁ(笑)≫

「それはまぁうまくいって大変よかったんですけども。俳優におなりになるというときもおばさまが支援してくださって」

≪そうですねぇ。僕は母親が僕を産んですぐに病気にかかってしまってしばらく入院してたんですよそうなんでちっちゃいころはずっとうちの祖母が面倒をみてくれて、おばあちゃん子に育ってしまってその祖母が泣かれたりしてしまうとすごく弱くて。≫

「このおばあさんのはですねこの方が芝居をやっていらっしゃる時にホラー的な芝居用やってたときにこのおばさまが見にいらしたときの話がすごく面白いのでそれをコマーシャルの後で」

≪≫

黒柳「まあ小さい劇団ですからホラーもやるんですけども私ホラーというものが映画でもダメなんですよね。予告編が普通の画面に映ってもワーと思うぐらい怖いんですけどもはホラーを劇団がやったらば」

山崎≪100人も入ったらいっぱいになっちゃうところでええやったんですけども、そのころうちの祖母が75を超えていたころなのかなぁ…1人で見に来て。ホラーですからいきなりライトがついたりして、血が流行って噴き出るとかそういうのを見て75歳のおばあさんが裏で心臓発作で倒れちゃうんじゃないかなと思って≫

「救急車呼んだりしたらいいかなとかおっしゃってたんですって」

≪ええ、どっちが怖がらせているか分からない状況だったんですけども一応終わってええ無事終わって楽屋にきましてですね何を言うかと思ったら「お前声が小さい」ってダメだして帰っていったんですよ。≫

「そうすごいですね」

≪大正の女性だったんですよ。大正生まれの女性はやっぱりあの関東大震災も太平洋戦争も経験してますから太平洋戦争の時は女手ひとつで子供育ててやっぱり強いですよね。≫

「肝が座っている。お前声が小さいってそう言って帰っていった(笑)。普通だったら恐かったとか、どうなるかと思ったとかの感想だと思いますよね。お元気でねぇ88歳でいらっしゃるそうですけども、あの理髪屋さんで」

≪最近は立たなくなったんですけどもやっぱりお得意さんが来るとハサミを持って。≫

「そうですか」

≪やってましたけどで≫

黒柳「さてもともと俳優さんでいらっしゃるのでテレビドラマにも大勢になるんですけどもこのテレビ朝日系の科捜研の女という音だけ聞いたら何だとお思いになるかもしれませんが」

山崎≪科学捜査研究所というあの≫

「今映っていた方はどなたですか?もう1回見せていただけますか。沢口靖子さん。」

≪主役ですね≫

「この方がそこで研究されているんですか。」

≪科学捜査研究所の所員なんですけども、僕は一応そこの署長役をやっているんですけども≫

「科学的な捜査で犯人を割り出していくということで面白いんですけども、どういう役なんですかあなたは?」

≪私は一応化学を担当しているそこの署長なんですけども。≫

「でもいいじゃないですかもともとは応用物理のご研究をされたんですから。役に立っているじゃないですか?」

≪はい。≫

「そうですね考えてみれば台本に書いてあることを覚えるにしても工学部応用物理ご出身ということは」

≪そうですねぇ≫

「今までそういう役なかったんじゃないですか?」

≪ちょこちょこあったんですけどね≫

「そうなんですか。じゃ今度もそういう役で面白そうですか?」

≪面白いです≫

「木曜日の放送です」

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