2001年10月5日
黒柳『これジャニーさんがつけるの』
岡田「そうですね。V6の時は1番びっくりしまいたね。YOU達今日からV6でって言われて」
『YOU達って。なんだかんだ言っても外国人。アメリでお生まれになった方だから。あちらの国籍をもってるのかしらね。』
「V6ってなんだろうなって」
『ですけどこの”V”にはいろんな意味があるんですってね』
「そのバーサス・戦いとか、ビクトリー」
『たくさんあるんですよね”V”で始まる言葉って。そういうことでV6ということで今年台湾で行われたのも大変評価されたんですけどまあ台湾では何千人のお客様でしたっけ』
「ええっと4千人です」
『いきなり立っているんですってみんな。それでみんな跳ねるんで舞台に水をまいたんですって』
「ギュウギュウになって動くとそっちにつられて波ができるんですね。でずっと立ちなんで前日から並んでくれた子も」
『そう。』
「酸欠になって倒れる子もいたんで水をまいて」
『それで酸素をとってもらう。何回もまいたんですってね。すぐに乾いちゃう』
「すぐに乾きます」
『2月っていったら寒いですよねまだ』
「そうですね」
『ダンス踊ったりするときに滑ったりしないの』
「いや客席に」
『え、客席にまいてるの』
「スタッフの皆さんが危ないので水をかけてる。スタッフより僕達がかけた方が嫌がられないので」
『あっそう。客席のほうに。ほこりも立つしね。岡田さんは踊りが上手。上手と言われていて岡田さんなりの踊りがある』
「そうっすねデビューして2年目ぐらいから自分の好きな形がありまして」
『いきなり踊れと言われても。あなたは元々ラグビー少年』
「そうです」
『ねえ。ラグビーをやってるときはジャニーズのなんとかと言われても』
「あまりその興味はなかったですね」
『女の子たちがジャニーズ、ジャニーズと言ってると大阪弁でなんていうの”なんでやねん”』
「”なんやそれ”っていって」
『あらこの写真可愛いわね。今と違ってふっくらしてるの』
「これはやせてた時期だったんですけど。もうすこしふっくらしてました」
『この頃はラグビーをやってたの。可愛い少年だわね絵に描いたような』
「いやいや」
『これ何年ぐらい前』
「これは5,6年・・・いや7年ぐらい前ですか」
『それであなた流の踊りがありましてこれはあれでしょ台湾で撮ったものをお見せするんですけどこれは北京語』
「そうですね」
『大変でしょ』
「そうですね事務所の方が勉強しろって呼んでくれて。みんなで勉強して」
『大変ですよね踊ったり歌ったりする他に北京語を勉強して。ではこの方が踊ってらっしゃる所を中心に御覧下さい』
~ビデオ再生~
『あなたのダンスは岡ダンスって言われていてどれぐらい踊るの?』
「3,4分ずっと踊ってます」
『3,4分踊るって大変でしょ?』
「そうですね決めるところがあるんですけど他はフリーで踊って」
『ハアハアしちゃうでしょ』
「ハアハアしますね踊ると」
『まああなたはラグビーをやっていてその関西弁で言うとなんでしたっしっけもう1回言って』
「”なんやそれ”」
『”なんやそれ”って言ってた方がこれだけ踊るのって大変だったと思いますけど。普通ジャニーズ事務所に入って勉強する方ってお姉ちゃんとか妹とかが多かったんですけどあなたの家は』
「お姉ちゃんとお母さんが履歴書を送って」
「ああ、お姉ちゃんが入ってたの」
『突然お母様が』
「第一次試験に受かったから写真面接に受かったから第二次面接に行けって。」
『お母様がその関西弁でなんておっしゃたの』
「僕はイヤだって言ったんですけど”落ちるのが怖いんか”って”そんなことないわ”って言って行く事になったんですけど」
『なるほどね大阪でオーデションがあったんですか。』
「そうですね」
『それで合格してちょっと東京にちょっと行く事になったんですか』
「そうですねその夏休みにジャニーさんが取材があるからって来なって言われて夏に行ったら11月にV6に」
『ええそんなに早く。でもどう思いました11月からV6って言われて』
「いや意味がわからなかったですね」
『取材があるっていってもすぐに帰ってくるって』
「そうですね。服も持っていかず日帰りする予定だったのでカバン一つで来て次の日もいなって言われてそのまま11月にV6としてデビューしたんですけど」
『そこで勉強している人を見てどうだったんですか』
「そうですね最初”なんやそれ”って言ってたんですが入ってレッスンを受けるとそういうんじゃないんだなとなんかチャラチャラしている感じがあるじゃないですか入ってみるとみんな真剣で初めて味会う空気だったんですけど」
『ラグビーと同じかそれ以上の厳しさ』
「そうですねえ遊びじゃない厳しさってあるじゃないですかラグビーは部活としてやってるのをみんなは仕事としてやってるできなきゃやめるっていうのがあるじゃないですか」
『そしてこのままV6でやっていこうと。お母様には報告なさいました』
「いや意外とあっさりとしていて”あっそう”で終わったんですけど。当時はもうちょっといるからってで終わったんですけど」
『ああそういろいろあると思うじゃない”受かってよかった”とか”もう少し相談して”とか。あっさり』
「まったくなかったんです。びっくりするぐらい」
『お母さん面白い方ね。コマーシャル挟んでお母様のことを伺います』
『お姉ちゃんとお母ちゃんの応募がきっかけで天才たけしの元気が出るテレビのジャニーズ予備軍を作ろうというのがあったそうなんですけどお母さんが”落ちるんが怖いやろって”言わなかったら』
「行かなかったですね。はっぱをかけられるような”落ちるんが怖いんやろだっさいわ”って」
『そうするとあなたの姿をお母様が御覧になることがある』
「毎回コンサートがあって黙って見に来るんですよ最近は言うようになりました。前は”行くかそんなもの”って言ってたんですけど隠れて見に来ていて」
『ちゃんと感想とかおっしゃるの』
「メンバーの坂本くんという人が好きで僕のことは全然。坂本君の団扇を持って。」
『坂本君の団扇を持ってるの。ふううんお母様はあなたをどういうふうに育てようと思ってたの』
「そうですね結構突き放して。僕小学生低学年の頃はお母さん子で」
『甘えんぼだったの』
「それが逆に駄目だなっということでほったらかして自分のことは自分でしろっていう感じで」
『突き放すような感じ』
「そうでうすね。勉強しろとも言わないかんじで自分に返ってくるよって」
『おお怖いじゃないそういうのが逆に』
「そうですねそういうだけであまりかまってもらってないっていう感じで」
『今になってみるとそれがどういう意味だったかていうのが分かるの』
「そうですね今になってみればそういうのが愛情だったって。14歳の僕を東京に出したのが信じられないって今言いますね。この子をどうやって育てていくかっていう定義があったからできたけど今じゃ考えられないって話ます」
『まあジャニーズ事務所は有名にしても。お母様は東京にどうしてるかって見に来たりしたんですか』
「5年間ぐらいはなにもなかったですね。今年ぐらいから何かと理由を付けて来たりとか。お姉ちゃんを連れて来たりとか」
『お母さんが来てくれなくて淋しくなかった。もう帰ろうかなって思ったりしなかった』
「結構ほっとかれて育ったんでそういうのはなかったですね。お母さんは仕事をしていたのでご飯も一緒に食べれないような家庭だったんですよ。会話もなく」
『忙しかったの』
「忙しかったんで」
『でもお母さんの愛情って感じてました』
「後になってですね。やっぱり。離れて気付く事がある」
『そのときは一緒に居たいって』
「いや逆ですね。別にいいやって」
『始めは甘えん坊だったんですけどお母さんが突き放したらもういいやって』
「そうですねその生活が長かったんで」
『あなたのお年でですねハスの花がお好きでですね下はドロドロしているのに上は綺麗な花を咲かせるのが好きっていうんですから。あなたの顔から想像できませんよね。そういうとこ上手に大人っぽく育ててくださったていうことかもしれませんよね』
「そうですね」
『入るやいなやデビューとなったんですけど同じV6の中にもずっと勉強してた方もいらしたんですって』
「ええジュニア期間で13,4年やっている人も」
『そんなにやっている人も』
「年も僕と1番離れている人で10歳離れている人がいるんですよ。」
『そうするとあなたはV6としてデビューしながらその中でダンスのレッスンをしたって聞くけど』
「同じ動きをしても形が決まらないっていうのがあたんですけど」
『それが今では岡ダンスっていうとこまでいきましたよね。それでドラマにもお出になることも決まって今度あれなんでしょ渡哲也さんとご一緒に』
「はい明日明後日と”叛乱のボヤード”で一緒に」
『今の若者がどう生きるかっていうのを』
「はい」
『とっても渡さんって素敵だったんですって』
「はい目が素敵で吸い込まされるような感じで、最初に会ったとき”岡田さん”って”さん”付けで言ってくれて、イメージ的には大門さんのイメージが強くて男の中の男っていう方だと思ってたんですけどニュアンスの違いなんですけど大人の中の大人って言う感じで懐の広い人で」
『でも岡田さんて言わないかもしれないわね』
「渡さんぐらいの方に岡田くんならあるんですけど岡田さんてずっと目を見て言ってくださって握手を求めてきてくださって」
『2人だけのシーンってずいぶんあったんですってね』
「そうですね2人だけのシーンでいつもコーヒーを飲ませていただいて。渡さん特製コーヒーで撮影中ずっと飲ませていただいて」
『そうなんです今日のコーヒーは渡さんが手配してくださってわかったの』
「わかりました」
『あなたは夢にも思わなかったと思いますけどこれは渡さんからの手紙です』
「読んでいいですか」
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コーヒーをおいしく飲んでいただけましたか。
このコーヒーを飲みながら共に過ごした40日間の現場、同じ空気を味わいましたね。
緊張感と覇気がただよった現場岡田君の全身で役になりきる努力と自然な演技は俳優と
して無限の可能性を秘め、その輝きの灯は語らづして語りかける心の深さが感じられます。
岡田君と芝居を通じて年齢を超えて気持ちが触れ合えたことを実感してます。
また一緒に仕事が出来ることを楽しみにしています。
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『よくあなたこんな大人の手紙をスラスラ読めますねえ。うれしい』
「はい、うれしいです」
『それであれなんですってねえあなたが初日にセリフを全部覚えて行ったんで渡さんはがんばらなきゃいけないぞってお思いになったんですって』
「という渡さんも覚えてらしたんですけどねえ。あの結構その全部自分の気持ちを固めていかないと出来ない人なんで初めかから」
『このコーヒーなんですけど渡さんに付いてらっしゃる方がいらっしゃっていれて下さったんですね』
「そうですね」
『わかりました』
「わかりました。いつもずっと飲んでたコーヒーで忘れられなくて渡さんと2人でコーヒー飲むかって言われて”ハイ”って言って」
『渡さんってバスを持ってらしてそこでどんな話をしてたの』
「あの語るって言うほどじゃないんですけど2人でずっとコーヒーを飲んでて」
『でもこれからもあなたお元気で』