本日の徹子の部屋ゲストは仲間由紀恵さん

2002年1月11日

黒柳「吉本じゃないと。吉本の方と一緒に出てらっしゃる」

仲間≪はい。CMとドラマと≫

「明日があるさとか」

≪はい≫

「コマーシャルに出てらっしゃる時は歌ってないの」

≪歌ってるものもあります≫

「いずれにしても喜劇的なことをおやりになるので吉本(興業のタレント)じゃないかと思われている」

≪違います≫

「吉本ではないと。あなたは沖縄のご出身」

≪そうです≫

「初めて沖縄から東京にきた時に東京の人って色が白いんで驚いたんですって」

≪驚きました≫

「今は全然あなたは白くて」

≪東京にきた時は真っ黒だったんです。中学を卒業してこっちに来たんで私と同い年の子は白くてほっそりしていて綺麗で私は女子高に入ってたんですけどみんな芸能界に入っているわけでもないのに白くてカワイクて私はちゃんとこの業界でお仕事しようと思って出てきたのになんでこんなに真っ黒なんだろうって思いました。日焼け止めクリームを塗ったり、日傘をさして登校したりしました≫

「やっぱり白くなった」

≪違います。1年ちょっとで白くなりました≫

「向こうでは日のサンサンとあたる所でいたのに」

≪いまでこそ沖縄出身ですかとか聞かれますけど。沖縄というよりもっと寒いところの人ですかって思われます≫

「でもお若いですよね。1人でいらした割には」

≪そうですね15,6歳の時ですか≫

「沖縄からくるのにはずいぶん勇気のいることでしたかね」

≪勇気が要りました≫

「沖縄でドラマにでて」

≪あの一度だけというかソノドラマに出たころから東京にどうですかっていわれたんで。その時の”青い夏”っていうドラマに出たことでプロダクションを紹介してあげますよっていうことで。それは中学3年生の時で行きたいけどどうしようかなっと思って相談しなくちゃと思ったんですけど父親はマグロ漁船に乗っているんですよ≫

「そうなんですって」

≪常にいないんですね。半年に1回帰ってきたり1ヶ月に陸に降りるか降りないかの生活をしているんですけどその時も母親に相談したら結構応援してくれて自分がやりたいんだったらと。でもお父さんに相談したくてもいないんですねずっと沖のほうにいててどうやって相談しようかと思った時に船には無線機がつんであるんです。その無線を通して家の電話で会話をすることができるんです≫

「うん」

≪で相談したんです≫

「お父さんつかまったんですか。どの辺に」

≪その時はどこだったのか聞いてないですけど≫

「マグロ漁船」

≪マグロ漁船です≫

「お父様はなんとおっしゃったんですか」

≪がんばってきなさいと≫

「お父様もどこにいるのか南氷洋とかにいる時に娘が東京に行くっていわれても」

≪どうすることもできないですよね≫

「でも行ってこいって。相談するって言っても帰ってくるのはいつになるのか」

≪そうですね。私は5人兄弟の末っ子なんですけど帰ってきて一番下の子がいないんでびっくりしただろうと思います≫

「あなたはこの局のトリックというドラマに出てらした時に天才奇術師役を」

≪一応天才魔術師役なんできちっと練習しなくてはいけないんですけどできないんですよなかなか≫

「放送になった段階では天才奇術師に見えるの」

≪そういう風に仕上げました≫

「でもあなたはそんにへたくそそうには見えないですけど」

≪わたしすごく不器用なんですけどでもマジシャンには不器用な人が多いって≫

「でもその役では天才の割にはお風呂がないアパートに住んでる設定で」

≪貧乏な役でお金もない、友だちもいない役でした。≫

「でもあなた琉球の踊りをやってらして」

≪琉球舞踊をやってました≫

「小さい時から」

≪幼稚園のときからやってました。中学3年生の時にコンクールで新人賞をとりましてその後こっちへ来たんでそれからはやってません≫

「今はやってないの」

≪やってないです。沖縄に帰った時は研究所なんかに遊びに行きますけど≫

「そして東京に来たんですけど悩む時期があったんですって」

≪う~ん≫

「22ぐらいの時かな」

≪今22なんです≫

「今が。高校を出た時ぐらいに」

≪う~ん≫

「わかった。あなたが20の時に22歳の役をやらなければいけなかったのその役をやるのに自分はどうすればいいのかって悩んだ」

≪そうです悩みました。昔から自分の実年齢よりも上の役をやることが多くてわからなくて経験してないことも経験したかのように話さなくてはならなかったりして悩みました。でも今22になって普通の22さいの同い年のころの子はどんな風なんだろうなって。東京には同い年の友達がいないのでみんなどういう感じなのかって≫

「そういうことで悩んでらして。美人の人ってじぶんより年上の役をやらされることがおおいんですよ」

≪(首を横に振って否定)≫

「1人で行動するのがお好き」

≪はい。というか急に外に出たり、映画を見に行ったりするので誰とも時間が合わない≫

「でも映画行こうと思った時には車に乗ってる」

≪すぐに行っちゃうんです≫

「行動的なのね」

≪そうですね≫

「お寺とか見るのが好き」

≪よくドライブで鎌倉のほうに行ったりするんですけどあまり人が行かないようなお寺なんかを見つけるとうれしくて満喫しちゃいますね≫

「あなたは5人兄弟でいらっしゃる」

≪はい≫

「お兄さんがいてお姉さんがいてお兄様がいてお兄様まがいてあなたなんですって。」

≪はい≫

「そうすると3人目の方は自分には全部いるって」

≪真ん中のお兄ちゃんは姉も兄も弟も妹もいるんです≫

「あなたは学生時代にチューバを演奏してらした」

≪吹奏楽部に入っていて≫

「チューバって言うのは体に巻きつけるような楽器で」

≪最初は吹いてなかったんですけど私の1つ上の兄が吹奏楽部に入ってたんです学校も同じで。最初チューバを家の兄が吹いてたんですよで兄が卒業するって言うんで後継ぎが誰もいないんですよ≫

「その中学に」

≪誰もやりたがらなくて。重たくて、肺活量もいるし。でマウスピースを託されて”お前に譲る”とか言われて仕方なく吹いてました≫

「天才奇術師役が評判良くてパート2が」

≪はい≫

「同じ役で」

≪続編で≫

「いまでもお父さんは漁船に乗ってらっしゃる」

≪乗ってると思います。どこにいるかはわからないですけど≫

「ありがとうございました」

タイトルとURLをコピーしました