2007年1月25日
黒柳「今日のお客さまは読売巨人軍の現役のピッチャーでいらっしゃる。最長最年長記録をお持ちでいらっしゃいまして43歳で。皆さんに大変勇気を与えてらっしゃる工藤公康さんですよくいらっしゃいくださいました。
工藤@よろしくお願いします。
「私は前西武ライオンズにいらっしゃった時からのファンで。それから今度王補さんのところにいらっしゃったホークスに行ってそれからジャイアンツに行ってすべてのチームの優勝の時に貢献をなさったピッチャーということで。
@ありがとうございます
「工藤さんは本当に若々しくてかわいくて元気そうなのでいいなといつも思っています。でも43歳というのは最年長というのはすごいですね
@そうですね。された方がいらっしゃらなくて野手ではいらっしゃるんですけどもピッチャーではいないということで。
「でもこうやって拝見していると43歳というのは若いかもしれないけども記録をお持ちで責任をお持ちになっているんだけどもやはりかわいらしいと言うと失礼ですがかわいらしい顔をしていて
@顔が童顔というか
「そこがとってもよい。それで何か投げるときはゆっくり投げるのかと思うとすごい速さでいくところがだんだんピッチャーのことがいますけどもホントかどうか1回終わると5-6キロやせるといのは本当ですか
@そこで投げたりすると5キロから6キロやせるときもありますし今はだいぶ投げている間にも水分を取るようにとトレーニングコーチとかにピッチングコーチとからも言われるのでその間に水分をなるべくとるようにしてますのでそこまで急に体重が落ちたりはしないですけども
「昔は。
@あまり飲むなという時代も5キロから6キロ7キロやせた選手もいたときだったので。
「汗で全部出てしまうんですね。
@出なくなって汗が固まって白くなるような選手もいました。
「でも工藤さんが汗をふくところが若々しくて良いなと。
@すみません汗かきのもので。
「毛細血管がすべて切れるといいますが本当にそうですか
@そうですね若いうちは回復するんですけども年をとるごとに回復が遅くなってそれを早くさせるために自分なりにいろいろ努力をしたいもして。大学ところに行っていろんな先生に話を聞いてどうやって回復力を高めるかとか話を聞いてそれからずっとやっているんですけども。
「どうしたらこんなに長くボールをほれるんだろうと後に伺うとしても。さっきお写真を見せていただいたらお子さんが5人いるとか。今時5人は珍しいですね。1番上と1番下が男の子で。名前これ間違うことないですかね。
@間違えます。3番目と4番目が。愛という名前とあやかですごく間違えます。子供に怒られて違うわよと。誰の事言ってのとか(笑)
「でも考えてみると奥様は調理師でいらっしゃって工藤さんの食事のことすべてやるんですけども。この子供を育てながらとのは大変ですよね。
@僕は野球をやっているので余計に子供にかまってあげられる時間がなかったり若いうちはまだ長男と長女が生まれたばかりというそのときはまだ多少は遊びに行ったりもできたんですけども5人になって僕もある程度の年齢になって野球を時間が長くなってくるんです。休みもトレーニングしないと体も弱くなってにしまうので。そうすると任せきりになってしまって。
「それで皆さん野球をやっている子供はいないのね。1番目の子供がテニスを。それから頂上がこの方がゴルフをやっていらっしゃるそうですけども握力がすごいですて。
@そうですね最近本人に聞いたんですけども50ぐらいがあって。
「あなたよりも多いんです、
@僕が握力40しかないですけども。中学校2年生で握力50あると聞いて僕もびっくりしたんですけども。って
「これは天性のものでしょうけども。ゴルフは握力もいいですか。
@当然クラブを握るので握力も必要なんですけども多忙握力が強くなったのはすごく母親思いに疲れると肩をマッサージしてあげたいとか長女が率先してあげてくれていたのでそれでも。もともと力が強かったんですけどもそういうところでも多分握力が強くなったと思うんですけども。
「工藤さんが言うところのトレーニングでだんだん強くなっていく。3番目のお嬢さんがさっきも名前を間違えられてしまうお嬢さんがのフィギュアスケートをやっていらっしゃって。4番目のお嬢さんがゴルフをそれで1番下の男の子がバスケットをやっている。
@そうですね今学校でもやっているんですけども授業を終わってもバスケットをやって帰ってくると。毎日でもないですけども頑張ってやってくる。
「でもすごく大変なお仕事だと思いますけども仕事終わって家に帰ってくると子供がワットやってくると慰められる。
@そうですねシーズン中も特にそうなんですけども得に打たれて帰ってくると玄関まで迎えに来てくれるとその辺はすごくいやされる部分があるんですね。
「瞬間的にこれ家の子供が来てくれるとでやっぱりね。でもアレですよね西武の時代にまだ結婚する前にずいぶん日本シリーズで最優秀選手になったりとかそのころはお酒を飲んだりとかして体を壊したこともあるんですよね。
@そうですね。医者にもこのまま続けていくと知るよと言われたこともあったんです。それがきっかけというわけではないですけども自分では時しっかり体調管理をしなくてはいけないというのもありましたし。やり自分だけではなくて家族を支えていく人間としてしっかりしなくてはいけないと思っていた矢先で。
「そのころ工藤はもうだめだと言われたころに結婚をして。初めから奥様は調理師の免許思っていらっしゃったんですか。
@持っていたと思います。途中から習いにもいていたんですけども。違う免許を取りに行っていたこととか。
「すごく一生懸命なさる方でどうしたら体によいだろうかと
@そうですねそのへんは店を開けるぐらい本は買って読みあさっていたのは確かですね。
「そうしたら体はよくなったですかね。
@彼女なりに僕の場合は肝臓が悪かったりして多分内臓系が悪かったので良い食事というかいい栄養剤というかどうしたらいいかということ1~やっていたと思うんですけども。そうこともあって僕もそれからダイエーの方に移籍をしたんですけども肝臓を壊すと10年とかかかるといわれているんですかそれまでに7年ぐらいで数値も正常に戻って。
「それでも7年もかかった。でもそこで奥様が野菜とか野菜用の冷蔵庫があるぐらいで。いい食材を手に入れるということであとは本当にエネルギーが出てすぐにエネルギーになってでしょうね。それから体にいいもの肝臓にいい物を。そうしてくださると本当に早く7年はすごく長いと思いますが
@その間ずっと野球をやり続けてきたわけで逆に短いぐらいかなと思います。
「そういう方に巡り会って本当に良かったですね。
@そうですね。今でも野球ができるのは嫁がやってくれたことで。今はどちらかというとこの手の方にてんやわんやで毎日怒鳴りまくりながら時には子供と泣きながらやっていますけども。
「5人を育てながら主人の体のことに気をつけながらですか。そういう意志が強い方なんですけども。本当にそうじゃないとそれでおしまいと言われて
@そのままで。そうですねそれで終わっていたかもしれないので。
「それが今最年長記録を更新中ということで。でもあるでしょう自分では若いと思ってらっしゃるかもしれないけども最年長最年長といわれるのもどういうものでしょうか。
@最年長と言われてからここ2年から3年たつんですけどもあまりチームメートからおじさんとかお父さんとかいうふうに言われてるんですけどもチーム名とか言われるのはいいんですけども回りからあまり声が大きくなるとスタンドからも言われたりしてそういう励ましの声がすごくありがたいですけどもあまり言われ過ぎると自分が気にしすぎるようになってしまうので
「そういう感じは全然ないので若々しい感じがして。でもアレですよねご自分でトレーニングをするどうすれば何歳になっても投げられるかということをずいぶん研究して。
@研究するのは小さい時からやってるんですけども特に結婚してからは大学とかに行って先生に教えてもらいながら今はどちらかというと体幹いうのはあのチームでもやっている練習なんですけども。
「今までの練習とは違いますか。
@全然違いますね。こんなにつらいトレーニングがあるのかという
「例えばどんなことですか。
@あまり体重を使わないです自分の体重だけでやるんですけども。自分の体重だけを使って足を上げ下ろししたり。その間自分の上半身をを動かさないように耐えているんですけども。今はボールを使ったりとかいろんなものを使うんですけども僕がやっていた練習というのはそれを1回やるのに40分かかるんですねワンセットが。
「本当にこのごろなんとかしないといけないと思ってヒンズースクワット寝る前に80回とか今やっているんですけども本当2~3分で終わってしまうんですよね。ずいぶんやったと思っても5分やると思ったら大変ですよね。40分がどれぐらいというのはすごくわかりますよ。でもそうしないと体は衰えていくんですか。
@やはり年齢をとると僕は野球選手はだいたい30歳が目安なんですけども。鍛えていないと落ちていくんので30-どうやって生きていていくかとか。
「やはり工藤さんを拝見していると中年になった人たちもおれたちも頑張れるぞと思うかもしれませんけどもちょっと今のお聞きしすると大変だなと思うんですけども。意思があるのでおできになると思うんですけども。あの毎年12月には子供たちに野球のこと教えてらっしゃるだけども去年の12月におやりになったVTRを流すので見ていただけますか。なるべく子供たちに考えて野球をやってほしいということでですよね。ちょっとご覧ください。本当に教えてらっしゃいますね他の人も教えてるんですね。
@他の選手も何人かいまして
「随分と丁寧に教えてるんですね
@そうですねあまり時間はとれないですけども。どうしても子供は肩やひじを壊してしまうと野球ができなくなってしまうのでそうならないことこの自分のを教えたいことだと思ってそれを何とか子供に伝えたいというのが。
「考えてやろう工夫してやろうということはね。
@だからああいうバットとかも(バットを手に持ち投球している)
「本当のバットではないですね
@軟式のボールを打つようなバットなんですけども
「そういうときは重いものを持つ必要がないですね。ちょっと短かったですけども。ああいうふうに考えてやろうと。でも甲子園にお出になったときからずいぶん長く野球をやってらっしゃるんですよね。愛知工業大学明電高校そのときに甲子園に出て。一郎さんが後輩にいらっしゃるそうなんですけども。それでドラフト6位。その時はもう社会人野球に入ろうと思っていらっしゃったんですって
@そうですね。とをんいんいんいんを社会人野球に入ろうと思って会社間で挨拶に行っていたんですけども12球団にもいきませんという手紙を出してうちの父親がですね。その後にドラフトで西武-6位でという使命があって
「その時どういうお気持ちだったんですか
@父親とけんかして3日間ぐらい家出しました。
「おれはいくぞ西武に行きたい。(笑)
@僕は会社にも挨拶に行ってよろしくお願いしますと言っていたのでそれを変えられたときには結構僕も頭にきてというか3日間ぐらい家出をして帰ってこの方ですけどもその後に帰って実際にスカウトの方が来られ、いろんな話をしている間にあまり僕も行く気がなかったので僕も話をしなかったんですけども。うちの父親と今は亡くなられたんですけども根本さんが話をして
「根本さんって有名な方ですよね。
@話をして最終的に僕が夜中の3時ごろに起こされまして。けられておきろと言われて起こされて起きたときに居間の方で根本さんと話をして西武に世話になるようにしたからとだからしっかり頑張れプロに行っても頑張れと言われてそれを聞いた瞬間に何でだよとか言ったんですけども。その時は厳格な父上で逆らったら殴られたときだったので
「スパルタの
@最後の抵抗ではないですけどもそれから3日間ぐらい家出をして。
「でもその時心の中ではうれしいと
@そうですねいろんな話をさせていただいて社会人で会社の仕事をしながら野球やるよりは1日中野球をやれるプロに入ったがくるのも早いしと言われて僕としては最初を父親がプロに行っても通用しないと言っていたものをドラフトがかかってプロの人と話をしてプロに行けと言った父親が許せなかったんですけども自分が入ってみてそういうところであればどちらでもかまわなかったのであればかもなかったんですよ。でも実際プロに入ってみるとスピードも違うし全然ついていけないですよ。
「そうだったんですか。
@ノッカーが打った打球すらもそれぐらいレベルが違うのを感じて3年か5年で終わりだと思っていた
「その時は広岡という監督。それから森さん。その時とても西武が強くて。でもとのスパルタのお父さんはその根本さんとお話しをしたときにそのお話しをよかったんでしょうね
@どちらかというと男気というか。うちの父親は好きで九州男児で。2人で20分ぐらいにらみ合いをしてしゃべらないんですよ。最終的に決めるときになって僕が横にずっと座っていて2人でずっとにらみ合いあって。喧嘩するんじゃないかなと。いろいろ考えたあんたにすべてを任せるとうちのおやじがいいまして。何もなかったんですけどもそういうちょっとキレたら怖いおやじですしちょっと男気のあるオヤジなのでそういう根本さんという人を信じたオヤジは正しかったと今では思ってますし。
「そして今はこうやって本当に皆さんの現役のサラリーマンの星と言われているんですからね。本当によかったと思いますちょっとコマーシャル。
@はい
「でもまあとにかく西武に入団してさっきも話したように高校で甲子園出たといったって全然ダメで広岡監督のもとで10時間1日。
@1日10時間ですね朝9時半から練習が始まって終わるのはだいたい10時ですね。練習はしていてもすぐに良くなるわけではないのでを限界という限界をすべてこれさせてもらって。ほんと頭がもうろうとなってそれでも体が動くんだなと分かって。そのときにはじめてわかってそういうものは何で動けるんだろうと勉強していくとだんだんアドレナリンが出てからだが動けるようになる。今でいうとマラソンのランナーがをランナーズハイという状態になると同じらしいですけども。
「でも10時間やらないと分からない(笑)
@そうですね今あるのもあのときの厳しい練習を耐えたというのがあったのでそういう自信もありますしあの時にできたというものが今でも僕を続けさせてくれていると。
「今でも8時間練習するんでしょう
@8時間といってもずっと練習しっぱなしではないですよ。休憩を入れながら8時間ぐらいやらないと体がなかなかできてくれない
「ピアノとかバイオリンの人たちも有名な方でもコンサートの時以外は8時間から9時間練習するんですよね。練習しないとやっぱりダメになるというんですけどもやはり野球の方もそんなに練習を。
@そうですね僕も10時間やっているというのが若いときにあるのでやらないと体ができないというのが体に染み付いてしまっているんですね。だからどうしてもやってもやっても満足しなくなってきてしまったんですよ。だからどんどんどんどん時間が延びていてしまうんですけども。
「でもだから今のからだが今でも最年長で選手を続けていることにつながるんでしょうね。やらなければだめなんですね
@そうですねやらないとだめだと思います。
「工藤さんはみんなの話題になるようなMVP最優秀選手は2回も取ってらっしゃる。今は手を拝見していたんですけどもそんなに大きい手ではないのかなと
@そうですね野球選手の中では小さい方
「でも丈夫そうなでではありますよね。ちょっといいですか大きさごめんなさい。大きいけれどもそんなにびっくりするほど大きい手ではない。
@みんなだいたい僕の手の関節1個分ぐらい大きいので。
「ボールを投げるときはそれでも十分
@大きい人の方がいいですね。特にフォークボールとかはさむボールときは。
「いろんなことでカバーしてらっしゃるということで。僕の野球塾というんですけども実際的なことが書いてあって
@子供たちに基本的には読んでもらいたいと本で、やはり考えて野球は上手になるんだよということも含めてかいたんですけども。
「こうすればもっと明るい未来が来るんだよというふうなそんなことも分かるという本だと伺いましたけども。
@僕が小さい時にやっていたことも含めてプロ野球選手になってそれからいろいろ考えて工夫してできて練習も含めてやり考えるということが僕はすごい武器だと思っている人間なので体が小さくてかといって腕が長いわけでもない身長が大きいわけでもないんだけどもその中でここまでやってこれだということを考えるとやはり自分は小さいときから考えてどうしたらうまくなるんだろうどうしたら速い球が投げられるだろうどうしたらコントロールよくできるんだろうと考えていく人間だったのでそれを素直に書いたつもりなんですけども
「はじめの帯のところでしたかね素質ではないんだよ体格ではないんですよ。それは恵まれてなくても。でもあなたを見ていればね。これだけ長く本当にピッチャーになって何年ですか
@高校中学小学校入れると35年ぐらいですか。
「それでもまだ投げられる。何歳ぐらいまでと決めていますか。
@いえ決めてないです。
「でもずっとできるだけ
@投げたいです
「期待していますね