2002年6月4日
黒柳「よくいらしてくださいました。テレビのレギュラー5本、ラジオは1本」
はしの≪はい、そうです。≫
「本当に一生懸命で真面目で好感の持てる方でいらっしゃるんですが。それでお小さい時からテレビに出る人(芸能人)になるって決めてらしたんですね」
≪きっかけは覚えてないんですけど小さい時から私はテレビに出てお仕事するんだって思い込んでたんですよ。≫
「それで徹子の部屋に出て私が何とかキャラバン・・・」
≪小さい時に私はホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを取ってデビューするんだって決めてたんです。≫
※はしのさんは小さい頃、将来ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを取って芸能界デビューすることを夢見ていた
「徹子の部屋に出たら私がグランプリおめでとうございましたと言うような”徹子の部屋ごっこ”をやってらしたんですって?」
≪1人徹子の部屋ごっこをやってました≫
「この番組は27年になりますからあなたの小さい時からあったと思いますけども。だけどもホリプロのキャラバンじゃなかったんですって?」
≪そうなんです。スカウトキャラバンに応募することなく14歳の時にあるタレント事務所のオーディションを受けて受かって16歳で上京してきたんです。≫
「鹿児島からいらしたんですけども小さい時の写真をご覧いただきます。カメラのほうを向いてそういう風(芸能人)になるんだぞっと。でもパンツが下がってますけどね(笑)」
≪私なんか~パンツ一丁で歩くのが好きだったみたいで≫
「どの写真もね」※違う写真が登場
≪これは怒ってるんですよ。すごく気の強い女の子だったみたいで怒ると両こぶしあげて震えて地面に頭からひっくり返る子だったんですって。だからこの写真の後はまさにひっくり返ってると思います≫
「でもちゃんとカメラのほうを向いてですね(笑)写っても大丈夫な方に。※違う写真が登場これも見て」
≪これは小学校3年生ぐらいですかね。≫
「こういうときもあったのね」※違う写真が登場。黒く日焼けして舌をカメラに向かって出している
≪真っ黒ですね≫
「鹿児島は日当たりが良いですからね」
≪そうですね熱いですからね(笑)≫
「このときはどう思って舌を出してるんですかね」
≪そうですね。でも将来タレントになったときに番組で紹介してもらえる事を想定して撮ってると思いますよ。≫
「アインシュタインも舌を出してるのがありますからね。そうなのよどっかで見て同じお気持ちかもしれないのよ。学芸会はどうなんですか?」
≪学芸会は・・・学校の発表会とかは恥ずかしくてできない方なんです。≫
「アマチュアのはやんないのよってプロを目指してるから(笑)。」
≪生意気ですね(笑)。のど自慢大会とかは張り切ってでてたんですけども。≫
「なるほど見物人が大勢いてプロ的なのは出てもいいけど」
≪学芸会とか学校の発表とかは苦手でした≫
「家でおばあさんが「はしのえみさんですー」と言うと」
≪お家のカーテン(の中)から出てきて歌を歌ってたそうなんです。≫
「おばあさんがそういう風にやってくださって」
≪私がそういう風にやってくれってリクエストしたらしいんですけども≫
「みなさん本気にとってらしたんですかね?(※将来芸能人になるという夢を家族は本気にしてたんですかねえ?)」
≪ああ・・・ずっと小さい時からタレントになるって言い続けてきたんですけども父親もまさか本気だとは思ってなくて兄もそんなのできるわけ無いっていつも怒ってましたね≫
「でも家族に愛されて育ったって言うVTRがあるんですけども。これは8ミリかしら?」
≪はい≫
~VTR再生~
「はいこんな具合にですね初めは浴衣着て扇子もってちゃんとプロのように。あのくらいの頃から決めてたんですかね?」
≪覚えてないですけどね≫
「それとヌード。ビニールプールのやつ」※VTRに水着を着て子供用のビニールプールで遊ぶはしのさん
≪ああちょっとはみ出してましたか≫
「将来タレントになったときにはじめてのヌードって」
≪そうですね≫
「でお兄ちゃんは九州の大学にいって」
≪ああ、大学に行ったんですけど私の父が私が中学生の時にサラリーマンを辞めて夢だった洋服屋さんを開いたんですよ。兄は大学は1年間ぐらい行ったんですけども早くそっち(家業)の勉強がしたいと帰ってきたんですよ。熊本の大学に行って1年ぐらいして鹿児島に帰ってきたんですよ≫
「じゃあお兄さんは今お父さんと一緒にやってらっしゃる」
≪はい≫
「そうなんですか。タレントキャラバンに受かってうまくやろうとしたんですけどもなかなか学校が」
≪そうなんですよ。≫
「お父様は高校ぐらいはちゃんと出てくれとおっしゃったの?」
≪14歳でオーディションに受かって一応合格となったんですけども義務教育中だったんで高校生になったら呼びますねと言われて高校1年生まで鹿児島にいて高校2年生の時に上京してきたんです。≫
「※16歳当時の写真が登場ああこのころね。ずいぶん大人になって可愛らしい感じですよね。」
≪仕事をするために上京してきたので鹿児島の全日制に1年間行ってから仕事がしやすいように(東京の)定時制の高校に転校したんですよ。でもなかなか鹿児島から東京という環境の違いとか・・・≫
「しかも1人でしょ」
≪はい。鹿児島の全日制から東京の定時制というまた環境が違うところで中々馴染めなくてすぐ定時制も自分から行かなくなってしまって父親に学校を辞めたいといったんですよ。でも父親が将来どうなるかわからないから高校だけは卒業してほしいと言われて3部制という朝の部のところに行ってそのあと単位制という高校に行って≫
※4回の転校を経験
「それも全部自分で探して」
≪はい≫
「東京でお1人で?」
≪1年間は1人だったんですけども、東京には仕事をするために行ったんだから高校は行きたくないと言ったんですけども父親が将来どうなるかわからないから高校は言って欲しい。でもそんなに大変ならお母さんをお前が高校を卒業するまでは東京に出すからと言ってくれて。20で高校を卒業したんですけども20までは母親と2人で暮らして≫
「じゃお母さまが来て下さって。その間お父様もお兄さんもずいぶん不便だったでしょうねえ」
≪お婆ちゃんがいたんで父と兄のいろいろな生活の事は頼んで協力してもらって私は高校を卒業する事ができたんですけども≫
「話は変わりますがクイズ(不思議発見)のときは私の前か横に座ってらしてあなたの顔をつくづく拝見した事が無かったんで」
≪そうですねいつも横か後ろですよね(笑)≫
「あなた可愛い顔ね~」
≪ウハハ(笑)本当ですか。≫
「目も可愛いんですけども鼻が少し上を向いていて」
≪そうなんですね(笑)。私”ハナパク”と呼ばれてたんですよ。鼻がぱくっと上を向いてるから≫
「そんな(笑)。本当に可愛くてお顔が小さくて今までどうして気がつかなかったのかなって」
≪そんあにアップにしないでください≫
「全部が可愛いのねよくよく・・・よくよく見なきゃって言うのは失礼ですけども」
≪ハハハ(笑)≫
「いつも問題考えてる方が多いから。いつも悩みますからねクイズのときは」
≪ねえーー≫
「1本(収録が)終るとみんなスタジオの外でため息をつくんですよ」
≪そうなんですよ。考える時間が長くて≫
「ひどい時は15分ぐらい考えるのね」
≪ねえ≫
「(※他の解答者が書き終わるのを)待ってるときに答えを変えちゃってそれで間違えたりするんですよ」
≪そうなんですよ私それでこの間間違えちゃったんですよ≫
「ちょっとコマーシャルです」
≪はい≫
黒柳「でもあなたのお兄ちゃんはとってもあなたを可愛がっていてあなたが小学校1年生の時に男の子なんかに砂利道に座らせられてたんですって?」
はしの≪なんか石ころ拾いの掃除当番で石ころを拾っていったら6年生の男の子に「そんな小さい石ばっかし拾ってたらどうするんだ」って怒られてしまったんですね。お前はここに正座しろって言われて≫
「なんてことを」
≪ねえ。それで1年生のわたしは泣きながら正座してたんですよ。その私を兄の友達が見ていて鹿児島弁で(お兄さんに)「はしの、お前の妹がいじめられちょっと」ってお兄ちゃんに言ってくれてお兄ちゃんが助けにきてくれて「俺の妹をいじめるなって!!」≫
「こうやったんですってね(※腰に手を当てて言った)」
≪そしたら6年生の男の子は逃げていって。その時家の兄は小学校3年生だったんですよ≫
「3年生だったの。で晩御飯の時にお兄さんはえばってそのことをお父様に言わなかったらあなたがお父様に報告なすったんですって」
≪今日お掃除の時に6年生にいじめられたらお兄ちゃんが助けてくれたよって。家の父は「お前はいい事をしたな」って頭をなでなでしてもらってましたね≫
「さっきもおっしゃったように上京して定時制に慣れなかったときにお父様からお手紙が来た?」
≪はい≫
「そのお手紙は何年前になりますか?」
≪(手紙が来たのが)16,7歳の時なんで11、12年ぐらい前ですね。≫
「このお手紙をえみさんに読んでくださいとお願いしたんですけども」
≪この手紙に弱くて泣いちゃうんですよ≫
「私が変わりに読ませていただきます。1人で東京で暮らしている娘にお父様がくださったお手紙です
前略、えみちゃん毎日がんばっていますか。夜学も始まって昼夜本当に毎日大変だろうと想像しています。他人から見れば苦しい事でも自分の心からの目標があれば気にならない。むしろ苦しみと思える中からさえ自分にとってプラスになることを見つけだせるものなんですね。そんなえみを知って本当にうれしく思いました。お父さんもサラリーマンを放棄して本当に自分がやりたいものにチャレンジした人間です。えみちゃん思い切りやりなさい。チャレンジしてその結果は考えない事です。思い切りやるというその途中が一番大事だと思います。生き物には必ず自分の巣というものがあります。巣から飛び出す鳥が餌を持って帰るのも巣。他の動物と戦って帰ってくるのも自分の巣。えみちゃん外の世界で戦いつかれたらいつでも父母の元に帰ってお出でなさい。鹿児島が君たちの巣なんですから。ではまた
ちょと途中とばしていただきますけどもそして(封筒の)表紙に
疲れたときはいつでも帰っておいで。父
というお手紙です。なかなかこういうお手紙をお父様からもらう事はないと思います。私などももらったことは無いんですけどもいいお手紙ですね。うれしかったでしょ貰いになったときに?」
≪そうですね。私の性格上もう東京に出たんだから成功するまで帰ってくるなとか言われちゃうとダメだったと思うんですよ。鹿児島が君たちの巣なんだからいつでも帰っておいでって言われたからがんばれたっていう。≫
「時たま出して読んだりするんですか?」
≪そうですね家族からの手紙は本当にたくさんあって全部とってますね≫
「その後にあなたのことを考えてお母様が東京に来て一緒に住むようになる。1人であなたががんばってる時のお手紙」
≪そうですね。すごくホームシックにかかってその時に心配してくれた手紙だと思うんですけども≫
黒柳「今大変ご活躍のはしのさんなんですが東京に来て高校に入るまでの間いろいろ大変なお仕事もなさっていて萩本欽一さんの劇団をお作りになったときにそこに入ってらしたことがある」
はしの≪欽ちゃん劇団の1期生です≫
「そうなんですって。浅草のショータイムにでることになって」
≪浅草のショーレストランで年中無休の公演に出ていた時期がありました≫
「その時もなかなか大変だったんですってね」
≪そうですね年中無休で平日は2回公演、土日は3回公演、お正月は9回ぐらい公演してたりしたんですよ。≫
「でもお客さんがほとんどいなかったりしたんですって?」
≪そうですね浅草なのでいいときは100人ぐらい入ったりするんですけども1,2,3人ぐらいの時もありましたね≫
「その1人のお客さんの前でもみんな一生懸命やんなければいけないんだけども中にはお酒を飲んでるお客さんもいて」
≪そうなんですお酒に酔って私達が踊っている時に舞台に上がってこようとする人がいたり、「よお!ねえちゃん」とか言われたり≫
「そんな事があるんでさっきも言いましたようにホリプロのスカウトキャラバンで選ばれるはずだったのにこんなとこで「ねえちゃん~」って呼ばれてるのは違うなって思って1回は鹿児島に帰ろうと思ったことも・・・」
≪ありました。煮詰まってしまってちょうど今の事務所の社長がそのショーレストランの2階席で舞台を見ていたんですけども、私たまらなくなってしまって舞台の本番中だったんですけども自分の出番と出番の間の時に2階席の社長のところに行って(※社長に)「私もうだめです」ってボロボロって泣いて。そしたら社長は”私はダメです”しか言ってないんですけども気持ちを分かってくださって「少し休んだ方がいい。ちょっと鹿児島に帰るか」って言ってくれて鹿児島に帰った事もありました≫
「あなたがこういうような(子供の頃から芸能人として売れたいという夢)希望を持ってらしたからなおのことね」
≪そうですね。タレントになれるんだ。東京に来たらきらびやかな世界が開けるんだって思ってたんで≫
「つらい事もあったけども学校を決めて、さっきのお父様のお手紙とかがあったりしてお母様も一生懸命やってるんですが。お母様って面白い方なんですって?」
≪父親はすごい真面目なんですけども母親はすごい楽天的で”けせらせら”。なるようになるって言ってますね≫
「お父様とは職場結婚?」
≪そうです。社内恋愛で≫
「おかあさまは東京の方なんですってね」
≪はい≫
「それでもお母さんはチャゲ&アスカがお好きで踊ったりするんですって?」
≪夜な夜なビデオをみて「アスカ~」って叫んでてそれが原因で夫婦喧嘩になっていまはビデオ禁止なんですけども。≫
黒柳「萩本欽一さんにはどんな事を教わりました?」
はしの≪どんなに下手でも良いから大きな声を出しなさい、ということと間を外すなということを言われますね。≫
「姫って呼ばれてお姫様みたいな事もやってらっしゃるじゃない。大きな声を出していて」
≪そうですね。とにかく舞台にたっているときに下手でも良いからお客様に何を言ってるかわからないという事が一番失礼だからとにかく大きな声を出しなさいって≫
「ああそう。それからタレントになったら”笑っていいとも”でようということがこの方にはあったんですけども今は笑っていいとものレギュラーで」
≪はい月曜日の≫
「ですからちゃくちゃくと子供の時の夢は実現しているという事ですかね」
≪そうですね幸せですね≫
「またクイズがんばりましょう。ありがとうございました」