2003年2月19日
黒柳「木内みどりさんなんと言っても13歳のお嬢さんのお母さんでもいらっしゃるわけでございますけども。本当に。それとコマーシャルにもよくおいでになってそれがCM好感度ランキングというのがあってそれの第7位に。ベストテンの中に入るというのはすごいことだそうで。
木内≪でも私それ人から聞いたんですけども。ただ聞いただけなので実感がなくって何人ぐらいを調べたのかなって(笑い)
「でもやっぱりそういうお頼みになる方たちはどの人に頼もうということだからそれはランキングは完全に出ているんだと思いますよね。
≪ありがとうございます。
「それでまたね携帯電話のコマーシャルなんだけどもこれがまたすごい配役ね。
≪本当にね。
「田村正和さんがご主人。娘息子は何か好感度1位みたいなぁそんなような。娘が
≪鈴木京香さんが長女で長男が坂口ケンジさんで加藤あいさんが次女。お父さんが中村カツオさん。
「そうなんですよ。ドラマ形式になっているので私でつながっているのを見たんですけどもすごいなと思って。それであれはすごいのはすごいんですけども
≪市川準さんが監督をなさったので本当に大体の動きを決めたらいきなりとるというワンシーンワンカットというふうに。セリフも大体こういう流れですという感じであの全然その書いたセリフというのはないんです。
「なるほど。だからこの人がお父さん、この人が旦那さんで子供たちお父さんお母さんおじいさんというふうになっていてでこれは兄弟というふうになっていてそれをしっかり飲みこんでいけば「せーの」とやったときにそういうふうになる。
≪田村正和さんがあの「ナマズナマズ」ってそんなにナマズがいいんだったら貴方ナマズと結婚すればいいじゃないというようなところがあったです。そしたらそれ以上言うなというような感じで口をパッと押さえるというところは分かっていたんですけどもまあいつ抑えられるかわからないわけです。いきなりきたと思っていたくて痛くてそれが(笑)
「そう。それが本当の息だったんでしょうね。大変ご活躍なんですけどもいつもお元気で個性的な方なんですが、それからあの君の手はささやいているというあのこの局ですか。菅野美穂さんとご一緒に手話もおやりになったとかご活躍なんですが。この間家出をなさった。この家出の話なんですけどもこれは私ね主婦の方はご覧になっていたらみんな羨ましいしそんなに効果があるんだったらやってみようかなというのもあると思うんですけども本当にいわゆるつい最近なんですね。
≪暮れに。
「去年の暮れ。それはすごい最近ですよね。
≪そうです。
「このごろプチ整形とかプチ~何とかというのがちょっとありますけどもプチ家出だったんですね。
≪何も家出をしようと最初から決めていたわけじゃないんですけどもなんだかやっぱり家の中のことかたづけたりお料理をしたり洗濯をしたり
「この時は暮れでお正月はあれをしなければならないお正月のお節もやらなければならないという頭がこんなになっている状態。
≪雑事を雑事だらけやってもやってもきりがない。だれもほめてくれないし合格点もつかないし花マルもくれないし
「できて当然という。
≪そうです。それをなにか大掃除をやりつつやっているわけです。結婚している相手と娘とがやっぱり大掃除をするんですが自分の部屋から出したら
「ああ!自分たちのことをやったの。
≪まあ散々言ってやりはしたんですよ。でも入らない雑誌とかなんかが紙袋に入ってそのへんにあったり
「自分の部屋はきれいにするけどもそれを全部外に出したら廊下に出したらそのまま。
≪でこれは一体どういうことなんだと。する前から頭には来ていたんですね。脱いだ靴ぐらいそろえたらどうかとかね。本当につまらないことで。
「でも毎日のことですから。
≪たまるんですよね。ソックスはちゃんとひっくり返して出したらどうなんだ、大学を出たんでしょうみたいな感じで(笑)頭に来てたんです。
「ご主人対しても娘に対してもいろいろあった
≪もうずっとあったんです。それをお休みになって両方ともだから家族3人いるわけですよ。ひたすら朝から晩まで私顔を鏡を見たらボーボーの顔をしているの。それでもまだ掃除とか片付けがあって。
「おまけに自分たちのことだけをやったら知らん顔してゴミだけを出している。
≪そうなの。でお昼になったら「お昼は?」とこうくるわけですから、これがずっと28日29日30日大みそか・おめでとうとおトソ出すまでにたどり着けるかしらくたくたになっちゃっていて。それで何回かいったんですけども何かあまり良い返事もしなくて「うんうん」なんて生返事をしていてそれでねどうしようかなと思って頭にきたともってそれでメモに割といろんなことを書いていくんですけどもそしたらついに家出をしますと書いちゃったんですよ(笑)それでも家出をしようとなんとなく出来心ですよね。家出をしようと思ったからまあ家を出たんですけども
「荷物はどうしたの(笑)
≪何もなしですよ。汚い格好のまま。
「お財布ぐらいは
≪お財布は持っている。それでどこに行くのにでも車に乗っていくので車に乗ってどこへ行こうとあてがないですよねやっぱり。それから喫茶店に入るとかレストランに入る格好をしていないのでそういうところには入れないし映画を見ようと思って映画を見れば見たい映画がいっぱいあるし映画って2時間予告を入れて2時間半ぐらいはすぐに立つ。2本みればかなりになるかなとおもって
「かなり家出ができるな。
≪はい。だけど映画館に席までに行く間にちょっとみっとみっともなさすぎる。ちょっとひどすぎるんですよ。それでさんざん悩んではっと思い出したのがサウナなんですけどもあの私サウナとかエステとか苦手なんですよね。何かこうやって寝そべって何かをやってもらうというのがどうも性に合わない。これはサウナだなと思ってで電話をかけたら大丈夫。
「あかすりというのは違うの?
≪あかすりもそこです。それでいったらうちはいいですよと言われて行ってもうそれは夕飯時だったのでちょっとすみませんけどもとサウナに入ったりいろいろする前に何かちょっと食べられないですか?と言ったら上が焼き肉屋だから大丈夫というので。焼き肉弁当を取ってもらって食べてそれであかすり30分コースをやってサウナに入ってマッサージをやってとやったら
「気持ちよかったの?
≪最高でした。でああいうところって結局テレビがあってソファがあって毛布を掛けて何分何時間いてもだれも気にしないですね。週刊誌なんかも好きなだけあって。だからやっぱり結構みんなここにきて家出をしているんだな。
「なるほど気が晴れる。
≪それでほっといてくれるし、そうするとぼーっとして何かイライラもなくなってそれでやっぱりちょっとはきれいにしてもらえたりするわけだからそういうことか。こういうことならもっと早くから来ればよかったと思って。
「じゃあプチ家出はあかすりエステがいい。
≪そうです。
「それで全部やってもらって全部で何時間かずいぶんかかるんですか?
≪ええ、5時間ぐらいそこで。
「あらゆっくりできましたね
≪さらにこんなもんじゃ済まさないぞと思ってどこかへビジネスホテルにでも泊まろうかなと思ったんですけども自分のその格好と荷物が何もないですからお財布しかないですから。いかにも怪しげじゃないですか。
「木内さんと分かったら
≪いや分からないと思いますけども。何かでちょっとそれも迷惑だなと思ってしょうがないから帰るしかないかとおもって寝るたころかなとなるぐらいまで待っていったんですけどもそしたら
「家に帰ったら
≪はい。それぞれがそれぞれのコンピューターをいじっていつも通りなんですよ。でお帰りも言わないし何も言わないし知らんぷりして
「どうしたの?もないわけ
≪入りたくもないお風呂にもう1回入ったりして。(笑)
「でもその家出しますの紙はどうなったの?
≪それはそのまま置いてあるんですよ。それでとか思ってお風呂に入っていたら娘が「どうだった家出?」みたいな感じで。
「おおわかっていたのね向こうは。
≪お父さんはなんて言ってた?と言ったら先に主人が見つけたらしくてお母さん家出したらしいよといって。晩ご飯どうするという話になって(笑)なにかどこかで食べに行こうと言って2人で食べてきただけだたんですよ。何の効果もないなと思いながらまあなかったことにしようと思ってそしたら次の日に気が付いたら結構やるんですよ。
「2人が
≪うん。
「やっぱり話あったのかしらその間。
≪話し合いはしなかったと思うけどもその家出をするほど嫌なことは嫌だったなと。高々靴下のこととか靴をそろえたりとか。
「いつも言われていたこと思いだして。
≪でもやる側ストレスになるんだなと理解してくれたみたいでちょっとは目に見えて変わってくるようになりました。
「何かご主人がトイレの掃除をしてくださったりしたの。
≪それはそうでもないですけどもやるようになってだから時々はやっぱりね。何かそのなんていうのかなあなたも少しは家事をやってよとか言うのって何かケチくさくって嫌なような感じがしてそれぐらい昔の女の人は何も言わずにやってたんですから電気製品なんかがなくたって。だから頑張ろうと思うんですがやっぱりストレスはストレスだから時々やっぱり爆発するものはさせた方がいいと。
「なるほど。何か2人に口で煮物の作り方が何かを
≪そうなんです。暮れお正月はを私もゆっくりしたいからといってそれでまあ元日の日の朝とおめでとう今年もよろしくみたいなことをやってお節らしいものもちょこちょこと作ってやったのでそれを食べてあとはもうパジャマになってビデオを見まくっていたんです。
「ずっと借りていたのがあったのでそれを見てらしたんですって。
≪はい。そしたらお昼になって「お昼は~?」みたいな感じで食べたいんだったら食べたらというような感じで(笑)そうしたら何かお雑煮は作るし2人でやっているわけです。
「ずいぶん改善されましたね。
≪はい。だからお正月はほとんどパジャマで(笑)ビデオを見まくっていました
「ずいぶん楽だったでしょ。
≪はい
「やっぱりあの相手がね2人が分かってくれたからよかったですけどもやっぱり主婦の人たちの気持ちとしてはとってもよくわかるのですよね。そんなにいいたくはないんだけどもちょっとぐらいは察してやってくれたらどうなの。その察しがないのでさっするぐらいのことはしてもらった方がねっていいんじゃないかなと私もね、独身だけどそう思います。まあそれは成功でしたね。
≪ですね。たまにでも2回目はダメです。
「2回まで。
≪どうせサウナなのかと思われる。
「また行くぞという感じで。でもまあそうやってみんなで助け合わないと家の中だから。家の中で全部お母さんに行っちゃうのはそれはお父さんも確かに外で仕事は大変ですけども。ご主人は大変な実業家でいらっしゃるんですけども大変だとは思うけどもやはり家のこともみんなでやるのが当然じゃありません。ましてや娘はねそうやってお嫁に行くときのためにも勉強しておくのもいいかもしれませんものね。わかってございます。それでお母様がなくなったということがまあひとつあなたの大きな心のこうなんていうかしら哀しいミの中にあったと思うんですけども。とても素晴らしいお母様で何かお母様の面白いお話しがうかがってユニークなお母様のお話し。ちょっとお母様のお話しを。
≪
黒柳「まぁもう6年になるのお母様がお亡くなりになって。それでも辛いと思うんですけどもお母様はマツというお名前でいらっしゃったということで。去年の大河ドラマ利家とまつだったので何とおっしゃるかなと思ったんですけども。お母様は面白いお母様だということは前にもこれはあの雨が降ったときにスーパーから帰ってらっしゃるときにどうしたんでしたっけ
木内≪何かセットしてすぐだったのでそのを濡れてセットが取れてしまうのが嫌なので誰もいないからと思ってスーパーの紙袋をかぶって目のところだけ穴を開けて自転車に乗っていたらしいんですよ。それだったらそのまま通せばいいのに向こうから来た知り合いの人に悪いと思って「今日は」と行ったら向こうの人がびっくりしますよね。(笑)
「こっちは見えているからねフクロの中から。
≪そういうとんちんかんな人でしたけども。
「それでお片付けや何かが上手じゃなかった
≪全然。あそれでだからってへとお父さんが亡くなったぐらいから私も子供も5人なんですけども子供を育てたしお父さんもなくなって後は残り時間は自分のために行きたいからといって片付けは嫌だと言い出して苦手なんですよ。それでゴミマツと自らなのりましてね表札にね瓢箪亭ゴミマツなんって書いちゃったりして。ひょうたんをぶら下げて。
「面白いお母様ね。
≪本当に足の踏み場もない状態にして。
「お茶を飲むということになったら(笑)どうしてその中から出てくるか分からないけども座布団の下からティーバックがでてきて
≪そうなんです無茶苦茶で。でもまあ好きなようにすればいいかな。絵をかいたり本を読んだりが好きなのでそういうふうにして暮らしていたんですけどもまあでもをなくなると、まあ生きているときからいつかは別れが来るとは頭ではわかっていますけどもなくなると本当にうろたえちゃって
「まあね。私も母がいるのでご老齢にもなっていると思っていましたら今思ってらっしゃる1,000倍も辛いわよっていなくなったらとおっしゃったのでそういうものかなと思ったけどもお母様は素晴らしいお母様で私そういうお母様のお亡くなり方のところがねすごいなと思ったんだけども。とにかくお母様が急に病気になって
≪いや病気というほどでもなかったですけども入院して胃のしたのところの房みたいなところから内出血が止まらなかったんですよ。今の医学では止めるお薬もないということで若い方だったら開けてそこを切り取ってそれでいいんですけども。どうするかという話になったときにその管だらけになるのは自分は嫌だから嫌だとその手術を。前からそういうような自分の老後というのかその晩年亡くなり方を聞いていたのであの兄弟とも相談して本人も嫌と言っているのだからやめようということでやめていろんなお薬を試したんですけどもだめで、で入院して11日目に亡くなったんですけども
「そんなにちょっとで。そのときちょっと亡くなる前あなたがお母様に何かをおっしゃったんですって耳もとで
≪ええ、あのなくなる3日ぐらい前に何かも日本語になっていないようなことを言うんですよ。単語になっていないんですよ。ずっと言っているんですけども何だか全然意味がわからなくて。でベットに寝ている母を見ながらなんとなく出てきたんですけども産んでくれてありがとうねと
「産んでくれてありがとうってあなたがおっしゃったの。
≪ええ、そうしたらしゃべっていたのがふっと止まってくるとみて「おまえいま何て言ったの?」というんですよ。私ぞっとしちゃって
「今までおっしゃっていたこととあまりにも違うので
≪でいやあの産んでくれてありがとうと言ったんだけど思って素直にいったらそうしたらじゃあお前乾杯しようよと言うんですよ。で何この人と思ってだって乾杯といったってないじゃないといったら病院の先のプラスチックのやつがあるじゃないというので。で言うとおりにして私がその病院のプラスチックのコップに冷めたお茶をいれて母にはスイノミを渡して
「お母様はスイノミで
≪2人で目を合わせてじゃあね親子でよかったね乾杯。
「乾杯として。
≪それでまあそれ以上喋る気にもならなかったので何か疲れたのかなんだかまたもじゃもじゃという状態になりましたけども。何となくどうしてあんな時間をもらえたんだろうかなと。
「素晴らしいと思うんですよねお母様もすごくおわかりになって。でも乾杯しようというお母様すばらしいですよね。
≪ああ産んでくれてありがとうというのの後にね「私はあなたを誇りに思うわ」と私が言ったんですよ。生きているときって普段は元気だったときはゴミマツとか2ケタの足し算ができないんだからとかホントにばかにするようなこといっぱいいってたんですよね。19+18を言ってごらんといじめたりしてたんですよ。それで何というのかな子育てはあれかもしれないけども仕事なんか1回もしたことないんだし、世の中のことを知らないしとか言って、子供ってそういうところはありますよね親をばかにするみたいな。だけどやっぱりなんか産んでくれてありがとうと、あなたの娘であることを誇りに思うわというようなこと言ったんですよ。何でそんなこと言ったのか分からない。
「でもねそういうことをいわせる力が働くんだと思いますよ。そういうときにねお母様を見てらしてね。でもよかったですよね。そういう時間が持てたということ。それから2日後に亡くなった。
≪はい。
「2日後というかはすぐだったわけですよね。
≪だから人が死んでゆく最後の数日、最後の瞬間まで見せてもらえたので息を引き取るって本当だなってハーって最後は引き取って息はかないから終わった。息を引き取るんですね。
「なるほどね。昔の言葉ってちゃんとしてるんですねやっぱり息を引き取るといいますものね。
≪
黒柳「さてこれもご経験のある方もいらっしゃるかもしれないんですけども木内みどりさんはそうやってお母様、最愛といってもいいお母様をなくしになってちょっとしてから体中が痛くなってきた。
木内≪まず最初小指だったんですね。右手の小指のこの先のこのぐらいがいつも痛いんですね。他は痛くはないのにここだけは痛い。それから両足のかかとが痛い。それで右の頭のここのところ2センチぐらい奥が痛いんですよ。それで病院で全部検査をしてもらってどこも何ともない。それで頭はやっぱり気になるので輪切り(CTスキャン)にするありますよね、あれでも診てもらって何ともないというんですけども。でも痛いんですよ先生といっても何でもないと言われて。しょうがないですよねどうしようもなくて出そうしたらある時主人が木村信介さんという弁護士さんテレビにもお出になる方なんですけども何かお食事をご一緒したようで。その木村シンスケさんが仮面性うつ病というのになったというのを聞いてあなたはそれだよと言うんですよ。
「仮面性うつ病。
≪何それって。亀!とか言ってそんな病名いやとか言ってたんですよ。
「うつ病なんでなるわけないし。
≪それでインターネットですぐに調べたんですよ。仮面性うつ病と入れるといろいろとそういう人達の集まりのサイトがあったりいろんなのがあるのでそれを読んでいったらやっぱり該当するんですよね。というのは特定のところが痛いんだけども調べると医学的にはどういうこともないと。
「でも自分は痛いのね
≪ええ、でそのうつ病が自分は軽いうつ病なんだけどもうつ病だって人は認めたくないからうつ病が仮面を取って現れる。あちこち痛いと変な現れ方をしているのが仮面性うつ病っていうんですって。でそのころに椅子が怖いという
「夏樹シズ子さんの
≪あの本も読みまして。すごいですよねあの方の症状。
「そう。全然ストレスなんかたまっているはずがないと。ねえ推理小説家で大変な売れっ子でいらっしゃるんですけども。ちゃんと書く時間も決まっているし何も困ることはないご主人もいらっしゃってお嬢さんもいらっしゃってそんなことはあり得ないと。だけど体中が痛くていすに座れなくなっておしまいになってあの方はしまいには寝ることもできないぐらい痛くなってでもそれが気持ちからきているとは絶対に信じられないじゃありませんか。でだんだん少しずつ分かってくるんですけども。
≪自分の気持ちなんて自分でコントロールして生きていると自信を持って生きてますよね。ところがそうじゃないということが分かって仮面性うつ病というものがまず自分が認めるのがいやですよねうつ病だと。だけどいたいわけですし直らないし、それで紹介していただいた新宿1丁目クリニックというところにある日決意していったんですよ。
「心療内科なんですかそこは?
≪ええ、そういうところに行くの際ちょっとイヤ。
「ちょっとね。第一自分でも何というのかしら精神からきているはずがないと自分はこんなに元気なんだしそんなに何も思い患うこともないんだし。
≪でも思い切っていきました。そしたらあの大体の事をお話ししたらその先生が今1番気掛かりなことは何ですか?とか悲しかったことで1番大きなことは何ですか?とか穏やかにやさしくきいてくださるんですよ。そうするとふっとやっぱり母が死んだことですねとかいいながら泣いちゃったりするわけですよ。
「わかります
≪それで1番気掛かりなことはといわれて、私は高齢で子供を生んでいるために普通の親子よりも早く別れが来るとどこかで思い込んでいる部分があってすごく突然厳しくなっちゃったに突然甘くなっちゃったりいい親じゃないんですけども。そういうことも恐れがあるんですよ。そんなこと話していたらやっぱり初めて会った方なのに先生の前でボロボロと泣いちゃったりしてやっぱりうつ病かしらという気持ちにもなったりしたんですね。そういうセラピーというかそういう時間がすんだら、先生があなた生活のなかで一緒に暮らしている人やお仕事関係の人の中であなたが仮面性うつ病という病名をつけた方よければあなたは立派な仮面性うつ病です。でもそのつけなくても全然生活にも何も関係ないのであればあなたは全然仮面性うつ病じゃありませんと言ってくださったんですよ。そうしたらすごく気が楽になりましてで帰りに抗うつ剤を出しますかとおっしゃって弱いのかなありますからとおっしゃったんですけどもなんとなくまた痛くなってこの先生のお話しを聞いたら楽になったのでまた痛くなったら先生にお話しをすればいいという気になったのでお薬はいりませんと言って帰ったんですよ。でそうしたらいつの間にか忘れちゃってどこも痛くなくなった。
「その小指の痛いのも首の痛いのも全部かかとも。
≪であるときにあなたどうしたのといわれて「ああ痛くないわ!痛くない」という感じで何をのお薬も関係なくすっかりよくなっちゃった。
「よかったですねそういうこと。
≪うん
黒柳「ただみんなその心の中の何かがそういういたいという肉体的な形になって表れているとは思わないからだから主婦の方でも前にここにきてくださった方なんですけどもやっぱり主婦の方で絵を朝めまいがするとかどこがなんだとかでたくさんいっぱい悪いところがでてきて病院で診てもらうと何でもないと言われるのね。更年期でもなんでもないんだけども自分では具合いが悪いの自分ではものすごくだれも分かってくれない。そうしたらその方のおっしゃるのにはアキス症候群というのがあるんですって。自分は夫のため子供のためにご飯を作って一生懸命働いてきたのに夫は夫で子供は大きくなって好きにする。自分は何のためにやってきたのにと思ってもういやになって自分のために作るのも嫌になってそれでなんだかうじゃうじゃと過ごしているうちにだんだんひどくなってくる。それはアキス症候群と言ってやっぱり心がエンプティになるというねそういうものなので病気じゃないんだけどもやっぱり病気といえば病気なのでねやはり心の問題なんですって。でもみんなそういうこと抱えて生きているんだからやっぱり早く診てもらった方がいいかもしれませんよね。
木内≪そうですね。
「オススメになるそれは。
≪そうですね。だからうつ病軽いうつ病だと言われても何かみんなそうなんだと思えばやっぱりうつ病だとかいろんなことに対して偏見がありすぎるから。
「そうですね。アメリカ人はもう当然のように心療内科の先生を決めている主治医がいるぐらいですからね。やっぱりでもよかったですよねどこも痛くなくなって。
≪お陰様で。
「自分で理解しただけで。
≪うん
「スゴイです。いろいろ面白いお話しをありがとうございました。