2003年1月22日
黒柳「まあよくいらしてくださいました。今大騒ぎしていたんですけども皆様をお迎えするということでお花の方がまあみなさんこんなものをご覧になったこともないと思うんですけどもご覧ください造花じゃないですよ。この花がみなさん何なんだと思います?これはね実は白いバラに色を吸わせてまずブルーにしてそれからあなた方にあれするように全部ここのところに光り物を回りにつけたそうですけども。ラメ入りです。ちょっと見ると造花だと皆さんお思いになってはいけないのでまあ念のために。
くるよ@ありがとうございます。
いくよ:私たち地味やと思うんですけども。
「あぁごめんなさい今いくよさんと今くるよさんなんですけども。あのよくいらしてくださったんですけども。お洋服はくるよさんのお洋服はだいたい
@いくよちゃんのアイデア。
:そうですね。まだアイデアに詰まられたら私がちょっとアドバイスとかするんですけども。
「今日のはあれですね白い部分がちょっとこのぬいぐるみを作るような
@贈答品みたいな感じですね。
「贈答品。そうですね。おめでとうございますなんていう時にちょっとくるような。いくよさんの方はも既製服でそのまま。
:そうですねたいがいあいますから。
「でお二人はデビューのころは全く同じ体形。
:そんなに変わらなかったんですよ。
「ほとんど変わらない体形でいらっしゃったんですね。それで今から20年前に徹子の部屋にいらっしゃった時にお洋服がまた奇抜。ご覧ください。やっぱりねみんなに期待されちゃうから大変ですよね。くるよさんの方ってですけども。ご覧ください。20年前あまりお変わりはないんですけども。こんなサイコロをつけていらっしゃったんですね。
@ちょっと肥えてましたね私も。
:ほんとやほんとや
「そうかもしれない。いくよさんは御髪の色がかちょっと変わった
:今ちょっとメッシュを入れたりね。ストレートにしたり。
「でも本当にお元気でなによりでございました。コンビを組みになって本当にお出になってから30年ということで。今は大変な人気でいらっしゃるんですけどもお二人が吉本に入ったときは女2人の漫才というのはなくて
@:なかったんです
「先輩がいなかった。
:女性のコンビというのがね
「男性女性というのはあってもね。ご夫婦とか。
@女性コンビというのはで吉本興業にとっては何のあれもなかったんですって。
:まあ営業にもならなかったでしょうし。
「そうなんですか。【写真】またこれがお2人が初めのころ。このお二人を見てですねこれが梅田花月ですか。
:そうです(笑)
「初めてお出になったときのことを見て重役さんがすごいため息をついたんですって?
@そうですを横で見てはったです。
:これは弟子入りして間もなく、3カ月ぐらいのときですね。
@その重役がね横でそでで3分もいなかったですね。ため息をついていかはったんです。
「ため息でもそんなに大きいため息。
@はい。腕を組んでハアアーーといって前に回ってね支配人が(×を作る)降りろ降りろと言うんですよ。
「客席の方から。2人に。もう降りなさいと。
@マイクの前に来てですよ。その下りろという言葉も分からない。階段もないのにどこに降りるやろうと思ってね。
「それはそうですよね。
:それに引っ込めということです
@お客さんに失礼だと。
「でまあとにかく10年もかかるだろうということだったんですけどもね。それが本当にあっという間だったんですね。10年後には徹子の部屋に来ていただいていた。さっきのサイコロは10年前です。いや違う20年前ですから10年たって本当に有名でいらしたから思ったより早くてよかったですね。その間随分花王名人劇場4回、それから上方お笑い大賞も
4回、そしてあの花咲くやこの花咲く大阪市から出ているんですねこういうもの続々とお取りになりまして本当にあっと言う間に女2人の漫才でも大丈夫。あれからは若い方もずいぶん出てらして。
:そうですね後は女性コンビが続くようになりました。
「初めのパイオニアはなかなか難しいもので。男の人というのはずいぶんバンバン言い合ってもみんなは笑うんだけども女2人がバンバン言い合うとなかなか笑わないですって?。
:そうですねなかなか
@当時やすし師匠が忙しくて出番の変更が絶えずあるんですよ。その次が私らの出番なんですけども前でねお客さんがお待ちでしょう、お待ちの上に30分ぐらい(漫才を)しはるんですよ。その後2人でそでで見ているわけですよ。笑いを全部持っていかれた後にね「ようこそいらっしゃいました」といってもね(笑い)お客さんは笑ってはくれませんは。
「潮が引いたようというのはそういうことですかね。
@あそこで鍛えられましたね。
:その後どうしてお客さんに笑ってもらおうかと。そこでくるよちゃんがおなかをたたいたり。
「1番最初にヒットしたみんなが大笑いしたのはどうしたんですって
:私がブラジャーのサイズを言いましてね80のAカップ。
@私がワンカップおなかまわりと言ってお腹を叩いたんですよ。同じように叩いていてもあるときたたいたらバチーンと音がしたんですよ。お客さんが今まで普通に笑っていたのがどっと大笑いしたんですよ。
:それで本人もびっくりしましたよ2人とも。
@次の日に出番が来て昨日は1回たたいたけども今日は2回他校と思ってねワンカップおなかまわりバンバンと2回たたいたが2回とも大笑いしてくれはったんですよ。これ笑ってくれはんのやと思って。そこからたたき始めましてね。
:お客さんの笑いがあるというのは何かある程度自信を持ってくるんですよ。
「女の人が何かを言っても笑ってもいいんだというふうになったんでしょうねそこで。
:そうかもしれませんね。その時は完璧に女を捨てていましたからね。
「お二人が出てらしてまだ本当にコンビを組んだばっかりの白いミニスカート。私高校生が出てきて何かをやってるのかと思ったんですけどもちょっとあの写真を見せしたいんですけども。あれをご覧になったら皆さんねそれは吉本もね大きなため息をつくと思いますよ。見たところが出これを見てください。
@そうなんですこれ慰問で。
「本当にかわいい私高校生かと思った。まぁ高校を出たばっかり。
@そうです
:OLもしていましたからね。
「そうなんですOLもしてらしてその後だったんです。これがまたOLが随分いいところにお勤めだったんですね。あなた生命保険
:そうです。
「生命保険会社。あなたは?
@電機会社です。
「有名電機会社。にいらしたんですけどもその前からソフトボールの名門校。
:そこで2人は友達でしたから。
@全国優勝できなかったんですけども準優勝まで行ったんです。
「女子のソフトボールで準優勝までいらして、さっきおっしゃったようにいくよさんがすごいんですってね全国何位
@打率が第2位なんです。どう言ったらいいのかな
:数多く打ったら
「あなたさっきキャッチャーとこ知りませんでした
@いくよさんはね
:私は大体外野手だったんですけども、漫才のネタではピッチャーと言っていますけども。
「だけども本当は打った人なんですね。
@そうですそうです打って守って走ってです。
「すごいですねそれで全国で2位。ずいぶんお小さいように見えますけども
:今よりも10キロは肥えていましたからね。
「今より10キロ太ってらした。それで長嶋さんのように打ってらした。
:長嶋さんのように(笑)わかりやすいです。
@打ってもねたまに打つんですけどもファーストでアウトになるんです。
:そうです。外野に飛んでもライトゴロとかね。足が遅いんです。
「何なんですかそれは?
:足が遅いんです。
「でも体形は初めのころ同じだったんですからただ単に普通に痩せてらしても足が遅い。
@そうです。早くいうとへたくそやったんですよ。
「でもマネージャみたいなこともやってらしたんでしょう。
@それで選手をあきらめまして監督がマネジャーになりなさいと言われたんです。
「でも明徳。すごいでしょお二人ともそういうソフトボールの名門校とか
:そうですそこからオリンピックの選手が出ましたしねこの間。シドニーの時に。
「でもよく野球のネタなんていうのは漫才にお使いになるんですか?
:初めのころよく。
「今はでもやっていらっしゃいませんよねあまり漫才で野球のネタ
:野球のネタはあまりしないですね。
「さっきの女学生みたいな格好の時はやってらしたんですけども。とにかくそれでよしもとに、2人とも別々の会社に勤めていたんですけども間何かあれなんでしょうきっかけが。
:きっかけがまあくるよちゃんの会社の友達がOL生活をしていてあなた面白いから吉本に行ったらどうや?とかその時そういう言葉があったんですよ。
「大阪あってそうなんですね。面白い子がいるとお前吉本に入ったらどうやとかね。
@不細工になれば不細工であるほどいいわけですよ。愛きょうがあって
:(笑い)
@それで申し込んだんですよ。
:くるよチャンは社内でもすごく人気があって物まねがすごくうまかったんですよ。上司のものまね、同僚のものまねとか。いつでもそうだったんですよ監督の物真似から先生のものまね。
「そうですか観察がよかったんですね。よしもとに行ってみようかというのはあなたが最初に。
@私はその時はもう青春時代もねOLもソフトボールでずっときたでしょう。ただあの漫才の方がどんな方がいらっしゃるか吉本興業知らなかったんですよ。朝から晩までファイトファイトといって練習していましたから。それで職場の友達があなた不細工やし面白いからあの吉本受けたらどうやといいはって私いくよさんとはキャプテンとマネジャーの間柄だったですからいくよちゃんのところに電話をしようと思って電話して。そしたら2人でそうしよう。それで写真と履歴書を同封して吉本に送ったんですよ。
:素人ですよね。2人で一緒に入れておいたら漫才するとわかってくれはると思っていたので同封したんですよ。
「なるほどなるほどそしたら
:そしたら返事がきたのは私だけなんですよ。くるよちゃんは書類選考で落ちはったんですよ。(笑)一緒に入れたハズやのにね返事がきたのは私だけなんですよ。
@どう思います?私ものすごく腹が立ったんですよ。
「それはそうですよね
@こんな健康的な顔でね
:1番良い写真を送ってね。
「何が悪いってそれで当日テストみたいなものを
:そして面接会場に行きましたら私だけ一応面接を受けたんですけどもその時は漫才の募集じゃなくて吉本新喜劇の女優さんの募集だったんです。実は私だけ女優の素質も全然ないし、私は実は漫才をしたいんです。と言ったら1人ではできないからその相方がいる。いや実はね今日は今日あの吉本を滑らはったんですけども実はきてはるんです。そしたらよんで来いといわはったんですよ。
@そこがおもしろい会社ですよね(笑い)
:普通落ちたら呼びませんよ。
「まあね。
:それで呼びに行ってここで漫才をしろと。
「でもそこでいきなりだったのでなかなかうまくいかなかったんですってね。
:漫才をしろってね吉本は漫才を教えてくれはるところだと思っていたんです。
「そうか行ってから教えてもらう。ここでやりなさいといきなり言われて。
:でもその場を取りつくろうはなければいけないからとりあえず1分間だけミーティングしますといってねよくクラブでミーティングをしていましたから。で「秋も深まったな・・」と言って
@それで私が何メートルぐらい?といったんです
:もうその後絶句だったんです。何もなし。
「でも本当は
@1行ずつですね。
「でも秋も深まったな。何メートルぐらい?確かに面白いですけどもそれでおしまいになったんじゃね。やっぱり次々出てこないと。
@審査員の人もうつむいて。
:10年かかるなといわはったねその時。(笑)
「でも10年かかればいいんだったらとそのとき入れてくださったんですね。
:そうなんです。
「これがやっぱり吉本の凄いところですよね。何とかなるやろう、どうにかなるやろう。だめだったら別々に女優にして(笑い)何とでもつぶしがきく。こっちは一応採用すると言ったんだから。そういうことで、それが30年ちょっと前。
@:そうですね。
「それから今こんなに派手でいらっしゃる。どんなにパット売れたかと思うけども2人で本当に悩んであのどこか途中で下車して暗いところのベンチで2人で悩んでどうしようかと話したこともあったんですね。
:やっぱりOL生活を送りましてその後10年ですからねやっぱり女性として悩みましたけどね。結婚ということもありますしね。そうかといって親の反対を押し切ってこのまま辞めてしまうのも近所の方からいつ辞めるとかいろんなことを親に言われますから。
「そうかマネージャがだいたい2人を喫茶店によんでやめたらどうかと。
@喫茶店に自分らなもう思うけどな社長もいってるわ止め、見てたらかわいそうや止めというですよ。私たちはでそんなこと言わないでください涙ポロポロですよ。まだマラソンの途中やないですかゴールに行っていないのにやめろやめると言わないでくださいと言ったんです。
:だから会社の人は2人を見ていてそんな女性が苦労することないと。今から結婚して幸せな道を歩んだ方が2人には合っているのじゃないかという親心ですね。
「やめといったマネージャのほかに今度飲みに行こうというマネジャーもいてその人が結婚したらどうや?この道を選んだらどうだと。
@チャチャと決めなさいという感じでしたね。
「また泣いたんですってね2人でね。
@またその時も泣きました。
:私たちはまだ途中やと思っているのになんでそんなふうに決められるのかと思ってその時は悔しかったですね。
「そういうものが本当に人間というものはバネになるんですね。きっとね。でも笑わせるということはちょっとやそっとのバネがあってもやっぱりね。
@お客さんが笑っていただけないと。
「いずれにしてもそのブラジャーの80センチAカップ、こっちが
@ワンカップおなかまわりドン。
「それでこれだけのたくさんの賞で。で東京にいらっしゃってそれで花王名人劇場をもらいになったことが火がついて。まお話いっぱいあるんですけども一気呵成ちょっとお休みくださいお茶を飲みください。ちょっとコマーシャルです。
黒柳「さて本当に一気呵成に30年とにかく10年かかるだろうといわれたのが女の漫才でも笑っていいんだそして今まで女のコンビはなかった吉本で開拓をしていらっしゃったんですが突然を5年前になりますあなたがすごい何か
くるよ@私ね本当に体には自信があったんです。
「それまでは病気になったことはない
@してもね風邪でも1日で治るぐらいでしたのにねあの仕事の移動中にタクシーの中で急に前が真っ白になったんですよ。あれ!そんなの今まで全然なったことないのにどうしたんだろう?ここから顔が上がらないんですよ。
「一緒だったんですか?
いくよ:そうなんですちょうど移動中で。ちょうど5月ぐらいでしたのでクーラーが効いているからというから…いやクーラーなんてきいていない。何か寒いわ。くるよちゃんおなかがすいたらね
@機嫌が悪いんですよ。
:機嫌が悪くなるしね無口になるしねおなかすいたパンはないかとかいうし、パンはあるけどと言ってパンを食べてそれでまだ何か
@それでとりあえず仕事があったんですけどもキャンセルをして頂戴と言ったんですよ。
「そこで初めて具合いが悪いと。
:でそのの病院にタクシーに乗ってそのまま行こうかといったらとりあえずその宿泊するホテルに行ってほしいと。そのほうがいいかなとおもってそこでホテルにちょっと一服がてらに行ったんですけどね。
@いくよちゃんが走って薬を買いに行ったりね。
:それでも関節が痛いというからねクーラー病とか。
「とにかく病院にいらっしゃったら
:あくる日に生放送やって。くるよちゃんの顔がいつもと違うなと思ったんですよ。
「でも漫才はうまくできて。
@はい。それでいくよさんが私の感じを見てよく知っているお医者さんがいらっしゃるので電話をしようといったんですよね。
:それですぐ空くのを待ってくるよちゃん構わないから生放送は放っておいて私ひとりで頑張るからいっておいてといって病院に
「じゃ生放送はあなた1人でやった。
:ひとりで。
「その間に病院に行って。そしたら
@そしたらいくよちゃんがどうもおかしいというのでよく知っている先生のところに電話をしたんだよね。
「そしたら心筋梗塞。
:そうですね。
「よく気がつきましたね。でも心筋梗塞と言われたときには名神高速とか東名高速とかと思って心筋梗塞といわれても高速道路のように思った。
:本当に思ったんですよ。そんな病気があるとは全然知らなかったんですよ。
@それぐらい気楽に思っていたんですけども。何か初めてのことですからね。
:それでくるよちゃんはいったん病院に移動させてそして先生にその病院に移動させるときに「先生タクシーで運んだらいいですか?」と言ったら何を言うてるんだ救急車で運ばなければいかんと言われましたねそして救急車で運んでもらってね。そこから絶対安静になりましてね。
「びっくりなさったでしょう。何か心臓の下のところが詰まっていたんですって。
@血管がね。3センチほど詰まっていたんですね。そういう詳しいことは全部いくよちゃんが全部聞いてくれたんですよ。
:そうなんです。先生が人体の模型を出されてでそんなの理科の時間以外に見たことない
「そうですよね相方がこんな具合いになっているといわれてもね。
:そうですねこれが左心房でこれが右心房と言われてもね。それで物凄いね脅さはるんですよ恐かったですわ。私その説明を聞いてね。もう命取りですう。死ぬか生きるかそこまで言われてね。それだけ危険な病気なんでしょうけどもね。そのくるよちゃんの雰囲気を見ていたらそんな感じはしないけども。
@私で今ここだけの話ですけども倒れた時で自分の健康のバロメーターはおなかすいたかどうかということとタバコを吸っていたんですよ当時ね。倒れているんですよ倒れているんですけどもそのたばこを吸ってみたんですよ。そしたら口の中に入らなかったんですよ。これは大変なことになったと思って。
「やっぱりお腹もすいてないの。ご飯も食べられない。
@食べられなかったんですよ。
「じゃ具合いが悪いなともって。
:えらいバロメーター(笑)
@それをきっかけにたばこはやめたんですけども食べられないはたばこを吸えないはということであってこれ自分自身でちょっと重い病気と違うかなと思ったんですよ
「やっぱり自分でも悪いと。そしたら心筋こうそくで。そして何か手術でもなくて
:カテーテル。そして1回検査のためにどこが詰まっているかということでカテーテルと。
@2回通しましたねカテーテル。
:だからもラッキーでしたくるよちゃんはついていますよ。本当に。
「2人とも結婚はしていらっしゃらないですよね。
:独身なんです。
「ですからほとんどご家族はいらっしゃるかもしれないんだけどもあなたがやっぱりなんての
:保護者みたいなもんなんです(笑)
「お姉さんというか放射というか。でもその間にも漫才はできるようになるでしょうか?漫才はできるようになるでしょうか?手であなたもお聞きになってなんておっしゃりました向こうは?漫才は。
:それは分かりませんといわはったんですよ。
「わかりません。
:頭の中が真っ白になってねくるよちゃんが病気をするということはまず思わなかったしね。私はどっちかと言うとコツコツためるほうじゃないですよ。入ったら入ったなりでバッバッバと使うタイプで。
「そうなんですか。
:もう全然計画性がないんですよ。だからね明日から1カ月間
@保障というのは吉本の場合はどこでもそうですけども仕事をやってなんぼの世界ですから。
「じゃ病気になっているときはあなたに何もくれない?
:はい一銭もないです。
@私も全くのゼロです。3カ月間ね。
「3カ月間!
@ちょっと休ませていただいたんですよ。
「病気の人は大変だけども元気なあなたは1人で仕事をやるわけにはいかなくて3カ月間何もしないでいてその間何も収入がないということなの。
:その間はスケジュールが入っていたのをおわびに行って。お詫びに行った分は入るんですけどもね。
「まあおわびですからね。
黒柳「いやその今手術といいますか、大変なことになってインターンの人がザーとあなたがおやりになるのを見ている。
くるよ@はい。もつ棒があるんですよベットのこっち側にね。それでくるよさんいつでもねしんどかったらしんどいと言ってください。
「ここから何かを通すんですか?
@そうですここを切ってね(ひざ)通すんですよ。いつでも言ってくださいよと、男の人はちょいちょいストップをかけるらしいです。
「苦しくなって?
@いや何かあるんでしょうね。
いくよ:そこは女性の方が我慢強いです。
@こらえて。3時間ぐらいね。
「3時間。
@今からちょっと何かを入れますよ「どうぞどうぞ」。どうですか?大丈夫ですよ。もう1回入れますよ?と言われている間に血管の中を掃除しているんですね。それで先生が何かこの大きなデータみたいな機械があるんですね。途中で休憩しはるんですよ。
:それは3時間はやっぱり(笑)
「あなたはもうつかまったまま。
@つかまったままです。サカイさん大丈夫ですか?大丈夫ですよ。
「今の名前はくるよさんじゃなくて
@本名はサカイです。そしたら休憩が終わって、最後ですねモニターを見てこっちの方にはインターンの方がたくさんいますし。そしたら終わりましたといって機械と機械の間から顔を出さはるんです先生が。「サカイさん終わりました。本当にきれいにきれいにしまして今まで僕の歴史の中では3番目ぐらいスっときました」と言われた時に私その先生と目が合ったときにぼろと涙が出ました。「ありがとうございました」といってね
「本当に一生懸命やってくださったんですね。
@だから本当に私はその時にお陰様でという気持ちとありがたい。先生と目がバチーンとあったんですよ。私はずっとこうしていましたけどね。
「電車に乗っているわけじゃないんだから。でもそれですっかり良くなって。
:そして他のことは機械でできるんですけども最後ここを切ったところ止血ですか、血を止めるのはで人間の指しかだめなんです。
@あとは全部データとかコンピューターでできるんですって。ただ最後
:ここの30分ですか。
@傷をふさぐには
「手で押さえているしかないの?自分で押さえているんですか?
:先生が抑えてくれるんです。
@私はこうしてね男の先生が2人で
:男前の先生でしたはほんまに。
「ねえなんともいいようがないですけども。
黒柳「でもそれももう5年前のことでくるよさんすっかりお元気。くるよさんがやってらっしゃる間にいくよさんは体を全部見てをもらいになった。
いくよ:そうです人間ドックに入って。くるよちゃんが入院している1カ月の間私も本当にお酒はやめましたからね。1カ月禁酒しました。
「そうやっぱり心配でしょう。自分のことじゃなくて飲んだりできないですよね。
くるよ@いくよちゃんすごいですよ(人間ドックのデータ)でて来たデータがすごいんですよ。真ん中。
:数値が。何から何というのが
@超正常ですねん。
「ああそう。あなたはすごく体がいい。だけどあなたも2人とも食べ物には注意してお酒もやめて
:まあ飲んでいますけどね。
「程々。野菜なんかもあなたは
@自分でコマツナを刻んでさっと炊いて食べますねん
「変わりましたやっぱり?
@変わりました。ちょっと気を遣いますね。
:運動もしてはりますし。
「でもとにかくみんなに笑ってもらおうということで
@:そうですそうです
「これからもお2人でね。本当にお元気で何よりでした。本当に命拾いですよね。よかったです。本当に新しい年で本当に良い方に来ていただいてよかったです。ありがとうございました
@:ありがとうございました。