2003年2月25日
黒柳「今日は漫才の2人にお出でいただきましたセントルイスさんです。
星セント(背の高い方)@よろしくお願いします
星ルイス:よろしくお願いします
「こちらが星セントさん。あちらが星ルイスさんということで。あのこの前でていただいたのはなんと23年前ということで、こんなに変わりのない大人って少ないと思います。
:いや変わったと思いますよ。
「いやでもちょっと見ていただいて、あので23年少しは若いけどもう23年ですよ。普通で23年というと大人ってもっと変わりますよ。ほとんどだって変わってらっしゃるないですものね。私びっくりしちゃったの。あのもちろん変わらないからいい、変わったからどうということではないけどもやっぱりずっと出ていらっしゃるのに変わらないのはとてもいいんじゃないかなって私なんか思うものですからね。それでまあセントさんはすごい病気をなさったということでそれはちょっと待って頂いて本当は何か仲が良くないって
:漫才コンビというのは大体仲が悪いんですよ。
@あので仕事場で一緒でしょう私生活全然別ですから。電話することもないし。
「前におっしゃったけども私生活に干渉しないから1年に1度ぐらい電話するかどうかっておっしゃってましたよね。
:もう3年ぐらい前から電話なんてないですよ。
「何かお互い何かあったときに報告し合うとかいうことはないの?
:ないですね。ほとんど。
「じゃあ後は舞台で一緒になっていきなりやって
@やっぱりプロですから少し緊張したぐらいの。
:一緒にいるのが嫌なんですよね。急に手をおいたりして
@やめろ!
「なるほど。だって本当にさっき楽屋別でしたよね。
:ええ
「本当にそうなんですよ2人で一緒じゃないんですよ。まあ洋服のこととかいろいろあるから。
:仲の良いコンビというのは少ないですよね。これはどういうわけかというと性格もやっぱり違いが大きいですからね。その間に結局お客さんが入ってくるんじゃないかと思うんですよね。
「違ってるからということで
:だから性格がかけ離れた方が昔からいいと言われているんですけどね。
「漫才は。そうなんですかね。
@まあ舞台では僕は本当はしゃべるんですけども普段はものすごくしゃべるんですよ。
「逆なの
@逆なんですよね。私生活は僕はあまりしゃべらないですから。
:漫才ってライバルって誰かというと他のコンビの人だとみんな思うでしょうこれは違うんですよ。ライバル僕のライバルはセントでありだと思うんですよ。
「なるほどだけどそれでいながら絶対にルイスさんは漫才はやるんだったらセントさんじゃなければ絶対いやだと思う
:それはもう絶対そうですよ。だって彼しかいないですもの。
「これは不思議ですよね。
@僕は誰でもいいんですけどね。
「(笑)でも本当にやっぱり漫才やるんだったらこの人しかないというのはね。
@あの1番長年分かって呼吸が分かっているから他の人じゃだめでしょうねやっぱり。
「そうでしょうね。前にうかがったけどもやはりセントさんが本を書いてそれで大体こういう筋道というのでルイスさんは
:それと僕はタイトルは僕がつけるんですよ。
「そうなんですか。
:タイトルをつけるのが難しくて
@誰もできるわ!
「(笑)そうなんですか。でもお育ちになったところも違ってセントさんはあなたは長野。非常に勉強県といわれている教育権でお育ちになって。あなたは東京の下町でお育ちになって
:下町子です。
「深川の足袋屋さんでしたっけ
:そうです。
「だからおうちでみんないっぱい人がいてかわいいかわいいと育った。甘ったれ坊や。
:まぁ近所じゃ悪ガキだったんじゃないですか。ちょこちょこちょこちょこ
「まぁなんというか家族単位でなんというのかしらね楽しくワイワイ言いながら育った
:まあそんな感じでしょうね。
「それでセントさんの方は長野でどんなふうに?
@いや店をやっていましたから。食料品。
「じゃあおうちは忙しい?
@割合そうですね手伝いもしましたし。
「でもわりとどっちかというとセントさんは屈折したところがあるようなおやりになるような漫才がね。
@なるほどね子供の時は預けられていましたから。
「よそのうちに。じゃあそういうことがもしかしたらね。
@中学の時に初めて姉さんだって。だから親とは別々だったから
「だからそういうものが、田園調布にうちがたつというのはねこの2人の漫才の有名なのだけども人間の体は7,000円という計算をお出しになった前にもここでやっていただいたんですけども。そういうのも何か分からないんだけど斜めに世の中を見ているみたいなのがあるかなとちょっと思ったんですけども。でも今度全然違ってルイスさんの方はねそのまま大人になったみたいな
:そうなんですそのままなんです。
「それがあなた今舞台でいろんな役をおやりになるのがとても人のいい役とかね。私が演出しましたマカロニ金融というのにもエヌエルティーというので出ていただいて、駐在さん。
:あれ好きな役なんですよね。
「とても人のいい駐在さんでねあのとても面白かったですけども。そういうふうにばらばらの時はそういうふうにやってらっしゃるんですけども漫才もしばしば一緒にやってらっしゃる。もうそろそろあなた漫才に戻ってらして。
@もうやってます。
「彼がまだリハビリをやっていると持って1人で出ているところに彼がいきなり入ってきたので驚いた。
@ええ、退院して横浜の舞台なんですけども
「びっくりしたでしょうあなた
:ええ
「嬉しかった?
:うれしかった・・僕がね彼のところに見舞いに行かなかったんですよ。これいったら僕やめちゃうと思って。
「漫才を。
:その僕はね彼の病院に見舞いにいったら彼の悲惨さというの肌で感じちゃうと思うのね。そこの時点でね辞めちゃうと決めちゃうと思う。
「そこまで見てしまうと。
:だからそれを見たくなかったんですよ僕は。
「この方の性格を分かってらっしゃったのでそういう何かぶざまとは言わないまでもそういうところは見せたくないだろうと。
:ある部分でそうなんですよ。だから僕も自分が病気になったりとして彼の立場だったら僕はやっぱり彼に来てほしくないし
「やっぱりそうでしたか?
@いや別に僕はあまり考えないんですよね。8カ月ですがほとんど天井を見て過ごしましたから。
「何であいつは来ないのかななんていう風には
@全然思わない。ただ右手が動かないと言われたのであと声は出ませんとだからそればっかりですからもう
「そうね。それは詳しくうかがうとしてじゃあ今度ルイスさんの方はそういうところ見たくない、病院にはいかないと。だけども漫才は好きでこの方が一緒でなければ漫才はもうやらないんだと。一生の共演者でいたいと思ってらっしゃるんですよね。かわいい性格ですよね。そうでもないですか?
@わからないですねまだ。
:(笑)
「まだわからない本当に可愛かどうか?
@わかりません。
「そうですか。さてさて大変な大病をなさったそうでとてもびっくりしてしまうんですけどもとにかく一緒に漫才をやってらした時におととしですか。
@そうですね2,002年の元旦ですね。
「2,002年の元旦。そうすると去年の元旦
@そうですね。突然舞台で声が出ないので相棒もびっくりしたと思うんですよ。
:それはびっくりしますよ。しゃべれないですからほとんど。もう結局舞台へ上がる間際ですからね。
「声が出なくなった。でもまぁ風が何かと
@思ったんですよ。
:でもその前にある名古屋でパーティーがあってそこのところでやったんですよ。その時に漫才の終わりごろに声がポンと飛ぶような感じがあるんですよね。そのときに僕はのどがおかしいな。よく声が飛んじゃやったとかなんとかあるでしょう。そうなのかなとおもったんですよ。でもちょっとなあ。
「それはおととしのことだったからね。でも本式に声が出ないと舞台になったのは去年のお正月。まお正月のおめでたいステージをやってらっしゃるところで。それで病院にいらっしゃって
@それで調べたらのどかと思ったんですけども調べたらわからないのでCTスキャンをとって最後の1枚が肺にかかっていてそれでちょっとおかしいから調べたら肺がんだということで。
「肺がん。
@ですからここの1番上にできているから声帯の神経にくっついているから神経を取ってしまわなければだめ。
「神経を取ってしまわないとそこに転移して
@声が出ませんということで。
「じゃあそのときにどういう気持ちでしたか声が出ませんということで
@もう真っ暗ですね。先生の話が聞こえるんですけども聞いてないんですねも。
「そうですよねこの辺がガーンとなっちゃってね。
@それから2カ月リハビリで手術前に自転車に乗ったり
「手術の前に
@そうです
「体を鍛えるんですか?
@そうしないと体がもたないですって。長い手術だからね。
「肺の手術だし
:だから僕はねそれを聞いたときにたまたまあのダンシ師匠とお会いしたんですよ。それでダンシ師匠にこれこれこうでこうなんですよと言ったらうちの相棒がこうなってしまってと。そうか病院は他えいかなかったのか?というからいや1カ所だけじゃないですかといったら「すげえなそれは」というんですよ。でダンシ師匠は俺だってね4カ所とか5カ所とかいろいろいったと。1カ所で決めるというのはよっぽど自分が強いかをずぼらかこの2つしかないと思っているんだけどもどっちだって言うんですよ。うーん強いんじゃないですかといって、じゃあ俺と違うなと言っていましたよ。
「それは本当に1カ所で悪いなと。科学的にそうだと。
@もうあの大きかったんですよだから。3センチから5センチというガンが。後で聞いたら手術の可能性で14%しかなかったというんですよ。成功率が。
「成功率14%。まぁ。
@あとでいうんですよそれを。
「それは初めに言われるともっと嫌ですよね。でもみなさんそんなのびっくりしたんですけども右咽喉麻痺といわれて精密検査をしたらがんがあって3. 5センチぐらいの腫瘍が声帯を圧迫しているということで。でも痛くもかゆくもなかったんですってね。
@ないですね。
「まず肺を摘出する。37時間。皆さん37時間の手術なんて考えても想像しても分からないぐらいなんですけどもちょっとコマーシャルをはさみましてでもまあこれだけお元気になったんだから今はその話をしていただけるんですが37時間の手術というのがどういうものかというのはちょっとうかがわしていただいてちょっとコマーシャルです。
黒柳「肺は右肺を全部摘出するし声は多分でなくなるかもしれないというそういうようなお話でとにかく手術をせざるを得ないということで。私も随分長いお話しを聞きましたが37時間というのはどういう先生はどうなってるんでしょうねその間。
@いやだから分からないんですけども5人ぐらいの先生がチーム組んでやってましたけども僕は全身麻酔ですから。あの起こされたのが2日後ですから。
「でもアレですか途中で麻酔足すんですかね
@どうですかね。
:お医者さんだって37時間ぶっ通しでできないですから、
@医者みたいなこと言って偉そうに
:37時間できないよ。
「それはできないですよね。間にお休みとかあったの。
:ここのところの血を止めてちょっと休憩しましょうとかそういう感じなんですよ。
@素人だからいい加減なんですよ
「貴方見ていたわけじゃないんですよね。
:見てない
「見てないの(笑)じゃあまり当てにならない。だってそうじゃないと37時間って看護婦さんだってなんだって先生が5人いらっしゃったにしてもですよ朝の8時から始めても丸1日朝まできてまたその次の朝がきてそれでその日の夜の9時ぐらいまでが37時間ですから
@僕は起こされるまでわからないですから。
「しかも2日後だったんですか。でも分からないんですけども37時間分の麻酔って普通できないんじゃないんですかね。あれ背中にやるんでしょう。
@そうです背骨です
「だから背骨にやるんだからあけちゃっら後ろから足せませんよね。
@わからないですよね
:自分だって疲かれたからもうおるわと言って起きるわけにはいかない。
@わからないんだからね本当に。
「だけど久米宏さんが盲腸をやったときには麻酔が切れたんですって。痛いんですと言ったら消えてしまったのかといってだけどを開いちゃってますからひっくり返して後ろから麻酔をやるわけにはいかないからこのままやらしてもらいますということですごく痛かったといましたからそういうこともあるんだと思いますよね。どうなったかは分からないけどもみなさん心配なさとと思いますがとにかく37時間に及ぶ手術というのを後でお聞きになったわけですよね。それで1番最初に目が覚めたときはどんな状態だったんですか。
@集中治療室に入ってまして、管が体中に下ってしゃべれないんですよ。
「だから自分が声が出るかもわからない
@こっちの手が3倍くらい膨れて包帯を巻いているですよ。それで氷につけてあるんですよね。分かったら握ってくれと言うんですよ。しゃべれないから。説明を聞いてにぎりますよね。
「そっちの手は全然動かないの
@動かなかったし。
「声はいつごろでどうなったか分からなかったの。
@声はねやっぱり声帯にシリコンの糸を詰めるですよね。開けて。それでこうやって声が出るから動かないからこれを寄せるんですって片方に。それでこの声になると。だから声帯が半分しかないという。
「片一方はシリコンが出ているの。シリコンで声が出ている。すごいですね肺はとにかくとちゃってこれはまた別だったので。その肺を取る手術をやってみてそれから今度は声帯の手術の方へ。その間は心配だったでしょう。
@あと抗がん剤と放射線治療ですか。抗がん剤が僕は少し毛が抜けたですけども白血球がさがちゃって隔離されて
「それはそうですよね病気や何ががすぐにうつりやすくなるんですよね。
@だから5日間隔離病棟で。
「こういう方がいたら病気が移りますからね。
@雑菌だらけですからね
「子供ほど雑菌って多いんですよね。知ってる?
:俺だって立派な大人ですよ
「大人ですけどもその純真な人ほどで菌がねいっぱいついているらしいわよ。だからマスクして全部もしあいに行くんだったら大変。子供は大概あわせないんじゃないですか。
:ここにシリコンを入れないでマイクを入れればもっと楽だったかも。
@やかましいわ。
「とにかくそれでもってその時にセントさんはコンビを解消しようとおっしゃったんですって
@いやもう覚悟しましたできないというね。声が出ないんだから。どうなるかわからないし。完全にあきらめてだからその時に書いたものがいっぱいあるんですけどね病院で。何か自分でも分からないものを書いてますね。
「本当にねその時はね思い余って。で解消しようとおっしゃったんですか?
@いやまだ言ってない。これからいいますから。
「これから(笑)。言おうと思っていろいろあれこれ書いていらしたの。でもそんなこと考えていらしたてルイスさんそんなこと全然。
:僕はねある部分ではで治るだろうとは思っていた。変なそんな気概がしていた。だから別に大丈夫だろうという感じがあってその時にいろんな人がルイスお前今までやってきたんだからいいじゃないかというそういうことを言う人もいた。それでお前な生活もちょっと切り詰めるよう。だからこっちへ引っ越してこいよマンションを買ってくれるという人もいたりして
「随分いいじゃないの。
:そして生活を切り詰めろ仕事がないんだから。
@だから何が言いたいんだ。
:だから本当にその時に人の情というのもわかったし。ありがたかったなと。
「あさだけどやめるという気はなかったので。一緒にやっていこうと。
:倒れればこっちも苦しい
「まあね漫才というのはそういうものですよね。
:だから漫才というのは今までそれほどで2人でひとつだという感覚があまりなかったわけですよ。それがで初めてその時に分かった。
「なるほどね仲が悪いんだしね。別れてもよさそうなものだけどもでもやっぱりそんなことはできないと。本当に自分の中では1つになっているんでしょうねこのセントルイスというものが。だけどあなたの方としては別れた方がいいんじゃないかと言おうかなと。だけどわけのわからないことをいっぱい書いて出した。心が1時乱れていたんでしょうね。
@でしょうね
「その時は右手もまだ字を書くというか。右手ですかあなたは字を書くときは。
@そうです。
「やっぱりこっちもアレだしでそれは大変でしたよね。さてちょっとコマーシャルをはさみまして今度声帯の方の手術になりましたちょっとコマーシャルです
黒柳「さてセントさんは肺の右肺はとにかく全部摘出手術は終わってそれから3カ月弱であの声帯の方の手術をなさることになった。でその手術はどのぐらいで
@2時間ぐらいです。あの切って開けてシリコンを入れて詰めながら片方寄せてカメラで見るんですよね。あの先生が。声を出してくださいといって。
「ああ全身麻酔じゃなくてここのところだけの麻酔で。
@ええといってこれぐらいで大丈夫だと言って後で縫うんです。だから音が出るまではぬえないから。開けたまま。
「大変ですね。大変な手術ですね。
@だけどドリルでここの穴をあけますから鼻に臭いんですよね骨を削る音が。においが。焦げたみたいな、やってるのかなという感じですよね。
「でもそこにシリコンを詰めてでも何ででもとにかくその半分の声帯で今しゃべってらっしゃる。どっち側の声帯でしゃべってらっしゃるんですか?
@今は左でしゃべっているんです。だからこっちを抑えるとちょっと声が寄るんですよね。
「でもよくそれで手術が終わってからどれぐらいですかしらね。何カ月?
@もう半年。
「でも始めはもっと出なかったでしょう。
@もうかすれて。
「今だったらね知らなければ
@だから毎日歩いて1時間歩いて声を出してと
「肺と両方の。
@なれないとできないから。
「しゃべり続けるというのはね。
@漫才をやっていてもね相棒が声が大きいでしょう。バランスを取るのが大変でねマイクがいいからいいけども
:声がねあったまってくるとね車のエンジンと同じようにどんどん調子がよくなってくるんですよ。最初にワワワとやってだんだん声が出てくるという感じになってくるんですよね。
「じゃ今はほぼ昔と同じように仕事ができるんという段階に
@そうですね1時間ぐらいの講演をやっているんですけどもがんのあれですから、そういうのは平気でマイクがいいから
「そうですか。その講演と漫才とは違うのでね
@漫才は戦いですからね言葉の。
「言葉の戦いだし息とかそういうものも普通の講演の時のお話と違うので。でも仕事に戻れたのはやはりうれしくていらっしゃる
@そうですねえ。ありがたいですね。
「たばこはおやめになったんですね
@全然吸っていません。
「前はどのぐらい吸ってらしたんですか?
@1日に60本ぐらい。3箱
「それ今は全然。
@全然吸っていません
「それも悪かったんですかね
@それだけが原因とはならないですけどね
「まあいろんな原因があるんですけどね。あなたはたばこは?
:僕はすいますよ大好きですよ。
@特にこいつ隣で吸うんですよね。
:煙を吸うのも面倒臭いから食べたいぐらい好きですよ。
「あなたは煙がきてあなたはどんな風?
@いやですよ。だからそばにいないです。
「でもアレですかねぇその煙を吸ってやっぱり吸ってみたいとは全然思わない
@思わないですね
「そうですか。そんなに前とは全然お変わりにならないようにそんなに大病を大変な手術をなさった方には見えないですけども
@丈夫になりました。6キロ体重が増えました。
「前よりはそうなんですか。だからなんとなくお元気そうだなと思っていたんですけどね。
@リハビリが効いていますね。
「でもまあとにかく肺がんということで肺を全部摘出して声帯の半分もとってそこにシリコンを入れてしゃべれるようになってらっしゃるんですけどもうう。医学がこれだけ発達すると人間もすごいものですよね。
@聞いたときはもう全然だめだと思いました。ガンて怖いじゃないですか。人ごとだと思ったんですけどね実際になるとこんなものかって
「でも仲が悪いと言ってもルイスさんはこんなふうに一緒に並んで仕事ができるようになったのはうれしいですか?
:まあそれは嬉しいですよね。
「そうよね。漫才をするんだったらこの人としかないというふうに自分で決めていらっしゃって一生共演者は彼しかないと自分で思ってらっしゃるそうなんですから。でもそれで仲が悪いというのはすごくおかしいんだけども。でもそんなもんかもしれないと思いますけども。
黒柳「まあセントさんがそうやって病気で闘っていらっしゃる間ルイスさんは1人で仕事をしながら絵もかいたりして。今まで書いたことなかったんですって
:書いたことなかったのが書いたんですけどね。
「何か頼まれてお描きになったんですってね。それがとっても良いと言われてはがきになったりしているんです
:これはね NHKの方にね貸した絵なんですけどね
「貸した絵(笑)何かねかわいい絵ですよね。
:それとこれをねうちの師匠が結局二科展に4年連続で入選しているでこれを見てと見せたらこの絵はいいというのでそれで画材屋の親父さんはすごい絵だから上げちゃダメだと人になるがんだから額に私が入れてあげますからとをプレゼントしますと言ってくださって。
「ああそうなの。絵はがきにもなってNHKにも出て。
:そうです。生涯NHKの多彩なる芸能人の美術展というのをやっているんですよね。
「あなた方の先生、師匠というのはどなたなんですか?
:僕はハルノピーチク。
「とするとあなたは今年はルイスさんは夢としてはボランティアを
:そうやりたいと思ってねあのダンシ師匠にも相談してそれでいろいろと
「老人ホームとかで皆と一緒に面白いことをやっていこうと思ってらっしゃるんですって。セントさんは今これからで仕事に戻れたところで本当にかみしめてらっしゃるんだと思いますけどもどんな今お気持ちでしょうか?
@うんあのせっかく助かったんですから好きなことやっていきたいと思いますね。
「そうですねそしてみんなを笑わせて。本当に笑うのが1番ですからね。ぜひまた漫才をなんといったってツービートと二分する人気のお二人だったんですから。本当にありがとうございました
@:どうもありがとうございました
「お大事に