2007年1月11日
黒柳「大変ご活躍の女優さん寺島しのぶさん今日のお客様です。いつか先週緑丘のちゃんこ鍋屋さんでご一緒しましたよね。
寺島@よく覚えていますよねえ(笑)
「武田久美子さんも一緒でした。
@だいぶ前ですよね。いってらっしゃいますか今でも
「この間みんなと一緒に行きました。相変わらず繁盛しています。狭いところでぎゅうぎゅうの中に座って。和服はよくお召しになる
@父と弟の舞台を見に行くときはなるべく着物を着るようにしていまして母がいろいろ着物を持っているのでそのまま譲り受けてこの着物は着物の大和さんというところでハナシノブというブランドを出していまして。
「あなたの名前で。
@そうです。自分でデザインをしてこういう感じと伝えて作っているんです。
「上の方が本当によそ行きという感じで能の模様のようになっていて。桜の帯も黒いんだけども黒々してなくて
@そうですね。着物も母のおかげで自分できれるようになりましたし。
「お母さんもご自分で
@そうですね5分ぐらいで着替えていきますね。
「お母様もこないだ高島屋デパートで記念展がございましたときに出ていただきまして。その時徹子の部屋が生放送だったんですけども出ていただいて。本当にそれから指やを出して下さいまして相当の指輪だったんですけどもオークションに。それも高く売れて。寄付できましたのでとってもうれしかった。そういうことがありましてお父様はご存じのように7代目菊五郎さん。弟さんが菊の助。そういう中でお住まいになってるんですけども犬なんですけどもあなたが犬を連れてお散歩にそこまで乗り物に言って連れて行ったんですか。
@あの犬が運動不足になってしまうのでお台場に連れて行くんですね。それでを行っていき大きなゴールデンレトリバーを家族で飼いたしたんですけどもその犬が大変な力なんですね。それでこの間母がお墓まいりに行って御墓参りしている間にちょっと墓石の横に犬をつなげておいたんですね。この犬は異様に猫に反応するんです。猫を見たとたんに走り去って墓石が倒れてしまったんです。
「(!)それはすごい。ご自分の家の墓石。
@そうです。
「墓石が倒れるとはすごいですね
@お台場のときも猫を追いかけていて母が犬の綱を持っていたんですね。手を離さなかったもんだからそのまま持って飛んだんです。猫を追いかけていてその綱を話せばよかったのに空中に浮いてしまって。
「お母様空を飛んで。それでけがは?
@まだ大丈夫だったです。それで母が絶対にスパルタの学校に入ると言ってるんですけども。どうしても甘やかすんですよね。そんなところに入れたらかわいそうだよと家族が言ってくるそれに負けてしまって。なんとかして入れないとねと言ってるんですけども。
「しつけをしたいとちゃんとお行儀の良い犬にしたいと。
@今はまだ1歳なので
「そんなに小さいんですか。小さい時にしつけないと絶対にダメなんでしょうね。
@この間も家にあると饅頭を1箱食べてしまって。
「おまんじゅうなんか食べるんですか。先程の写真ではほかに犬が2匹写っていましたけども
@それが私の子です。
「でもまあそのお父様が甘やかすので犬たちはお父様になついている。
@歌舞伎座から帰ってくるとだいたい母が迎えに行くんですけども、あの3匹以外にも猫が2匹いるんです。それは弟名義と母名義なんですけども。5ひきみんな玄関に迎えに行くんです。読んだらくる猫というのは珍しいじゃないですか。でも読んだらくるんです。
「お父様がおよびになるとくる
@きます。この2匹も悪いので。
「猫も意地が悪いと本当に悪いですからね。私も菅さんというニューヨークのお友達のところに居候してるときに本当に猫にどれだけ意地悪されたかわかりません。それは夜遅く家族が全員寝静まったころに私が朝方帰りますよね。大きい声を出して泣くんです。私が静かに自分のベッドルームに入ろうとするのに。こんなに遅くに帰ってきましたよいいでしょうかという感じに。みんなに聞こえるように。その他には私が寝ようとするとすでに私のペットの中に入っている。そして私を寝させないようにする。その他に私のセーターを食べる。そしてあなたの飼っている2匹の犬はあなたが忙しい時に実家に預けると後でいろいろ悪口をいわれる。
@おしっこをしたとかベッドに上がら明日までずっと泣いているとかどうしようもないわよと私のお母さんが。
「これから舞台に上がるという前に血だらけとか電話がかかってきて
@そうなんですよ。すごく暴力的だから小さいからかみついたりするんですよ。この間も血だらけになってしまってそれが舞台の初日ぐらいのときで母からメールが来て出番直前んですよ。犬が流血だからと。
「心配ですよねどうなったのかと。
@それを聞くと心配になるんですよ。
「わが子のことのように。でもすごく仲の良い家族なのに動物のことになると大変ですよね皆さん。
@母は人間だと思っていますので。だからペットとして扱わないんですよ。私がペットとして扱うのが許せない。人間のように愛情をかけないとあなたは赤ちゃんが生まれた時にそんなのでどうするの。うちに預けるようになった。人間とは違うでしょと言っているのに絶対あなたはそうするわと。愛情が欠落しているといつも怒られるんです。
「お母さんもおもしろい方ですよね。
@捨て猫を拾っていきたいとかしょっちゅうしていたみたいですね。動物が大好きなんです。
「お母さんもお忙しいですよね。ご主人の歌舞伎の挨拶とか弟さんのこととか。あなたの方はなさらない
@舞台を見に行きますけどね。
「それからあなたの映画が一緒になったりするから制作記者会見とかお母様と一緒に出て出したりしますよね。
@このごろすごく一緒に仕事をしていました。忙しいのにそれで唯一の休日にはお台場に行ってしまうんですよ。それで痛い目にあったりするんですよ。
「やせてらっしゃるのによく骨がありませんでしたよね。
@でもあれが石とかだったりしたら大変なことになってると思うんですよ。
「やはりしつけた方がお父様におっしゃって。小さいころからした方がいいですよ。しつけてない犬というのはかわいいんですけどもね。English シープドッグというんですけども6月でこんなに大きくなってしまうんですよ。赤ちゃんだと思うんだけども大きいから大変なの本番中一緒になるんです。しつけた方がいいです
@云ってください父に。
「でも寺島さんは友達ぐらいの年齢の方なのにご両親のうちどちらかをなくしてらっしゃるような友達がいて。
@去年はずいぶん同級生のお父様が亡くなられてでもうちの父と同じぐらいの年じゃないですか。もうそんなに私も別の家に住んでいるのでちょくちょく帰らなくてはいけないなとかしゃべらなくてはいけないなとかその友達は2人ともよく働く子供だったんです。だからお父さんとある全然話す機会がなかったみたいでいなくなってしまうと全然話せなくなってしまうので本当に今のうちだよと言われてを出しもマメに家に帰らなくてはいけないなと思うんですけども。
「あまりお父様としゃべっていらっしゃらない。
@あまりしゃべらないですね。全然しゃべれないですね。何かわからないですけども恥ずかしいのか家の同じリビングにいても何か喋りづらいですね。
「お母さんと弟さんはよくしゃべってらっしゃるの
@よくしゃべります。父と私だけになると昨日犬がねとかそうやって犬をだしにしてしゃべっているくらいなんです。
「あまり深いところに触れない。
@そうなんです親子の会話本当に。
「芝居のことについてとかは
@全然ないです。
「でもそういうものかもしれませんけどね。でも何か聞いておきたいことがあればね。お父さんは元気だと思いますけどね。
@いやいつどうなるか。それは私もそうですけども。
「私もこの間母が95歳で亡くなったんですけども。私も話は聞いていましたけどもまとまって話は聞いていなくて。あとこういうふうに話を伺って30年もしているのに母に全然話を聞いてなかったので100歳になったら本を出すと言っていて。でもなるだけ早いほうがいいんじゃないと言っていたので95歳で本を出したんです。それで本が出たらちょうど母が死んだんです。だから何か予感がしたのかなと思って。もうじき100という本だったんですけども。でも話を聞いておいてよかった。知らないこととかいっぱいありましたからね自分が生まれるときのこととか。それから父と母がどうやって仲良くなったかとか。でもアレですよねここのところお母様と共演で始めあなたがご自分で本をお読みになって読書カードに
@その読書カードに書いて母とけんかして。
「もしこの本が映画化になるときは私を映画に出してくださいとお書きになって。作者の方が持ってくださって。本当に映画化になったときに。
@母がなんでそんなものにやるのといって。でも結局笑とかいただいていろんな人に。
「私も死ぬとかおっしゃってませんでしたか
@言いましたね。あなたはそれをやるんだったら自殺すると言ってました。だから私もそれをやらせてくれないなったら自殺すると言って。あれぐらい親子喧嘩したことがないんじゃないかというぐらいに言い合いになりました。
「でも本当に評価されて賞をたくさんを取りになっていい映画だったこともあってお母さんはそれから何も言わなくなった。
@言わなくなりましたね。それがいまや愛の流刑地では私がやると言ってくれて。ずいぶん変わったなと思って。
「でもやっぱり女優さん同士ですので本当にやりたいんだなとおわかりになったんでしょうね。それとその時でないとできないものってありますよね。
@そうなんですよ。やはりのがしたくないと思うし。その結構自分の感性みたいなもので仕事を決めているところがあるので。母にもあまり相談しないですし。それについては何をやるとか聞かなくなりましたね。
「今度の愛の流刑地はのっけからですからすごい。
@そうですね。
「あなたとしてはこの間のアカメのときもそうでしたがラブシーンとかベットシーンとかそういうことばっかり言われてしまうのでどうかと思うんですけども。今度の愛の流刑地もそうですよね。
@そういうシーンから始まるので監督も舞台あいさつに行った時に最初から4分間は我慢してください。
「そうですか
@その4分を我慢したら世界に入れますから。
「でもきれいなシーンでしたからアレでしたけども。共演の豊川悦治さんは4回目
@そうですね。これ以外にも結構話をいただいているものが相手が豊川さんだったり
「はじめがご夫婦そしてご夫婦その次がいとこ。愛人。
@そうですね。夫婦と他人といとこで愛人ですね。あとは兄弟ぐらいしかないでと言ってるんですけども。
「(愛の流刑地の一部分見て)をこういうの自分で見たときどう思いますか。
@でもすてきな映画だと思いました。自分のことはさておいて作品として素晴らしい世界の満載の映画だと思いまして。出来にはとても満足しています。自分の演技に関してはまだ見えないですね1回目は。これが2回3回見ていってそれで1年後にまた見てとやっていかないと。
「同じ女性としてあの人としてみろと言われても
@それは難しいですね。母が一緒にみたんですけどもよくやったねとすごくいい映画だと思っていってくれたら、あと原作者の渡辺淳一さんが原作よりよかったと。よく言ってくださって。1番白いところから書き始めた方がいいと言ってくださったのはとてもうれしいです。
「その中でご自分のイメージとしてよかったというのか。もちろん初めにあれからを取りになったのではないと思いますけども4回ご一緒になってラブシーンというのはわれながらうかがって悪いんですけどどういうもんでしょうかね。
@でも他人のような感じがしないので。もう4回共演していると何か不思議な方なんですけどもお兄ちゃんのようであり恋人のようであり同志のようでありみたいなぁ。だからこの作品に関してはすべて裸にならないといけなかったので豊川さんだと聞いた時点でよかったと思いました。
「肌合いがよかったというかそういう関係でないと成り立たない映画と思いますからね。
@いやなと思ったら絶対にできないからお互いに嫌い合わないようにしようねと言っていました。
「そうですかでもうまく出来上がって良かったですよね。
@はい
「あなたは大胆な方で昔は若い時にぶらり一人旅みたいなことやってたじゃない。
@そうですね。自分を試してみなるんですね。あの海外とかひとりで行くとほうり出されるじゃないですか。そうすると言葉も通じないしどうやってコミニュケーションをとればよいかとかそういう自分の無力さがわかるんです。結構し劇的な場所に行くのが好きです。
「前国内でもフラット一人旅
@こんなに忙しくなる前は沖縄に行ってマネジャーさんにすごく怒られて。沖縄!とすごく怒られました。でも結構好きですね。海外旅行もそうですしドライブもそうですし
「やっぱり1人で自動車ブンブン。
@今年に光岡自動車ってご存じですか
「知らないです
@すごくかわいいミニカーみたいな
「してますときどき街で見ます。
@大きなものに乗っているのが趣味だったので好きだったんですけども。ちょっと小さいものに乗ってみたくなってベージュ赤レザーといもの買ったんです。全国に1個しかなくて。それでその車が富山出身なんですね。フユカというのは富山県の女なんですよ。それで縁があるなと思って衝動買いで買ってしまったんですけども。
「街を走っていた時見ていていいなと思ったんですけども。そばを大きい車が通るときに高速なんかで怖くないですか。
@大丈夫です
「冒険が好き。これから何かやるとしたら冒険てありますか。
@日々冒険ですね
「男
@いいですねぇ(笑)
「この質問もすごいですね。男性も冒険してみたい。ありがとうございました。