2002年2月20日
黒柳「人が勝つさんのことを見てよくわかんないのがアナウンサーの出身じゃないかということ、2つ目が勝海舟の子孫じゃないかということ。アナウンサーと思っている人が多いんですけどニュースステーションの天気のお姉さんから始めたんですけど」
勝≪正式に局のアナウンサーでいたことはないんですね。フリーアナウンサーでずっといるという≫
「でも試験はお受けになったんでしょ。東京のテレビ局はほとんどお受けになったんですがNHKは受けようとは思いにならなかったの」
≪たぶんどっかと重なってたんでしょうね。で選ばなかったんだと思います。で受けたんですが受けるたびに落ちたんです。1次、2次で簡単に落ちてテレビ朝日だけが最終まで残ったんですね。アナウンサー以外の仕事をする気がなかったのでテレビ局以外の仕事を受けていなくて≫
「それだけ受けたのに全部落ちてがっかりしてたときに」
≪テレビ朝日に落ちて3日後ぐらいあとに≫
「そんなにすぐ」
≪ニュースステーションのプロデューサーをなさってた方がお電話をくださいましてアナウンサーとしては駄目だったけどうちの番組でお仕事をして見ませんかとお電話をいただいたんです≫
「ニュースステーションという番組が個人的に」
≪ちょうど天気予報の方が辞めるので人を探していて後から聞いた話ではプロデューサーがたまたま所要があって午前中しか見ていなかった。で私は午前中の部のテストに出ていたんですね。午後を見ていたら君のことは印象に残らなかったかもしれないと言われまして≫
「在学中から?」
≪そうですそのお電話をいただいたのは9月だったんですがお願いしますと。他に何も仕事がなかったのでその年の10月から≫
「ニュースステーションが始まって3年目ぐらい」
≪そうですね≫
「あなたがおでになった時は視聴率がぐんと上がったっていう」
≪そんなことは≫
「ニュースもお読みになった頃に生放送なんで間違いも多かったそうであの陸海空三軍のなんとかって」
≪ちょうど小宮さんが夏休みで変わりにニュースを読ませていただいたんですけど”陸 海 空”と離れて書いてあったといえばそうなんですけど”りく かい くう”と言うところを”りく うみ そら”と(笑)と読んじゃいまして久米さんも笑ってらっしゃるんですよ。読み終えたあとに今のは”りく かい くう”と読みますねと訂正されて≫
「間違いではないよと久米さんがおっしゃってくれて」
≪”間違いではないし分かりやすいと思うよ”といってくださって(笑)≫
「でもスタッフからすごくしかられたんですって」
≪なにを考えて君は25年間生きてきたんだと≫
「ショックだったでしょ」
≪ニュースですから魂込めて仕事されている皆さんから見れば何だそれはと≫
「あなてゃ野球の事はお分かりにならないんですけど西武ライオンズが優勝したときにビールかけをやっている時にあなたがいらして」
≪本当に忘れ去りたい抹消したい過去で≫
「あなたにもビールがかかってきた事もさることながら選手にもビールがかかって誰が誰かわからない」
≪そうですし選手も数名しかわからないのに行ってくれと言われて申し訳ないですけどお願いだから今日優勝が決まらないでくれと思いながら観戦して9時半ごろ優勝が決まって番組としては絶好のタイミングで決まって本番中にビールかけが始まるからと。10時ごろから乾杯が始まってその後ワッと始まったら何がなんだか分からなくなってカメラマンとははぐれるし≫
「あなたにもかかってきたんですって」
≪選手にもインタビューしなくてはいけませんしでもつかまらないし。インタビューができなければ実況しなくてはいけないのに何もしゃべれなくてそのまま何もしゃべらず何分か流れて流してはいけない放送事故だったと思うんですけど≫
「何だか訳が分からないんだろうなって思って見てましたけどねえ。インタビューしなくちゃいけなかったのにねえ」
≪そうしなければいけなかったのにどうしていいか分からなかったんですね≫
「それも消し去りたいんですけど滝の中継っていうのも」
≪そんなのばっかしですね≫
「たまにはいいじゃないですか」
≪何がどう失敗したか覚えてないんですが足が水につかっていて寒いなと思っていたんですね。で中継が終わってスタジオの久米さんにお返ししたら”ありがとうございました。顔を洗って出直してください”と言われて(笑)≫
「本当」
≪どういうレポートをしたか覚えてないんですけどその言葉だけ覚えているんです。1週間ぐらい落ち込みましたねさすがに≫
「勝海舟の子孫じゃないかと皆さんが決め込んでらっしゃると言うんですがこれはどうなんですか?」
≪5人のうちの1人位は聞かれますね≫
「本名なんですね」
≪はい。聞かれるたびに両親に聞くんですがはっきり答えてくれないんですね関係ないとは思うんですが。可笑しかったのは鑑定をする番組で自宅まで電話がかかってきて勝海舟のお宝をお持ちではないですかとお電話があったりなぜか外人記者クラブの間でNステのお天気をやっている勝さんは勝海舟の子孫らしいと噂になって横顔が似ていると≫
「そうなの」
≪たぶん関係はないとは珍しい名前なので≫
「面白いなと思ったのはニュースステーションで久米さん、次にザ・ワイドで草野さんとお仕事をされたんですけど2人が同じことをおっしゃったんですってねえ」
≪お2人ともすごくいい名前だね勝ちに恵まれてるね数字に勝てるねと。≫
「私は視聴率が上がるだろうって考えもしなかったです」
≪草野さんも番組の初めの日の最後に”これで視聴率に勝つ恵子ですね”と。自分では考えませんから≫
「私も考えなかったなあ」
≪勝負にこだわる方はおっしゃいますねスポーツ選手とか政治家とか”選挙向きの名前ね”っておっしゃった方がいて≫
「いずれにしてもお名前がいいっていうのはいいことね。で久米さんのところには4年?」
≪5年半≫
「その後草野さんのところには何年?」
≪3年≫
「その後草野さんの後にはイタリアのほうでお料理の勉強を。なぜ」
≪半年ほど毎日レギュラーで出るという仕事がなかったので学生時代から仕事をはじめてそうそう海外に長くいくということもなかったのでいきたいなと思って料理が好きでしたので留学と言うほどのものでもないんですが≫
「ツアーでいってそこで勉強しようと言うものだったんですって」
≪1ヶ月半ぐらい≫
「でもずいぶん長いですね。イタリア料理を」
≪基礎からあとはイタリア語ですとか。もちろん教えてくださるのはイタリア人のシェフの方なんですね本当に自分の国、自分の料理を愛してるんですね。で日本の君たちはそれを習いにきているなんて幸せなんだと毎日おっしゃって。それだけ愛せるっていいなって思いました≫
「パスタやなんかは上手になったの」
≪どうでしょうね。私はさらにイタリア料理が好きになって帰ってきたっていうのがあるんですけどたまに自宅で作って友人を招いてホームパーティーをしたりとか≫
「こんなこと言うのなんなんですが(今は)独身なんですよね。結婚式にうかがったんですよね久米さんやなんかと一緒に。それでご結婚なさってでも長くはいらっしゃったんですよね」
≪7年≫
「あなたの中では長いですよね。同じ仕事のテレビ朝日の中の方と」
≪はい≫「今でも仲良く」
≪そうですね食事したり話を聞いてもらったり別れることないじゃないとみんなに言われるんですけどいい関係で≫
「結婚式は盛大だったんですがまあ仲良くやってらっしゃるんだったら」
≪本当にすみません。≫
「えばるわけではないですけど結婚式に行ったんですから。あの時ご馳走にもなったような気がしますねハハハハハハハハハハハハハハ。めったに行かないものですから」
≪そうですよねそうおっしゃってましたよねですからなおさらもう。徹子の部屋に出るんだって言ったら挨拶に行こうかって言ってました≫
「でもこういう話をテレビでなさることはめったにないじゃないですか」
≪初めてです≫
「ですから勝さんてどういう人かなって言うときにはいいんじゃないですか。」
≪仕事の失敗談とか人生の失敗談とかばっかしで≫
「そういうのじゃないやつを今は朝の早いやつの司会をされたりしてるんですけど」
≪他局なんですけど目覚まし天気という番組を。朝の4時半からなんです≫
「だから拝見するんですよこれから寝ようかなっていうときに。何時ごろに寝るんですか」
≪夜の9時半から10時に寝て夜中の2時ぐらいに起きて3時には局に入るんですね。4時半から本番で≫
「頭ぼんやりしていることはないですか」
≪3日1回ぐらいは。起きたまんま行ってるんで≫
「終わってもまだ」≪6時前ですね≫「その後寝たりするの」
≪11時から1時間か2時間は寝るんですが3日に1回ぐらいは”ああ寝過ごした番組に穴あけちゃった”って思うんです。寝て起きたら昨日のことのように思えて。≫
「たいへんですねそんなに早い番組があるなんて。あれでしょ小宮さんのJチャンネル」
≪金曜日に出演させてもらって≫
「何か特別コーナーに」
≪いくつか担当させていただいて司会という形なんですけど≫
「昔の小宮さんと一緒に」
≪すごく久しぶりなんですけど毎週ご一緒できてでも会うと昔に戻っちゃう感じですね申し訳ないんですけど。≫
「でもあれねえ小さい頃からとってもしゃべり子なんですってねえ」
≪今はおとなしいほうだと思ってるんですけど子供の頃は朝から晩までずっとしゃべってて≫
「私ってべっぴんさんとみんなに聞いて歩いたそうですから」
≪”べっぴんさん”って言いながら近所を歩いてて多分母親がそれを聞いて赤面して”あなた何を言って歩いてるの”って私も赤面して≫
「いまだったらいいでしょ”私はべっぴんちゃん”って聞いても」≪いやいや≫
「気も強くてよそのお家にお泊りした時に」
≪ちょうど同い年ぐらいの友達もいて一緒に騒いでたんですね遅くまで騒いでたんで母の友人のおば様が”いい加減寝なさい”っていったんですよそしたら何を思ったのか”私はお客さんよ!それはお客さんに対する言葉!”って。なんて子なんでしょひどいですね≫
「肝が座っててそんだけ肝が座ってたら毎日生放送でも大丈夫ですよ」
≪大きくなってからも言われてまた母が赤面して申し訳ございませんと。≫
「そんな風には思いませんけどねえ」
≪仲良くなる方は気が強いねと≫
「これからはどういう番組を」
≪情報番組は長くかかわっていきたいなって≫
「勝恵子さんでした」