2002年9月27日
黒柳「えええ日間はよくいらしてくださいました。12年ぶりのご出演でございまして人気の俳優さんで特に時代劇が多くいらして昔はアイドルでレッツゴーヤングとかそういうものに出てらしたりしたんですけども。いろいろあったんですけどもとにかく長いトンネルでしたけどもそれを抜けてとてもうれしい。今日初めて明かすご結婚のことですね。昨年の暮れに入籍をなさったそうで」
堤≪ありがとうございます≫
「お嫁さんにおなりになった方は」
≪三浦リカさん。≫
「女優さんで特に時代劇が多い」
≪そうですね。≫
「水戸黄門とかそういうものにお出になるとお姫様とか娘役でたくさんをでになっていいろんな役に代わって時々。でもアレですよね一緒に初めて共演なさった時はあんまり印象にはなかったんですってね」
≪っていうかあまりからむシーンがなかったんでね≫
「それはTVですか」
≪いやこれは舞台です。それであんまりーも心もなくてお話しをする機会もなくて遠目から見てすてきな人だなと思ってたんですけども≫
「は思ってたんですか。あちらはちょっと先輩になるんですかね。ところが2年前に」
≪また舞台でご一緒させていただきまして≫
「悪名という勝新太郎さんの。で息子さんの」
≪がん龍太郎さんと。≫
「今写っている白いの来てらっしゃるのがきょうのお客様の堤大二郎さんなんですけども。ずいぶん巡業なすったんです」
≪そうですね。あの関西方面がわりと多かったですね≫
「それがこれが初めての旅でもありあなたさまは」
≪巡業だったんですけどもこれは全国巡業だったんですけども巡業は初めてだったんですよ。で巡業というのはその場所に行くとそこにメーク道具を広げて終わると全部片付けて次の場所にバス移動しなくてはならないんですけども最後の片付けがみんな早いんですよ。僕だけ1番最後までかかってみんなにすいませんすいませんで言ってやっていたら上田さんなんか大先輩でよく知ってらっしゃるんですけどもアドバイスを受けてまぁどうにがこうにか1カ月乗り越えたっていう≫
「でもその時に今の奥様になった三浦リカさんのいろんなこういうちょっとご親切が身にしみて」
≪いやあ実にしみましたね感謝感謝で≫
「そうでしょうね何でもないことがあって皆さんお思いでしょうけどもほんのちょっとした心遣いが劇場の中なんかではやはりうれしいということがありますよね」
≪僕が初めてということで三浦さんに限らず劇場の中の人たちがみんな他の女性の方もなんかこれをやってあげるから早くしなさいみたいな感じでよくやってくださって感謝しています≫
「慣れている方はねぇ初めからねぇどんどん物がしまえるように幕が終わって全部終わったあっというときにズボンを脱いでいる人がいるんですよ。そこ特に自分の荷物を全部持ってきておいてそれは衣装だから。私もそれを見たときは早いなと思って一生を全部そこで脱ぎ捨ててそれで楽屋に走っていって帰るというから早いですよ。私も驚きましたけどねでもそんな風にするぐらいみんな慣れているんですね。それでなんかその後芝居をよその人の芝居を見にいらしたときに」
≪偶然これは全然関係なくてそれからは結構ご無沙汰していてまぁ舞台に見入ってでわりと好きなんですね。見に行けたらたまたまいらっしゃっていてお一人だと思ってよかったらお茶でもという話を僕の方からして、そしたらすんなりお茶ぐらいならと。それでそれからいろいろ話をして≫
「ホントにいいなって前からすてきだなと思ってらしたそうですけどもそれでお茶を飲みになってますますいいなって思って」
≪そうですねすごくすてきだなってなって思っていたんでもしよろしかったらというお話しをしてちょっと考えてらっしゃいましたけどもまぁ≫
「お付き合いしてほしいということおっしゃったんですか?」
≪は考えていらっしゃって時間をおきながらそれこそ僕はメール攻撃とか電話攻撃とかをはじめましていつはいかがですかとか≫
「その日がだめならこの日はどうですかとかね。それでだんだんお会いになりようになって」
≪そうですね。≫
「ご結婚という運びに」
≪去年の暮れくらいに僕の方もスケジュールがなかったんでどっかで、今年も前半忙しかったものでそのきちんとしたことはできないですけどもよかったら付き合ってくださいということで付き合ってもらったんですけどもでもしよろしかったら僕のということでOKをもらって≫
「でお仕事を上野になって。昨年の11月に入籍をなさった。どなたにもこのことおっしゃってはいらっしゃらなくてここで初めてお話しをしてくださるということで。籍をお入れになったんですけどもそれは三浦さんのお誕生日に」
≪はい誕生日前にしたいなと思いまして。誕生日がくると年をひとつ取りますから。早めにとりあえず入籍できはと思ってちょうど時間がとれたときに入籍だけして≫
「どこかで披露宴はと思っていたら三浦さんのお父様がお亡くなりになって」
≪まぁ今年の初めぐらいになんとか形は作ろうかと思ってくれになくなりましてそれでちょっといつ発表しようかということになって全然日にちがないんですよで交通ときましていやいつになったら発表できるだろうと思ったときにちょうど徹子の部屋に出させていただきまして。徹子の部屋で黒柳さんには申し訳ないですけどもこの場をお借りしてはってをさせていただけたら≫
「本当におめでとうございました。というわけであなたのご両親はもちろんあちらの残念ながらお父様はお亡くなりになりましたけどもお父様はそれじゃあなたと結婚することをお分かりになっていて亡くなられた」
≪そうだと思うんですけども≫
「あちらにはお母様がいらっしゃるのでそういう方たちもみんなお披露目は知ってはいないんですけども。ここでお披露目、堤大二郎さんの結婚が整ったということにいたしましょう」
≪ありがとうございます。≫
「あの発表をしていないものですからあなたのところに三浦さんがいらっしゃると、近所の人が見たときにあの人たちは恋人をなんだろうかなんだろうかっていうふうになっちゃってしてもね。これを見ていただければ入籍もなすって奥様ということですからね。考えてみたら今日から三浦さんは堂々とあなたの家に行けてそして暮らせるということですから本当におめでとうございましたね。これは堤さんのご両親も三浦さんのお母様も本当にお喜びのことだと思います。あちらもどうするのかなって思ってらしたと思うんでね。一緒に住んでるんですけどもやっぱり発表というのはねマスコミに対する発表というのはねいろいろありますからね」
≪ファンの皆様にももちろんそうですね≫
「ファンの皆様にも初めて」
≪今日が初めてです≫
「もしかしたらファンの皆様に一言おっしゃったがどうですか」
≪ありがとうございますではこの場をお借りしまして、あの皆さんやっと私堤大二郎宝を見つけました。これからもどうぞ頑張りますので、いいんよろしくお願いいたします。≫
「宝を見つけたっておっしゃりました」
≪はい。≫
「1番ですよね。リカさんも宝でおっしゃってもらってどんなにかうれしくていらっしゃるじゃないかなって思いますけども。でも本当にあなたはさっき申し上げましたように長いトンネルということでしたけどもいろんなことがちょっとありましたものですから14年前ですけどもそういうことがあったものであの時のことちょっと詳しくがいますけどもあのときの心の傷というものはずいぶん長くかかったんでしょう今もそうと思いますけども」
≪そうですでやっと去年13回忌になりましてそれまでは毎月お墓まいりに行ってたんですけども。でまあ13回忌を終わりましてもこれからはということでご遺族の方からお話しをいただきまして≫
「ご結婚ということもあなたには考えられないことでじゃなかったかしらって思いますけども。」
≪そうですね心の中の節目が13回忌というのが1番大きかったですね。≫
「14年前のことなんですけども撮影中のことなんですけどもこれはお気の毒で不慮の事故としか言えないと思うんですけども、まなくなった方がいらっしゃるので大変お気の毒なことだと思うんですけども、今大変おめでたい話を先にいたしましたのでコマーシャルをはさみまして、でも相手の方とは大変うまく」
≪そうですね。すごく応援していただいて≫
「そういうことは素晴らしいと思うんですけども。あなたの誠意が向こうにわかってくださったと思うんですけどもちょっとコマーシャルです」
≪はい≫
黒柳「さて12年前にこちらにおいでいただいたときに14年前に起こった事故のことをちょっとお話しいただいたんですけども撮影中の事故で不慮の事故としか言えないと思ったんですけどもあなたはその時に撮影中に運転をしていらっしゃる役で」
堤≪はいそうです。≫
「となりの助手席のこぶ平さんとお話しをしながら車を進ませているという軽井沢の方で。他の車が前から来ているということもなくて」
≪1車線ですから。1車線ですごい幅が狭い路ですね≫
「それでいらしたらセリフも行ってらっしゃるからそんなにスピードも出てなくて」
≪出ていないですね。40キロ50キロですから≫
「それでお話しをしてらしたのでちょっとぶつかって」
≪そうなんです中央分離帯がありましてちょっと緩やかなカーブがあって立ち木があったんですね。でこっちの方に真横の方にカメラを席巻してフロントガラスのところにライトを2つ置いていたんですね。ライトの真っ正面を見ながら運転していて、でまぶしかったときにその立ち木が見えなかったんですね。その立ち木にその間はドーンと。≫
「その時の音声の方が」
≪音声の中に中山さんという方がなくなって≫
「そのときどこにいらした?」
≪その車が荷台がある車だったですね。で荷台の方に監督さんと音声さんと照明の方の方が乗ってらっしゃって。で後ろの方が全部降り落とされましてそれで中山さんは機材を抱いたのは倒れられたらしいんですね。下敷きになったのかどうですか≫
「あなたもすごい傷を負って。これはこの方のために申しあげておきますけども普通は撮影するときに本人が運転しながらやるということなくて普通もま車をけん引して引っ張る。ちょうどあなたのその話を私覚えていたんですね。その後ここマルチェロマストロアニさんがいらしてその時にあの方のちょっと前に撮ったインテルビスタんってインタビューの映画の話を私思い出してねチネチカっていう撮影所の中でバスに乗っていて彼が人と話をしているときがあったのね。バスの運転手さんと普通は話をしないんだけどスなしの運転手さんも中にいて彼もその中にいて。ちなみにあのバスは本当に運転手さんでただ走ってたんですかっていうと、だけどトレーナーがの上にのせてましたって言ってましたね。そのトレーラーをどっかで動かしているのであってバスの運転手にさんは本当に運転しなかっただって。もし堤さんがそういうふうになっていればにあんな事故が起こることもなかったんだしと思って本当に残念なことはなって思ってイタリアではどうなるのかなっているのかなって思ってうかがって見たんですね。撮影中の中のバスの運転手いうさんのものですらトレーラーに乗せていると言っていましたからね。だから本当にお気の毒だったんですけどもそれでお一人お亡くなりになってしまったんですけども中山さんという方がって。でもずいぶん歯が折れたりしてそんな緩いスピードだったのに」
≪はいブレーキ踏んでないですからね分からなかったんで≫
「まぁ前にライトかあったらね。もしも本当にびっくりしたんですけどもメジャーに行ってらっしゃる石井さんが頭の骨が折れて、ちょうど光の関係でボールが見えなかった。ものすごい速さでしょうでも光の関係でボールが見えなかったじゃないかっていうのが皆さんのお話しで。実に怖いもんだなって私も思ったんですけども」
≪そうですね光がよく高速道路なんかでトンネルから出た瞬間に明るいと目が一瞬まぶしくなるっていうのがありますよねというのが1番危ないんじゃないかなっていうのがね≫
「とにかくいずれにしてもあなたは自分が運転してらしたことでずいぶんかなとも口の中を切ったり足だの胸だのずいぶん大けがをなさって。それよりも何よりも心の傷だと思ったんですねなくなったということで。でも中山さんの奥様やお子さまはとってもあなたの応援をしてくださって」
≪そうですね奥様と親戚の方なんかも僕が舞台に出ると見に来てくださったりしてそしてあのお花をいただいたりして。のして最初復帰するのもどうしようかなと思って僕はお坊さんになろうと思ったんですよ。で本当に考えてたら中山さんのご遺族の方やファンの方がみんなが応援してくれても1回頑張ってみたらって、じゃなくなった中山さんのためにももう1回がんばろうて。で今はもう息子さんも同じ技師さんになりまして音声さんになりましてこの前も仕事をご一緒して彼も結構して本当によかったなって≫
「さっきおっしゃったように命日にはいつもお墓参りにいかれて。きっと向こうのおうちにお分かりになったんだと思うんですけども。」
≪当時は1年半休んでましたね≫
「それ以来運転をする役の時は全部けん引するというふうになったみたいですね」
≪最近刑事物なんかにも出させていただいてやっぱりけん引がほとんどですね≫
「そういうときはまた運転するとそうなるんじゃないかと思って怖いでしょう?」
≪その事故後復帰後に車の運転シーンもまたあったんですけども、でもここでやらないとずっと怖いまで終わってちゃうなぁと思ってをやってもちろんけん引していただきましたけども。それから間けん引して≫
「牽引していれば問題がなかったわけなんであのちゃんとなってなかったのが問題だと思うんですけどもう、結婚するにあたって皆さんと一緒にお墓参りもしたんですって」
≪行ってきました。≫
「7月30日が命日なんですって」
≪そうです。≫
「ですから去年13回忌が終わったということで、それまであなたの心の傷が大きかったんだって思いますけどね。やはりアイドルでいらしたわけだから大騒ぎするようなことも自分の中でできなかっただろうなって思うと若いのにつらかったのなって思いますけども。」
≪まあでも賑やかなところに行くのはちょっと照れくさかったですね。人の命が1番でも大切ですからね≫
「それからは撮影の時には牽引をするよう次になったというのがせめてものそうい事故が2度と起こらないようになればいいなと思うんですけども。日本というのは向こうみたいに割と守られてないところがあると思いますよね。こちらにいらした日本の監督さんがカメラの後ろに監督さんっているじゃないですか。絶対にこのところに防弾ガラスをおいてくれっていうんですって。向こうからけん銃を撃っている芝居があるんで。でも大丈夫ですよって本当のおたまじゃないんだから、でも万が一なにかの加減で絶対中に何も入ってないといったって向こうから打った加減で大変なことになってこっちは責任を取れないから防弾ガラスを置いてくださいって言って、でも防弾ガラスがあると監督さんとしてはやりにくいわけですよ。だんだん少しずつですけども車で運転をする役がいるときにはけん引するようになったっていうのがずいぶん違いますよね。」
≪それが徹底してなってきたという≫
「それにしてもあなたはずいぶん若かったわけですから今から14年前のことですからずいぶんを若かったかと思うんですかお苦しみもあったでしょうしあなたのご両親のつらさもあったでしょうしまあそういうことでやっとご結婚が決まってそれを長いトンネルと先程申しましたんですけども。本当におめでとうございます」
≪ありがとうございます≫
黒柳「もうだいぶ前のことになるので私もちょっと忘れかけておりましたがあなたはお噂になったのがアメリカのモンデール副大統領のお嬢様と、そのモンデールさんがアメリカ駐日大使になって日本にいらしたときに日お嬢さんとお付き合いがあって随分話題になりましたよね。ずいぶんあちらでもお会いになったりしたんですか?」
堤≪はい≫
「英語をずいぶん勉強なさってあなたも熱心な方で」
≪その当時はちょうどええNHKの大河ドラマで日系2世の役をやっていたんですよ。英語を練習していて≫
「ちょうどよかったわけですね」
≪そうですね≫
「ずいぶんペラペラになったそうですけども」
≪いやあ使わないとダメですね。≫
「そのうちなんとなくあれになったんですってって」
≪やっぱりなかなか≫
「疎遠になったんですね。今はどうしてらっしゃるかわからないですか」
≪そうですね。≫
「そういうことがありますので三浦さんとご結婚なさる時も別に」
≪それはもう別に≫
「でもあの時は副大統領のお嬢さんだっていうんでびっくりしましたよね皆さん。でもまあ偶然そういう方と仲良くなったというのもねぇ何かのご縁で。」
≪楽しいですね。≫
「大河もやっていらっしゃったんですけども時代劇に必要な特技というんですかね随分いろんなものをやってらっしゃるんですね。弓とかやり、棒術、居合道これは4段すごいですね。それから剣道2段後ボクシング乗馬合気道日本舞踊、お茶裏千。やはり勉強するのがお好きなんですか?」
≪あのもともとバカなもんですからやらないと皆さんについていけないんで≫
「でも時代劇をやっているとずいぶん違うと思いますよね」
≪そうですね日本舞踊とかは特に立ち回りとかで必要不可欠ですからね。≫
「合気道とか剣道とかはできれば腰がすわっているでしょうからね」
≪刀を腰に差すというと立ち居振る舞いが変わりますからねえ。撮影の時は竹光ですけども本物を指していると感覚がわかりますからね。≫
「やっぱり勉強ですね何事も」
≪いやいや≫
黒柳「とにかく晴れて去年の11月に入籍なさいまして三浦リカさんのお父様がお亡くなりになったりしたものですからその後披露宴とかはしないままに来てしまったんですけども徹子の部屋に出て下さってこれを報告という形で皆さんにこれをお披露目という形にしたいとおっしゃってくださったんで本当におめでとうございますうという意味で私どもで花を用意いたしました。あなたから三浦リカさんのお母様に差しあげてください」
堤≪ありがとうございます。≫
「それもひとつなんですけどもこれは三浦リカさんからあなたのご両親に渡してください。本当におめでとうございます」
≪ありがとうございます≫
「本当におめでとうございますよかったです。そういうことを徹子の部屋で行っていただいて。そして中山さん本当に親切にしていただいてありがとうございました。晴れてご結婚これからはおうちにどんどん三浦さんがいらっしゃいますからね。おめでとうございました」