2002年2月13日
黒柳「それにしても石川さゆりさんは大人っぽいイメージがありますけど森昌子さん、桜田淳子さん、山口百恵さんと同期生なんですって」
石川≪そうです。デビューした頃はみんな制服を着て楽屋に入ってていう感じで。≫
「でもあの中3トリオっていうのはがんばってて、お一人でがんばっているっていう感じだったんですって」
≪レコード会社も事務所もずいぶん力を入れてデビューさせてくださったんですけど波に乗り切れなかったっていうんですか。最初は事務所で3人娘を作る予定だったんですけどでも私が乗り遅れてしまったんでスタ誕3人娘で桜田淳子ちゃんが入って3人娘に≫
「そうだったんですか。演歌を歌ってる方って同じアイドルのかたでも違うのかもしれませんね」
≪そうです。でもデビューした頃は明大のマスコットガールとかもしてましたけど≫
「それで津軽海峡が大ヒットであれでバーとなった感じがあります」
≪あの歌が19歳のときにシングルカット。レコーディングは18の時なんですけど。ここで皆さんが覚えて下さったって言うか≫
「19さいでずいぶん大人っぽいですね」
≪この頃は夢中でしがみついて歌ってたっていうか。昔の映像とか見ますよねものすごい形相で歌ってて自分でいとおしくなっちゃいます。≫
「それにしても去年芸術祭演芸部門優秀賞をお取になってうれしかったでしょう」
≪毎年青山劇場で石川さゆり音楽会っていうのをやっているんですね。演歌っていうジャンルだけでなくジャズとコラボレーションをやったり歌って楽しいねっていうのをやってきたんですけど。去年は歌謡曲って言うのはどうやって生まれたのかっていうのから始まってで川上音二郎さんの”オッペケペー”っていうのからみんなの歌が始まったのかもしれないということでそっから現代まで来たというのを作ってみたんですけど≫
「それとお嬢様が18にお成りになって」
≪そうなんですよ。今日がお誕生日2月13日。18年前の2月13日っていうのは雪が降って、曇った日だったんですけど早いなって思いますね≫
「本当にね。これで引退かなって思ったんですって。結婚したら引退みたいなものが残ってて」
≪この歌の世界というのはもっと昔は違ったのかもしれないですけどテレビやマスコミが入ってきてからは結婚して引退とか子供が生まれて歌を歌うなんてって。最近はみなさんですけど子供にとって母親でありたいと思って悩みましたけど≫
「お子さんは元気な方でお子さんの先生が石川は大きくなったら酒を飲みたいような子だとおっしゃったんですって」
≪ああーああ。そうですね小学部、中学部のころはそういってくださる元気なユニークな子供でした≫
「いくら仕事でもこびるような事はしないでねとか」
≪そうなんですよ。≫
「今日で18歳なのなんかなさらないとね」
≪イギリスに留学してましてまったく1人で留学してましたでしょ日本が恋しくてしょうがないんです。ヨーロッパって”テスコ”ってスーパーがあるんです。テスコの部屋とか言いながら(笑)あそこは日本のものが売っているのよお母さんとか言いながら(笑)≫
「そうですか」
≪徹子の部屋をもじって≫「お子さんが7ヶ月のときにあなたが出演されたVTRがあるんですけどそれをコマーシャルを」
≪今何かいわれることがうっとうしいんですね自分の世界があるんだって喧嘩になっちゃうんですけどこないだあまりにも悔しかったから小さい頃はこんなだったんだよって生まれた頃、3ヶ月、半年ぐらいのビデオを見せたんです。そしたら急に自分もこうやって大きくなったのかなって、ワーというときは変わらないんですけどお母さんていいもんだなって思ったみたいで。≫
「ではVTRを」
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黒柳「今は顔が見えるけど母乳の陰で赤ちゃんの顔が見えないんですって」
石川≪おっぱい飲むの下手なんでこうやって顔を振っておっぱいだらけになってでも肩こっちゃっていまは寝巻き半分縫いで遠山の金さんみたいな格好をして飲ましてますけど≫
「それとおっぱい飲ましているとき子供が上目づかいで見てるのが可愛いんですって」
≪なんともいえない目なんですね。こういう目を見られるのは母親のこういう角度しかないんだなって思いますね。≫
「お散歩行こうかなっていうのも分かるらしいんですって」
≪大好きなんですね。”お散歩に行こう・・かな”っていうと”キャー”って喜ぶんですね。何でも分かりますね。なんでもっていうのは。≫
「ご飯なら」
≪家はみんな歌にしちゃうんですね”ご飯だ♪ご飯だ♪うれしいな。何でも食べますよくかんで。いただきます”っていうとねえマーってお口開けてんの≫
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≪夢がいっぱいで楽しそうにしゃべってますね。みなさんそうなんですけど赤ちゃんが生まれてお母さんは子供がどうなるのかしらって。10歳、15歳過ぎてくると現実の厳しさって言うんですか思うようになりませんし”うるさいな”とかいいますし≫
「イギリスに留学されたのは中学を卒業されてからいかれたそうですけど自然科学を勉強したいからということでいかれたんですって」
≪すごく自然が大好きな子でちっちゃい頃からモンゴルいってたりしてたんで自然が好きになったんです。空気をいっぱい吐いて行ったんですけどなんでしょう外国人に対する偏見とか厳しいものがあって挫折をしてというかショックを受けて2年足らずで帰ってきたんですけど。あの難しいなって思うのは中学前だと義務教育ですから学校に≫
「戻れる」
≪戻れるんですけど高校に入るときに出ちゃった子っていうのは2年いって帰ってくると帰国子女枠っていうのがあるんですけど2年弱で帰ってきたので試験を受けるといっても高校1年生の試験を受けなきゃいけない。お友達は高校3年生なんですけど自分は高校1年生でやるぞって出て行った子が帰ってきたときにもう少し日本の教育がいけばいいなって思います≫
「すっと入れるところがあればいいなって思いますね」
≪大検を受けようかなっていいながらがんばってますけど≫
「冒険家になりたいっていう方向は決まってるらしいので」
≪徹子さんのご本なんかよんでも楽しそうな徹子さんってどういう人なんだろうって。行こうかなってスタジオにって行ってたんですけど私のお仕事とか芸能界にふっと足が止まっちゃうんでお伝えしてくださいと≫
「お会いしたかったのにねえ」
~CM~
「なにはともあれあなたは明るい母子家庭を目指して」
≪あまり胸はっていいか分からないですけどそういって子供と過ごしております。≫
「でもお嬢さんはお友達で離婚したってとってもしょげてる人に”そんなことないよ。お父さんがいないとお風呂から上がっても裸で歩けるよ”っていろいろという」
≪はずかしいですけど≫
「でもあなたとしてはお嬢様の今後が」
≪そうですね彼女の夢に向かっていいサポートが出来たらと思います≫
「彼女は冒険家になりたいというのもモンゴルもそうなんですけどアマゾンにお仕事でいかれて・・・」
≪いや私がお仕事で中国に行ったときにそのときのテレビクルーのかたがこんど仕事でアマゾンに行くんですよといわれたら”家の娘も大好きなんですよそういうところ”といったら”じゃあ取材で連れて行きましょうか”と言われて初めましてという方々と彼女が1人で行って≫「楽しかったのかしら」
≪みたいですね。そういう不便なところで民族の方と会うのが好きみたい≫
「そういうの嫌な方ははじめっから嫌ですからね。そういうところから出てきているのかも知れませんねえ」
≪そうですね≫「ありがとうございます」