2002年1月14日
黒柳「去年、一昨年になりますか新人王を」
佐々木≪はい。取りました≫
「アメリカの野球にいって新人王をお取りになって今は日本でお正月ということですが今はどういう気分ですか」
≪ええもう少しでキャンプも始まりますし今は野球モードっていうか≫
「もうだらっとしてらっしゃらない」
≪はいオフの間も練習しなくてはならないんで≫
「初めてお目にかかってビックリしたんですけど背の高い方で。百何十センチある」
≪190センチですね≫
「あちらに行くとそれほど高い選手じゃない」
≪そうですね2m超える選手もいますし≫
「お小さい時から徹子の部屋があったものですから小さい時から見ていてくれたんですって」
≪夢でした出るのが≫
「まあみなさんお聞きになりました。それのみならずベストテンin仙台といって仙台でやったとき群衆の中にいらした」
≪いました。1人で≫
「すごいですねよっぽどヒマだったんですね」
≪(笑)ヒマでした≫
「高校生ぐらい」
≪そうですね≫
「仙台のご出身」
≪はい≫
「私も最近野球をみるようになってすごいですよ。野茂さんがいかれた時から見てたんですけど”DAIMAJIN”って書いた紙を子供がもってるじゃない」
≪よく効かれるんですよ大魔人ってどういう意味だって。でも説明しようがないですよね。だからゴジラと似たような物だって≫
「そうかするとすごいなって」
≪ゴジラはアメリカで有名ですから≫
「そうか。それとあなたの名前の主浩の”かず”っていうのを書いてらっしゃる人が多いんですけどあなたは”ヒーロー(ひろ)”なんですよね」
≪主浩のかずは一家の柱になるようにって言う意味でつけられたみたいですけど≫
「あらそうなの向こうでは主(かず)に浩(ひろ)をつけて”かず・ヒーロー”何ですよね」
≪日本では大魔人としかいわれないですけどねえ。あれ結構恥ずかしいんですけどねえ≫
「恥ずかしい」
≪自分の子供とかと一緒にいる時に”ああ大魔人だって”言われるとちょと恥ずかしいですね≫
「そうか大魔人ってロボットみたいな感じしないでもないですよね。今お出ししたプリンですけどお好きなんですって」
≪好きです≫
「プリンの上に22と書いてあるんですけど22にまつわる佐々木主浩さんの物語がある」
≪ええとですね午後2時22分に生まれたんです≫
「それも2月22日に」
≪はい。まあそういうこともあって背番号が22です≫
「娘さんですが9歳の方のお嬢さんは」
≪午前2時22分うまれですね。7月9日なんですけど≫
「奥さんも頑張ったんですかね」
≪あわせたんですかね≫
「午前2時22分に・・・でも本当のことをいうと合わせようと思ってもあわせられるものじゃないですよね」
≪そうですね≫
「おまけに仙台の局番号ていうんですか」
≪022ですね≫
「それとあなたをスカウトしてくれた人の背番号が」
≪担当の人が昔22番を付けてたんですけど≫
「そしてマリナーズに出発した日が」
≪1月の22日ですか≫
「それから行こうと思って時計を見たら2時22分」
~会場笑い~
≪家から出る時はそうでした≫
「22という数字はあなたにとってはいい数字。このプリンは何でお好きでしたっけ」
≪たまたま日本にいる時にゲーム前にプリンを食べていたらいいピッチングができたんで次の日も食べたらよかったんでこれは食べなきゃいけないなって≫
「前にいた横浜ベイスターズの食堂のプリンが良かったんですって」
≪はい≫
「そのメーカーのじゃないといやだったんですって」
≪そうでもないですけど≫
「アメリカでは手に入る」
≪はいんないっすねえ≫
「私ビックリしたんですけどどこで出るのかわからないだから体を暖めとかないといけないだから試合が始まった時から体を動かしてるんですって」
≪日本にいる時はロッカーでゆっくりテレビを見ながら7回ぐらいから体を動かし始めたんですけどアメリカにいる時は1回からグラウンドにいないといけないのでじっとしてると駄目なんで何回か動かしてってて言う感じですね≫
「どこにでるって決まってないんですよね」
≪試合展開にもよりますし。大体電話で知らせてくれるんですけど≫
「電話ってどこの電話で?」
≪ベンチからの電話でコーチからこのバッターからいくぞとかあるんですよ≫
「電話かけてもいいんですか。でもそういう精神力ってどういうもの」
≪ぼくははあんまし考えないほうなんでパット切り替えていくぞっていう風に≫
「みんなあなたが出て行くとワーっていうじゃないですか。本当にスーパーマンが出てきたみたいに。大魔人が出たってあの時の気持ちってどう」
≪すごいうれしいんですけどプレッシャーになるんですよね。とくにアメリカの場合ホームだとマリナーズのファンなんで逆に打たれちゃいけないっていうプレッヤーになるんですよね。でもその声援のおかげで気持ちが盛り上がってきていいピッチングができるんですけど≫
「今年のオールスターにこの方がおでになってこのときどういう気持ちだったんですか。あなたで勝利が決まる」
≪最初みんなたくさんいたのに出番で全員でて最後1人取り残されたんですよすごい寂しくてそれがすごいプレッシャーで負けちゃいけないなって≫
「小さいころはお手玉してたって本当?」
≪多分姉貴に脅かされて≫
「女の子とお手玉とかを」
≪そうですねからだあんまし丈夫じゃなかったんで≫
「背はどうだったんですか」
≪大きかったですけど熱ばっかし出してました≫
「でもお父様は牛乳の会社にお勤めだったんであまると家にもって帰ってくる」
≪期限切れのやつとか返品のやつとかを全部家に持って帰ってくるんです≫
「それで段々大きくなっていったんですかね」
≪水より牛乳飲んでましたから≫
「プリンもあまったのを」
≪そうですねそれで少し嫌いになったんですけど≫
「中学2年生の時は背が」
≪185、6あったんじゃないですかね≫
「そのころから野球を」
≪はいそうですねえ≫
「お手玉とかおままごとをしてた子が肝が座ったのはいつからですか」
≪まだ座ってないですよ。結構小心者ですよ≫
「じゃあなんであんなふうにうまく投げられるの」
≪なんとなくじゃないですかね。先のことを考えないからいいんじゃないですかねこれ打たれたらどうしようとか≫
「じゃあ楽天的なのかしら」
≪そうかもしれないですね≫
「もしあなたが出て行って負けた時はくさるの」
≪悔しいですねでも次の日はケロっとしてますね≫
「でもそうやって考えないで済むっていうのがすごいですね。これからも続けばいいですね」
≪余計なこと考え出したら終わりかなって思うんで≫
「去年のオールスターも時お母様が見にいらして」
≪そうですね飛行機乗るの怖いんですけど勇気振り出して見にきましたねお袋が≫
「お父様の写真をもって」
≪そうですね試合見ないでずっと泣いてたって言ってました≫
「うれしかったですか」
≪そうですねいい親孝行できたんで≫
「1年目は1人でいってらして今はご家族で」
≪そうですね家族でシアトルに住んでます≫
「お元気で本当にありがとうございました」